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名刺代わりに生き様で提示。
ID feat. RYOKI (BEFIRST), RYUKI (MAZZEL), JIMMY (PSYCHIC FEVER), FELIP
このタイトルのIDには、身分証明書(ID)や無意識的な本能・欲望の源であるイド(id)、アイドル(idol)、アイデンティティといった意味が込められており、ヒップホップの本流であるストリートからの育ちではない彼らが、この他面的な視点から、自分がラップをする理由や自らの存在証明をそれぞれに磨き上げてきたラップスキルを駆使して提示した一曲となっている。
とのこと。
1月12日にじゅりくんがシークレット出演したD.U.N.Kで披露した上記楽曲のライブ映像が公式YouTubeにプレミア公開されましたね!!!
じゅりくんの書いたリリックは以下の通り。
I’m a 史上最大のルーキー
GOLDを選ぶroutine
土足で荒らすのが俺の流儀
ガタガタうるせぇ外野はスルーし
羞恥心感じるのがビジネスTuneに
通せ数字より筋
急に手のひら返したあいつにBS
やっとけ俺たち風に
増えてくhaterとorderのchain
減ってく覚悟決まんねーFAKE
変わんねぇ昔からのメンツ
変わるギャラと上がるステージ
今じゃSKY-HIの横でラップしてる
憧れも夢じゃない
ほらな羨ましいだろアイドル
変わらず掲げるJ
とにかく、かっこよかった。
うまく言語化できないし、下手に言語化すると誰かを不快にさせてしまいそうなのですが、田中樹が田中樹としてこの事務所でここまでの存在になってこのリリックをSKY-HIさんのイベントで表に出せることがかっこいい。
存在がかっこいい。生き様がかっこいい。
もちろんリリックもフロウもかっこいいの。
でも、ね。田中樹という存在がかっこいいんだって再確認。
田中樹がかっこいいからこのリリックのよさが光るっていうか。
田中樹としてのIDがあるからめちゃくちゃ刺さる。
忘れてないよ。SKY-HIさんとのことだけじゃなくて、いろんなことがあったことも、すごくいろいろ言われたことも。
あの日のインライで、大丈夫。大丈夫だよ。って言ってたのも。
ファンの知らないところでも表に出さないだけで本当にいろんな思いをしてきたんだと思う。見せてくれているのは、ソフトなほんの一部。
同情されたいわけでもないし、だから応援してくれなんてことも一度も言わない。決して苦労を売りにしない。
きっと私の想像もつかないような辛い時期もあったはずなのに多くは語らず,
アイドルとして言わなくてもいいこととして伏せてきた人。
そうやって腐らずやること・やれることをこつこつお仕事として積み重ねてやってきたんだろうなあ。だから今このリリックなんだよなあ。って思うとなんかすっごく尊敬するし、めちゃくちゃかっこいいのに気持ちがいっぱいで涙が出ちゃって。
もうだめでした。すき。
今じゃSKY-HIの横でラップしてる
憧れも夢じゃない
あのときのトラブルを伏線にして、きれいに今回このリリックで回収していると思っていて。
いまだとやかく言う向こう側のファンもここで黙らせてんのよ。
いや~~~ぶっ刺しにきてるよね~~~
ほらな羨ましいだろアイドル
これって単純に字義通りじゃないと思っていて。
アーティストかぶれのアイドルとかアイドルのくせにとか今まで言ってきたやつらに対してキックしてんだよね。しびれる。
そして、自身がアイドルであることの自覚とプライドがここにある。
変わらず掲げる Jの”J”についても旧事務所名、JURI、Joker、などなど考察すればするだけなんか深い気がするけど、それをどこまでどう思うかは聞き手にゆだねられてるんだよね。
じゅりくんのインタビューとかでよくある、聞いた人が考えること、見た人が決めること、のやつ。
あえての余白。余地。なんだろうなあ。
叩かれるからだろ。って意見も一定数あると思うけど、それだけじゃないと思ってしまう。愛ゆえの買い被りすぎかもしれないけれど((
その余裕の見せ方が上手だなと思ってしまう。かっこいい。
この曲のタイトルもそうだけど、ダブルミーニングみたいなこともリリックを書くときはあったりするので、意味を重ねてるっていうのでも素敵な解釈だと思うし。
いろんなことがあったけど、「悪名は無名に勝る」って日本一のアイドル事務所に所属し続けて、アイドル田中樹として今ここに立っていることのすごさと強さがリリックからばしばし伝わってくる。
そんなリリックを書けるじゅりくんってやっぱり天才。
お顔はめちゃくちゃ緊張していたし、あ、これ、緊張してる顔って思ってにこにこしちゃった。(リアタイじゃないから。リアタイの場合はめちゃくちゃ私も緊張する。ガルアワの緊張やばかった←)
多かれ少なかれみんないろいろ背負って生きてるけど、じゅりくんは本当にすごいなあって思う。重たくないのかなってときどき勝手に心配にもなる。
だけど、
“全て無駄じゃない過去も糧に Over the top”
だし、
”まだまだこんなもんじゃねぇだろ?
辛い過去がなんだ超えてきただろ?
ヘラヘラしてる裏の努力 Everybody knows
ほら don't look back 今を生きろ”
は、そんな田中樹が歌うから歌詞に説得力が増す。
田中樹のバースでしか得られないものがある。
全然知らない人にそんなこと言われても何一つ刺さらないし、無駄に前向きな歌詞だな、ほっといてよ、くらいに私は思っちゃう。
(我ながら本当に素直じゃない)
じゅりくんが歌うから、
うん。分かった。じゅりくんがそういうなら。とすんなり思える。
もちろん好きだからなのもあるけど、”名刺代わりに生き様で提示”な彼だからだと思う。
ID Inside me.
(存在証明は俺の中に。アイドル精神は俺の中に。欲望は俺の中に。アイデンティティは俺の中に。)
IDは名刺みたいな紙っぺらじゃ分かんねぇし、分からせる気もねぇ。
知れば知るほどに田中樹も、SixTONESの楽曲も、彼の歌うパートも好きになるから田中樹の沼はまだまだ深い。