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「」
誰かの「」になれたら。
活動の目標としてそう掲げていた彼女は
確かに自分の「」になってくれたと思います
ただそれだけに自分の「」だった人がいなくなると
また一つ、自分の「」は空に──
今でも油断してると嘘だと思いたくなるようなお知らせでした。2022年11月17日14:01、私の推しであった芦澤サキさんが所属事務所との契約に違反があったとのことでこの日をもって契約解除となった旨の文章が事務所公式のTwitterに公開されました。
芦澤サキ 契約解除のお知らせ pic.twitter.com/E0pmJAUONd
— RIOT MUSIC (@RIOTMUSIC_info) November 17, 2022
──唐突すぎて何がなんだか。文章の意味は分かるのに意味が分からない。というかもちろん活動も止まってしまう、ならもっと応援してくるべきだった。しばらく見れなかった間に何が──もう思考がぐちゃぐちゃです。
そんな思考のまとまりが無さ過ぎる自分ですがこうして書いていけば少しは思ってることなどが言語化できるかなと思い書いてます。
まず、サキさん(公式の文書中ではA氏)が違反してしまった契約内容は「事務所の許可なく別名義でVTuberとしての活動をしていた」ということです。(詳しくは上のリンクの文章に書いてありますのでそちらをご参照ください。)
他にも最近のサキさんの言動について言及されており、それを読んだ時は自分の知ってたサキさんだったらそんなことはしないんじゃないかと思った内容が綴られており驚愕でした…ただ、公式の文書からは具体的な発言や程度が分かるものではなく、自分は配信に行って全て確認できているわけではないので自分がこの文章を書いてる現在もどこか半信半疑な気分です。
そして何故そんなことをサキさんがしてしまうまでに至ったのか、自分にはあまり思いつくものがありません。もしかしたら特に最近サキさんをよく追いかけて来た人なら分かるものかもしれないし、あるいはサキさんしか知らない何かがあるのかもしれません。ただ、最初の頃からサキさんを応援してきた身としては本当に不思議です。
サキさんは所属事務所のアーティストやスタッフを含めて皆を大切に思っていたし、皆もサキさんのためならと集まってくれるほどの信頼関係があったと思います。これは自分の独りよがりな思い込みだったのかもしれませんが当時の自分は本当にそう感じれました。
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だから今回の他のアーティストや事務所への批判等の攻撃的なものが一時的な大きな負の感情によるものであったよりも、今までが仮初めの関係であったがために生じたものであった場合の方が本当に悲しいし、本当に恐ろしいです。──半信半疑が祟ってこんな悪い考えも頭を過ぎってしまいます。
ともあれそういった事実も活動終了とともに告げられてしまったためにこれ以上の真相はもうわからなくなってしまうし、一気に話が進んでしまったために思考と感情が置いていかれてます…。ぽっかりと大穴が空いたような気分です。
そして、サキさんの活動が終わることを形而上受け止めた次には「あるはずだと思っていた未来」のことが浮かんできます。
「まだ自分はRIOTMUSIC全体のライブもサキさんのソロライブもまだ現地で見れていないから経済的な自立も果たしたらいつか必ず現地でライブが見たい!」
「サキさん自体のもそうだし複数人でのオリ曲も今後出るだろうからとても楽しみ」
「最近は毎日配信もしたりサブチャンもできたりと配信に力を入れてるらしいから自分のやることが落ち着いたらなるべく配信に行けるようにしたいしスパチャなんかも投げてみたいな〜」
「少しだけでもイラストの勉強もしたりして拙いながらもファンアートを以前より上手くなって投稿したいな…」
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──などなど、一年目、二年目、そして三年目以降も続いていくであろうと思っていたサキさんの未来でサキさんならやってくれるだろうと期待していたこと、自分がこれはやっておきたいなと考えていたことを挙げていくとキリがありません。ただ、それらはもう実現することはありません。こんなことを考えていると
「推しは推せる時に推せ」
という言葉の重みをひしひしと感じます。
今までに散々身をもってこの言葉の重さ感じてきました。ただ、今回もどうしても心残りのあるままでの別れになってしまい、前回の反省を活かせてなかったという悔しさも込み上げてきます…
さて、ここでもう一つこれからについて考えなければいけないことがあります。それは最初に触れたサキさんが行っていた別名義での活動についてです。
自分は今まで似たような経験は幾度かしてきましたが(無論慣れないです…)今回みたいなケースは似て非なるものであって、自分は初めて直面するものだと思っています。だからまた新たに応援していくのか、ここで綺麗に別れていくのか、少し悩んています。
もちろんここできっぱり別れてしまうのはとても寂しいし自分もしたくないです。ただ、このまま新たに応援していくことは本当に良いのだろうかとも思ってしまいます。ここから彼女を応援していけば今までとこれからの彼女を肯定していくことになり、例え今回で道を踏み外してしまっていた場合は彼女の間違いをも肯定してしまいかねないなと思えます。いくら推しとはいえ間違いを間違いのままに肯定しきることはしたくないのでどこまで彼女を信じてよいのか、という所かなと思います。
事務所と彼女のどちらをどこまで信じれるか、ですが事務所の方はやっぱり今までのことも踏まえるとどうしても何だか思う所があってしまうのが本音です。正直今は当事者同士の話し合いが終わるまでは分かりませんからこれから応援していくこともしていかないことも、どちらもありえそうです。どちらかに決まった時、その時はちゃんと納得できるように今からしっかり考えておきたいと思います。
──と、こんな風に複雑に考えて正解が出る問いなのかもわかりません。もっとシンプルで答えは明白だという人もいると思います。でも自分は応援していくならばちゃんと納得して心の底から応援したいからこそ割り切るためにあれこれと考えてしまいます。形はどうあれ自分も彼女の幸せを願っています。
思いがけない形で彼女は終わりを迎えてしまいました
ただ、彼女が、サキさんが、
自分も含め色んな人の「支え」になって、
「希望」になって、皆の人生に「色」を添えて、
かけがえのない「推し」、「大切な人」だった
その事実はいつまでも皆の記憶に残るものだと思います
これからのことは分からなくても
これまでのことは確かです
だからそんなサキさんは今でも大好きだし
本当に感謝しかないです
これからは新しい自分を生きていくことになりますが
サキさんなら生き抜く強さを持ってると思います
いつか人生を最高のステージへ上げられるように
あなたらしく咲き誇ってください
──サキさんのくれた思い出は
どれも宝物です
サキさん、
本当にありがとうございました
いつか、どこかでまた
あなたに逢いたいです
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