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目撃、作曲配信!チャレンジ ザ チルアウト。このジャンルって簡単?難しい?〜CO-MUSICATION REPORT VOL.22〜

宮田'レフティ'リョウ(@LeftyMonsterP)さんが主宰するオンラインサロン、CO-MUSICATION ROOMでの様子をチラ見せしちゃう、CO-MUSICATION REPORTのお時間です🤩

ある日サロンでこんな書き込みがありました。

サロンメンバーNさん:「○○○○(曲名)」のイントロのコード進行が知りたいです。
あの曲めっちゃ好きで耳コピを試みたんですが、冒頭部分が自分にはイレギュラーすぎて解析できませんでしたf^_^;

Nさんがあげたのは、12月の生配信でヒグチアイさんとco-writeして製作された楽曲です。
歌やメロディのカッコよさはもちろんですが、サロンメンバーの録音した環境音が散りばめられたとても個性的で面白い曲で、わたしも大好きです!
イントロからオシャレコードが印象的なリズムで鳴らされて、耳に残る作りになっています。

大好きな曲を耳コピしたいっていう気持ち、よ〜くわかります!
コピーまでは行かなくてもピアノやギターでメロディ部分だけ弾いてみたり、和音を合わせて自己流簡単初心者アレンジ〜とかやってみたくなりますよね💕

そしてこの質問に対して!
なんと、なんと、なななんと!
レフティさんが鍵盤部分のMIDIデータをアップしてくれました!😳

DTMをしている方ならこの凄さが分かると思うんですが、MIDIデータとは、メロディや和音の中にあるそれぞれの音の長さや強弱が1音ずつ細かく設定された音源です。
パソコンに取り込んでDAWで開けば、コードトラックでコードを解析したり、スコアエディタで楽譜化したりも思いのまま!!

そんな曲の設計図が惜しげもなく公開されちゃうのがここ、
CO-MUSICATION ROOM✨なんです!!

さて、今回も先日行われた作曲生配信の様子をお届けしたいと思います。

プロの作曲現場をリアルタイムで見ることができるサロン生配信✨
DTMerの方はもちろん、作曲や編曲に興味のある方は必見です!

■今回のゲストはこの方!

2021年1月31日、サロンメンバー待望のCO-MUSICATION ROOM生配信、新年一発目は更なるゲストco-writerの登場となりました🙌🏻

今回のゲストは、リアクション ザ ブッタのベース/ボーカルの佐々木直人さんです!
レフティさんとは4〜5年の付き合いになるとのことで、ライブなどで対バンすることもあったそうです♪

画面に映る直人さんは優しげな顔立ちで、レフティさんとはまた違うタイプのイケメン✨ですね!


リアクション ザ ブッタは、疾走感のある爽やかなサウンドとまっすぐな歌詞が印象的なスリーピースロックバンド🎸

どれも心に響く歌詞で、テンポ感のあるとてもカッコいい曲ばかりですごく素敵なんです!!
そしてYouTubeチャンネルで公開されている『THE FIRST BUTTHA』シリーズのセルフカバーの【リード/アコースティックVer.】も、原曲とは違うピアノアレンジが切なくて個人的に大好きなので、ぜひ皆さんにも聴いていただきたいです💕

〜新年初co-write with 直人 from RTB〜と題された15回目の配信。
co-write(共同作曲)はほとんど初めてという直人さんとco-write大好きなレフティさん、そんな2人の魅力が混ざり合ってどんな音色が生まれるんでしょうか!?

■新たなジャンルに挑戦

サロン配信で制作されている楽曲のサブテーマとして、『普段バンドとか自分のアーティスト活動でやらないことをやろう!』というものがあります。
配信前にお二人が話し合った結果、今回はチルアウトっぽいものをやってみよう!とのこと。


チルアウト、皆さんご存知ですか?
わたしは恥ずかしながら『ちるあうと』って何???状態でした😅
Instagramなどで流行った言葉でもあるので、知っている方も多いかと思いますが、chill outの英語的な意味としては、のんびりと落ち着いて楽しく時間を過ごす様子が表現されます。
では、音楽的なジャンルとしてはどうでしょう?🙄

チルアウト(chill out)とは…
電子音楽の作曲者により生み出された、比較的陽気でスローテンポなさまざまな形式の音楽を表す。発祥は1990年代前中期で、くつろぐことを促す俗語から来ている。(Wikipedia調べ)

