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「保育園に行きたくない」と言った日

息子をいつものように保育園に送っていった。
息子は保育園の前まで行ったあと
「話しがあるんだけど」
と言った。
話を聞くと保育園に行きたくないという。
お友達に嫌なことをされたという。
吐いたので、先生にお友達のことを卒園間近になってはじめて伝えて家に帰った。

息子は帰ってきてから1番に熱を測った。
熱があれば保育園を休む理由で誰もが納得するからだろう。
前々日は8度後半を出して休んでいた。

私は一日なんと息子に声をかけようかとても迷っていた。
保育園に行かないで困るのは大人だからだ。

大人が仕事をしてる間、子供は大人の都合で保育園でいつも頑張ってくれている。
それは当たり前のことじゃない。
いつも保育園お疲れ様、ありがとうとは伝えてきたけれどここ最近は伝えていなかった。


散々自分だったら親になんと言ってもらいたいか考えた。
「なんで休むんだ!行かなきゃダメだ!」と叱るのはもちろんNGだ。
「どうしよう」と悩むのも子供が大人を心配かけたと思ってしまうのでNGだと思った。


私は寝る間際まで考えて
「○○くんの気持ちを教えてくれてありがとう。偉かったね。」
と言った。
それが正解かわからないが
息子は表情が明るくなった。


叱られるよりも
心配されるよりも
肯定されて褒められた方がいいと
なんとなくそう思った。


息子は明日は行くのだろうか。
どんな息子の気持ちも否定しないで受け止めることができる親になりたいと思った。

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