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名前も知らない感情に打たれた心臓

 4/21~5/23にて開催されたAliA 全国8ヶ所ツアー"AliAliVe2024-emotion-"
 ツアー自体は前回のツアー-animation-も参加したことがあるのですが、今回のツアーでは初めて複数箇所でのライブを観ることができたのがとっても嬉しいです。(しかもツアーの初日と千秋楽も観れました!)ツアーを通して進化しつづけてきたAliAliVe、最強に最高です。





1.animation


 まずは初手から「animation」!いきなり強曲すぎる〜!
 AliAが先陣切ってファンの皆を導いてくれるような強さを感じるこの曲は今回のツアーでもトップバッターとして遺憾なくその強さで暴れ、会場のボルテージを一気に最高潮へと高めてくれました。
 前回のツアータイトル曲から始まるのってこれまでと地続きである上で進化し変わっていくというメッセージがこめられそうでアツいな~と個人的に思いました。流石にオタク特有の読みすぎかもしれませんが。
 最初っから飛べる曲が来て場が温まるどころかすでに激アツ!この時点で最高のライブが約束されましたね。(始まる前から約束されてるといえばそれはそうだけども)



2.あいことば


 2曲目は「あいことば」。煌めいてるのに仄暗い、光と影の具合が照明の演出にも出てくるのが好きです。(この曲に限らず今回は照明のおかげで解釈が捗る)今回のライブでは音源よりも少し光成分が多めな演奏になっているな~と感じました。良すぎる。
 最後の『ゼロからイチにしよう』のワンフレーズのときにAYAMEさんが見せた笑顔が眩しすぎてずっと眼に焼き付いてます。めちゃめちゃ楽しそうなときの笑顔もこちらに微笑みかけてくれるときの笑顔も、どちらも素適でどちらも好きすぎる~~…!!


3.ココロノナカ


 この曲本当に好きすぎる…「僕以外のすべてが」のところで入る心の歪みをそのまま音に反映させたようなギターとラスサビ前の間奏の激しい雨音みたいなドラムが好きすぎるし、どちらもライブの大音量で聴けるのがあまりにも良いので今回もセトリ入りしていて嬉しかったです。
 そして最後「涙もおそろいアクセサリー」で終わるときの少し哀を湛えた笑顔が良すぎて語彙とか吹っ飛びましたね。AYAMEさん、歌声での表現力はもちろんレベチですが表情や動きでの所謂"演技"みたいな要素要素での表現も巧すぎてちょっとやばい。
 今回のライブは照明や立ち位置などの工夫でステージ上のパフォーマーがより一層映えてた気がするし(配置や点灯のさせ方で視線誘導の役割も果たしていそう)まさに鬼に金棒、AliAにステージって感じですね。


4.AliVe


 AliVe!!!もう本当に最高すぎて……
 AliVeのとき背後からの照明でやめさんの顔に影が落ちて表情が見えなくなり無貌のようになるのめちゃ好きですね。アニメや漫画などでも用いられることのある表情を見せないという表現(悲愴感のあるシーンとかで見るやつ)を現実の舞台で演出しようと思うとこんな感じなんだな~とか思って……いられる暇もないくらいに圧倒されてたのが本当のところでしたね…セリフが入るところからラスサビの入りまでが特にエモすぎて鳥肌立ちました。さっきまであんなに暑かったのに。
 あとラストの「あなたの温もりは形も残らずに」でAYAMEさんがTKTさんと目を合わせながら歌うとこも好き。全部好きなのでAliVeの全てを愛してます。(?)


interiude1


 ここのインストパートはサウンドの感じやピアノのソロの入り方などがアンテのボス戦っぽい(「Battle Against A True Hero」、「Power Of "NEO"」、「SAVE The World」あたりみたいな)雰囲気を感じてめっちゃ好きです。
 ハイブリットロックバンドならではのサウンドが楽しめるインストで本当に良すぎます。



5.僕が僕であるために


 前曲の「AliVe」からの僕僕なのでテンションの乱高下が凄まじい。今に始まったことではないけど!
 この曲は前回のFCライブのセトリに入っていたのであんまりライブで聴けないのかも…と思っていたところに来たのでびっくりでした。めちゃめちゃかっこいい上にこのくらいのテンポで合いの手を入れられるのが楽しすぎる。てか今回はなかったけど僕僕が来たってことはワンチャン次回のツアーでは「リフレインメーデー」も…?!と勝手に期待してます。(本当に来たら嬉しすぎて一旦やばいかも)
 「心から僕を愛せるように」、「僕が僕であるために」、この2フレーズに『「僕が僕であ」ってはじめて「心から僕を愛せるように」なる』…みたいなつながりがあったらエモいよな~いいよな~という。