ゆったりしたテンポでリラックスできる、落ち着いた音楽というところでしょうか?
一定のリズムのビートと、明るい雰囲気が特徴らしいです。

直人さん(以下:直)「夜の都会の街を聴きながら歩くと、すごくいい気持ちになれるというか…」
レフティさん(以下:レ)「このMV俺が主役なんじゃないかって気持ちになるような…」

こんな感じ、と言ってレフティさんが聞かせてくれた七尾旅人さんのサーカスナイトがこちら👇🏻

ロックバンド出身のお二人にはオシャレでカッコいいチルアウトというジャンルに対する憧れ(?)があるようで…。

『チルの人じゃない人たちが、チルを作ってみよう』

を合言葉に始まった今回の企画。
いよいよ作曲スタートです♪

■コードそんなに変わらないから楽

まずはレフティさん、いつものように鍵盤で和音を弾いていきます。
今回の音色はエレピ。少しレトロな雰囲気の漂う、ローズピアノのような優しい音色です。

▲ローズピアノの音色はこんな感じ🎹

直「揺れた感じがいいですよね」
レ「このコード優勝してる感じある」
直「これだけでいいっすもんね」
レ「これ(chill out)系はあんまりコード進行変わらないから、このままずっと行くみたいなね」

ほぼ毎回の作曲配信で奏でられる鍵盤。
その音は、旋律も音色もその都度違うはずなのに、今回も同じように『オシャレでカッコよくて素敵✨』と心を掴まれてしまいました。


ジャンルに合わせてテンポは遅め、BPM77くらいでしょうか。
柔らかいエレピの和音と弾むようなピアノのメロディが重なって、ゆったりしたテンポの中でも体を揺らしたくなるような心地の良い旋律です。


直人さんもその音に合わせてメロディを口ずさみます。

直「yeahとか言いそう」
レ「全然俺らの血に無いことやろうとしてるからね。果敢に挑戦していきたいよね」
直「yeah〜なんて言ったことないよ〜💦」
レ「RAPしてもらおうかな(笑)」

直「これ(4コード)がずっとまわっていく感じですかね」
レ「基本コード変わんない。逆に言えば楽チン、みたいな。その中で展開つけてくっていう」

曲の基礎となるコード進行が決まりました。
これからここにどのようなリズムや音色が足されていくのでしょうか?


この後、同じコード進行が続いていくチルアウトというジャンルの深みがあらわになっていきます!

■難解ですねぇ、これは…

「とりあえずボーカルとドラムがしっかり聞こえてればいいと思ってる」と、以前レフティさんも仰っていたくらい、曲の中でも重要な位置を占めるビート🥁


今までの作曲配信では、メロディができる時にはすでにリズムも完成しているかのような、素早い打ち込みが披露されてきました。
これまでのCO-MUSICATION REPORTにも度々登場してきたレフティさんの曲芸、指ドラムですね。

しかし今回は初挑戦のチルアウト。
気だるげな雰囲気の漂うチルアウトでは、パッキリとタイミングの揃ったものより、少し遅れた生っぽいドラムの音が合うようで……。
プラグインのドラム音源の中から2人で音を探し、打ち込みをしていきます。

直「だいぶ都会的になりましたね」
レ「本来たぶんスネアとかも遅らしたりしそうだよね」
直「もっとうぅーっと…。そんなかんじですよね」
レ「くっそめんどくせぇなぁ〜チルアウト!
チルアウトめんどくさくなってきたぞ」
直「笑」

少し前に聞いた楽チンって言葉…どこへ行ったんでしょうか?🤣

今回の曲では、DAW画面の縦軸にあたるグリッドに合わせてタイミング調整をしてくれるクオンタイズ機能を使うと綺麗に揃いすぎてつまらない音になってしまうということで、かなり微妙な打ち込みの調整が必要なようです。

ハイハットの入れ方にもコツがいるようで、拍子を変えながら連符の打ち込みをしてはそこから音を抜いてみたりしていましたが、なかなか思い通りのものに辿り着きません。
サビ前に入れるフィル1つにもかなり時間をかけて、手探りでタイミングの調整をしていました。

