アイドル部MMDスパッツ問題


こんにちは、ロボットVTuberのアラハバキです。

以下、バーチャルYouTuberの”魂”に関するメタ的な内容が含まれるため、苦手な方は「戻る」を推奨します。





先日、アイドル部の面々がついに全員3Dを果たし、さらに.LIVEからMMDモデルが公開されました。
いや~、めでたいめでたい。

これを受けて、ファンが続々とMMD動画を投稿して盛り上がりました。

しかし、そこであるちょっとした問題が発生したのです。
名付けて、

パンツが見えて、風紀乱しちゃう問題

どうしてもアニメ的なスカートの表現となると、極端に丈が短かったりするので、そういったメンバーがダンスを踊る動画となると、もう(あー風紀風紀)なことになっちゃうわけです。

この問題に関する反応は、Twitterで「MMD スパッツ」「アイドル部 スパッツ」で検索すれば見ることができます。

この事件の反応から見えてくるのは、
それがただの3Dモデルだろうが、好き放題やっていいわけじゃない
という見方が、VTuberファンにあるということでしょう。

まあVTuber自体、半分アニメ、半分ナマモノ(※実在の人物を題材とした作品ジャンルのこと)という際どいジャンルなので、当然といえば当然ですが。

実は、1ヶ月前くらいにそこらへんの道徳観のことが気になったので、以下のようなアンケートをTwitterでとってたのですが、6割ぐらいのかたが「スカートの中を覗くのはなし」と答えていました。

すごく曖昧な質問なので、これは状況(男性同士か、同意によるものか、など)によって、許されるかどうかが変わってきそうですが、アバターに関する1つの意見として参考になるかと思います。

さて、しばらくこの問題は議論されるのかなぁ……と思いきや、しかし、そこはさすがのアップランド。
スパッツの追加対応をしてくれました。
対応早いな……。

今回は、アップランドの神対応で一段落つきましたが、私は、これからのファンの動きも試されていると思っています。

今現在でも、スパッツ導入前の動画は投稿されていますが、投稿者に悪口を浴びせたりして、投稿を取り下げるよう圧力をかけたりしてはいけないでしょう。

MMDモデルのReadme.txtには、「他の人を不快にさせる、または差別したり傷つける目的で〇〇(アイドル部メンバーの名前)モデルを使うこと。」とありますが、これはあくまで.LIVEが判断することで、ファンが最終判断する内容ではない。

一歩間違えれば、いつぞやのキズナアイさんの体を見て性的!性的!と騒いでた自称フェミニストの方々と同じように、「被害者の気持ちは関係なく、自分のお気持ちを社会に押し付ける人」になっちゃいますからね。

せめて、Twitterで「これってまずくない?」とつぶやいたり、マシュマロや質問箱、メールなどで運営会社に「これって大丈夫なのですか?」と質問したりするのがいいでしょう。

.LIVEはちゃんとファンの意見も見てくれているようですし、問題だと判断すれば対応はするでしょう。

大問題に発展して、VTuberや運営会社が「MMDモデル公開は危険だからやめよう……」となっては、本末転倒ですしね。

最後に、「大衆の反逆」という本から教訓となる一節を紹介して、締めとさせていただきます。

飢饉が原因の暴動では、一般大衆はパンを求めるのが普通だが、なんとそのためにパン屋を壊すというのが彼らの普通のやり方なのである。
この例は、今日の大衆が、彼らを育んでくれる文明に対してとる、いっそう広範で複雑な態度の象徴的な例といえよう。
【『大衆の反逆』p.82 オルテガ・イ・ガセット(ちくま学芸文庫)】

コメントやフォロー・SNSでのシェアなど大歓迎です

「スキ」ボタンを押していただくと、私のおすすめの名著が見られます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?