6.NewGame


 「NewGame」!!蠱惑的な雰囲気を醸し出している箇所がいくつかあったり無敵のGM感溢れる歌詞と曲調で強い。
 「そう君は既に虜」←それはそうすぎる。とうの昔から首ったけでございますけどもね。はい。(でもいうて昔って言っても数年前だけど…)あとここでAYAMEさんが指クルクルするとこあまりにも良すぎる。
 この曲はAliA屈指最短最高密度の曲だから音源で聴いてるときでも一瞬で終わったように感じるけどライブでやると楽しすぎてより瞬で終わった感じがします。最高が風になって会場を駆け抜けていった感じ。
 


7.秒速340メートル


 石川で演奏された時はまだ音源がリリースされてなかった頃でこの曲を聴くのがツアー-animation-以来だったので久々にキターー!!と内心テンション上がりました。ただ演奏中はじっと聴き入ってあまりの良さにゾクゾクしてました。
 『秒速340メートル 君に届くまで』で暗い静寂の中にAYAMEさんの歌声だけになってから音が爆発するサビが何度聴いても大好きなんですが、ライブだと100割増しで音が良いし照明も音に連動して輝きを爆発させたりとラスサビがとにかく最高すぎます。
 それと2サビ前の『そんなわけないよな』のフレーズと最後の『「後悔しちゃダメなんだ」』のフレーズが同じ赤色照明になっていたおかげでもしや2つのフレーズはこの曲に影を落としているものの根本であるもの、自分が思うに「自己の否定と後悔」といった想いから湧き出てくる言葉だったんじゃないかと思えました。照明のおかげで解釈が捗る恩恵がここにも。(そう考えるとアウトロとフェイクの時には眩いような照明になってたのは"自分という重い陰を抱えたままでも前を向く強さ"みたいなものが込められてたのかもしれませんね)


8.僕らの唄


 感情のジェットコースター。(n回目)「ユートピア」や「インストップデート」みたいな底抜けの明るさというよりは、優しく照らし出して確かな温もりをくれるような穏やかさも含んだ明るさを持っていてどの層の人にも好かれること間違いなしな曲って感じがします。
 最後の方で会場の皆で「ララララ~ラ~ララ~♪」をたっくさん歌えるの楽しすぎる~~~。最近のAliAの新曲はシンガロングやコーレスできるものが多いところに皆でライブを創り上げるというコンセプトが見えるようでいいな~って思います。おかげでライブがとっても楽しい!
 曲の終わりは「ずっとずっとずっとここにいたいよ」のワンフレーズとAYAMEさんの満点の笑顔で締められます。この笑顔が素敵すぎるのなんの…本当に最高すぎ…


interlude2


 2回目のインストパートはドラムンベースから始まるいかにもロックサウンドといったような感じでめちゃめちゃかっこよかったです。やはり重低音が至高か…。
 「どうしても曲中はボーカルメインな感じになるところがあるから楽器隊の見せ場みたいなものも作りたい」とのことで設けられてる側面もあるインストパートだとERENさんは言ってました。だから普段の曲と遜色ないほどの気合いが入ったクオリティでお送りされてるんだと納得したし(元々AliAはすべてに全力投球の素晴らしすぎるバンドではありますが)そんな今までのAliAliVeで披露されてきたinterludeを音源化してほしいとより強く思いました。でも一方でライブでしか楽しめないということにも良さがあるよなとも思います。難しい…


9.lalala


 キターーー!!またまた新曲!!この曲はこのnoteを書いてる時点ではデモ音源としてYoutubeにアップロードされたものしかないのでいつか音源が正式リリースされるのが楽しみです!(デモの時点でかっこよすぎる)
 曲名の通りにラララのコーレスもありつつ他にもいろんなリアクションで楽しめるので毎度ライブで聴きたい曲すぎる。本当は全部聴きたいけど。
 今回は次曲の「emotion」然り、覚えることが多くて自分は参戦回数の少なさもあってかまだ完璧に反応できてないところもあってしまったな~と思うので次のライブまでにはばっちりにしていきます!!