今までの曲作りの中でも、ドラムパターンにここまで苦戦している姿を見るのは初めてのような気がします。
ボタンひとつで時間軸に対して真っ直ぐに揃えてくれるDAWのクオンタイズ機能のありがたみがよくわかる1コマでした。

試行錯誤の末に出来上がった絶妙なリズムのドラムパターンは、ぜひサロンで公開されているデモ音源をご確認いただきたいです😆

■禁断のなにか

エレピの和音にドラムやメロトロンストリングスがプラスされていき、だんだんと音に厚みが出てきました。

以前のウェビナーで、メロディをつける際には言葉になっていないようなものでもいいから、ある程度母音や子音を入れておくと後で歌詞を書く時に作りやすい、という解説がありました。

今回も途中までできたオケを流しつつ思いつくままに浮かんだメロディを口ずさみ、トップライン(歌メロ)を作っていきます。
部分部分に意味のある単語を挟みながら、いくつかのパターンのメロディを歌っては取捨選択の繰り返し。

そんな中で直人さんから生まれたサビ部分のメロディは、曲の完成形をイメージさせるような印象的なフレーズでした。

レ「今の、溢れ落ちていく重なりあっていくみたいなの、いいね!」
直「エッチなかんじですよね〜」
レ「エッチな感じいいよね!不倫っていうかさ、そういうテーマ!」
直「禁断の….」
レ「禁断のなにかにしよう!」

直「あえて女性目線ってパターンもありますよね」
レ「それもエッチだね」
直「どんな男に捕まっちゃったんだろう…」
レ「やっぱ高校教師じゃない?(笑)」
直「うわぁぁぁ」

今回は今までになく『エッチ』という単語が飛び交う配信になってます💕

個人的に、リアクション ザ ブッタって疾走感のあるロックサウンドに高音ながら力強さのある直人さんの歌声が最高にカッコいいバンドだと思っているんですが、作曲中の直人さんの声は甘くセクシーなファルセットも相まって、まさに『エッチ』な感じでした😍

『ぼくたちの失敗/森田童子(@高校教師)』を思い出しつつもさらに設定を話し合う2人。
設定決めてもらっていいですか、というレフティさんの呼びかけで、サロンメンバーもチャットで参加させてもらいました。

禁断の愛
インターコンチネンタル32階
恋の去り際
妻子いそう
遊びじゃない部分が芽生えちゃった
昼顔の続編
背徳の中にあるピュアな恋愛感情

細切れのフレーズやメロディから、みんなで想像を膨らませていきます。

こうやってリアルタイム視聴で作曲に関わらせてもらえるのも、サロンならではの楽しみのひとつですね😊

■もう忘れよう!

ワンコーラスがだいたいできた後、1サビ後はどういう風にしていこうか、お二人からは色々なアイデアが出てきます。


1番とは趣を変えて、1サビ終わりから医龍のサントラのような伸びやかなストリングスが入ってきました。ゆらゆらとしたエレピの和音も続きます。

直「ここからもう歪んだギターとかもいいかも」
レ「この後ギターもいいけど、まずコード変えちゃって……もうチル忘れよ!
直「ここに来て(笑)」
レ「ワンコーラスチルやったからもういい(笑)」
直「もうチルはやり切りました」
レ「チルの人じゃないからさ、やっぱり、もうちょっと展開欲しくなっちゃったもん」

え…っ!?チル忘れるの!!?
まさかの発言にざわつく、サロンメンバーの様子がこちら🤣

曲の展開と同時に歌詞のストーリー展開も考えつつの作曲になります。


結婚している年上女性と年下男子。
相手のことを考えると我慢しなくちゃいけないことも頭ではわかっているけど、気持ちが抑えられない。
フラストレーションが溜まっているけど相手には言えなくて……。

楽しかった頃の記憶がストリングスのインサートで表現されて、抑えられない気持ちと共にさらに盛り上がっていく。
希望の見えない切ない恋愛に没頭する中、我に帰る瞬間のメロディ転換。
情熱的な想いから冷静に立ち返る落としサビ。

聴いているだけで、アーバンな雰囲気のMVの映像が脳内再生されていくようです。

入れられていく音の全てを駆使しながら、様々なニュアンスを表現していました。

方向性が決まるとあっという間。
1サビ以降の展開をどうするか話し合った後、30分程でざっくりとフルサイズできてしまいました。


そして、流して聴いてみた後のお二人の感想は……。

レ「それはチルじゃねぇよ!笑」
直「最初のアレ(フレーズ)に戻った方がいいんでしょうね」

■できた!

アウトロに数小節、切なく伸びるサビのフェイクも追加して…ちょうど2時間、ついにフルコーラスのスケッチが完成しました👏🏻
最終的にチルアウトになったのか、なっていないのか!?
結果はサロンの配信アーカイブと公開デモ置き場へ、皆さんの目と耳で直接お確かめください😆

さらに今後、直人さんが歌詞を作りレフティさんがトラックのアレンジを進めることになりました。
あのエッチなメロディにいったいどのような歌詞が乗ってくるのか本当に楽しみだし、アレンジでさらにパワーアップするはずの曲の行方も想像するだけでワクワクが止まりません💓

直人さん、次回サロン配信へお越しの際もよろしくお願いします✨

最後に、直人さんと彼の所属するスリーピースロックバンド、リアクション ザ ブッタについてご紹介しておきます。

佐々木直人
1992年1月18日 福島県生まれ埼玉県育ち B型
好きなもの : 麺類、酒類、ドラえもん
嫌いなもの : パクチー
趣味:映画鑑賞
学生時代の部活:サッカー部、音楽部
音楽を始めたきっかけ : 幼稚園からエレクトーンを自動的に習い始め、中学生でベースに持ち替えた 

リアクション ザ ブッタ
2007年 Vocal佐々木直人と、Guitar木田健太郎を中心にバンドを結成。
2016年2月 約半年間サポートDrumを務めた大野宏二朗が正式メンバーとして加入。
2018年はmini Album「After drama」を携え、全国6ヶ所のツアーを行い、ツアーファイナルは代官山UNITで開催。
さらに「SANUKI ROCK COLOSSEUM」2年連続出演、「ARABAKI ROCK FEST.18」への初出演を果たすなど、徐々に勢いを増す中、「After drama」を題材とした同名のMVが20周年を迎える米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア( SSFF & ASIA) 2 0 1 8 」の「ミュージックビデオ部門」で入選し、ノミネート作品に選ばれ大きな話題に。
2018年10月mini album「Single Focus」をeggsレーベルより全国リリース。そのアルバムを提げて、全11カ所の全国ツアーを敢行。
その年末、TBS「CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ」出演。
2019年1-2月にバンド史上初となる東名阪ワンマン公演を開催。ファイナル公演はバンド史上最大キャパShibuya duo MUSIC EXCHANGEにて開催。
2019年11月初のDigital Single「ワスレナグサ」をリリース、史上最大規模の全国ツアーを敢行、2020年東名阪ワンマン公演を大成功に収める。
2021年3月Digital Single「Coffee Cup」をリリース、ホームである西川口Heartsにて有観客ワンマンライブを開催。

リアクション ザ ブッタ公式サイトより引用(https://rtb-music.com
リアクション ザ ブッタ公式Twitterはこちら(https://twitter.com/rtb_info?s=21

先日のボイスチャットでは、レフティさんからワクワクするようなお話がありました。


5月の配信からは、サロンメンバーがさらに深く楽曲制作に関われるような企画も始まりました!😆

購買部では現在、第1回サロングッズデザインコンペも開催されています。

4月から学割制度もスタートし、ますます活動が活発になっているCO-MUSICATION ROOM

この機会に、あなたも入会してみませんか?

入会希望の方は下記リンクよりCAMPFIREコミュニティ、CO-MUSICATION ROOMプロジェクトページへどうぞ。

■CO-MUSICATION ROOM概要

主宰者:宮田'レフティ'リョウ(@LeftyMonsterPREVEL MUSIC
プラットホーム:CAMPFIREコミュニティ
運営媒体:Discord 
開催場所:Discord、Vimeoなど
活動概要:作曲生配信(会員限定のLIVE動画配信、アーカイブ閲覧可能) 
デモ音源、パラデータなどの配布
DTM、作詞作曲などをテーマとしたウェビナーを開催
非公開のSNSグループによる参加型会員制コミュニケーションサロン

さらに詳しく知りたい方は、当サロンの他のメンバーがCO-MUSICATION ROOMの詳細情報や入会方法、我らがオーナー:宮田’レフティ'リョウさんについて素晴らしい記事を書いてくださっているのでそちらを参照お願いします!

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