10.emotion


 そして皆様お待ちかね、今回のツアータイトル曲でもある「emotion」!MVのTeaserにも用いられていた
「何かを決める時はいつだって感情が理由だった──」
 の一節から始まり
「──心が叫んでる ほら 耳を澄まして」
 の歌詞にも採用されているフレーズで終わるAYAMEさんの語りからイントロに入るという演出で始まります。ライブも終盤に差し掛かり会場も温まりきったところでの「emotion」 、全員最初のかけ声から声出まくりで最っ高でしたね…!!
 この曲を聴き終わったあと心中に去来するこの感情の名前はなんだろう。まさかエモ寿司…?()


11.impulse


 「emotion」で最高潮になったボルテージのまま続くは「impluse」。AlA史上"最強の曲"と言えばやはりこの曲だと自分は思います。ノリと勢いに身を委ね、跳んで叫んで頭振って、高まった衝動のままに思いっ切り楽しんじゃいました。
 曲名の通りに自分という在り方や内に秘められた衝動など想いの源にある熱さがそのまま歌詞になりメロディになったような曲であるというところも好きだし、自分がライブでの楽しみと言えばやはりこれ!と思いつく物が詰め込まれてるという点でも好きなので毎度ライブで聴けるのが嬉しいです。ライブで聴く「impulse」は最高に楽しい。


12.かくれんぼ


 セトリのラストは「かくれんぼ」。AliAの中でもダントツの人気と知名度を誇る代表曲とも言える曲で、今回AliAのライブに初めて参加したという人の中には最近増えてきているメディア露出の折に触れてお披露目されてきた「かくれんぼ」からAliAを知ってライブに来たという人も少なくないと思います。つまり今回のライブは会場にいた全員が「かくれんぼ」知っていたと言っても過言ではないくらいの人気だったのです。その証左か、観客の皆で「もーいいかい? まーだだよ」を歌う声はその日イチ大きく聞こえましたし、この瞬間が会場全体での一体感が一番強まっていたように感じました。
 そして東京でのストリングス兄弟(SEIYAさんとERENさん)のグータッチ~~~、会場も沸いてたし良すぎた。
 AliAの「かくれんぼ」は本当に不朽の超名曲だなと聴く度に改めて思います。最高。


 

EN.SLIDE SUSET


 ツアーの後半から「SLIDE SUNSET」の歌詞がプリントして配られていたそうです。というのも今回のツアーでは前回のFCライブの時にもあった「SLIDE SUNSET」を皆で合唱するという形でのアンコールをしようということだったのです。ツアーファイナルの東京公演では石川や名古屋の時よりもしっかり歌ってアンコールできて楽しかったです。これも次までにちゃんと歌えるようにしないとなと思いました。
 そしてアンコールでAliAが披露してくれた曲も「SLIDE SUNSET」。AliAの始まりにも関連のある、所謂AliAのOP的な曲でライブの終わりを飾るのがアニメの最終話のEDが今までのOPになるみたいな感じでめちゃめちゃエモいなと個人的に思います。特大のエモで締めてくれるのは流石-emotion-ツアー…!




 


 今回のライブは進化もそうだし新化していた側面も沢山あるライブであったように感じました。ステージ上の配置の仕方や演出などが-animation-ツアーまでとは結構変わってるように感じまして、MCを減らし密度高く演奏を味あわせ照明の種類や数を増やしたりなど、よりAliAの曲の世界観に没入できるような感じになっていて凄く「劇場版AliA」みを感じました。
 曲自体やパフォーマンスの魅せ方とかもそうですし、何よりもライブに来る人達がいかに楽しめるかをツアーが始まる前はもちろんツアーの最中でもずっと追求し続けてきた賜物が今回のライブであったのだろうと思います。そのおかげでずっとAliAを応援してきた人から今回初めてAliAのライブに来たという人まで様々な人が楽しかった、最高だったと口にするようなライブになったし自分も心から「やっぱりAliAって最高だな」と改めて思えるようなライブでした。
 これからもまだまだ進化が止まらないAliAの音楽が楽しみで仕方ないです。次の曲、次のライブでは一体どんな世界観や想いを見せてくれるのか、目が離せないですね。
 また次のライブも楽しみにしてます!!AliA最高!!

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