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LOONAとビョンギとイスマンと。

この話題に対する個人的なけじめをつける意味合いも込めて、これを書こうと思う。
今まで目を逸らしていたこと、蓋をしてきたことを全て書き出し、スッキリとした状態で/何も引きずっていない状態で今後のLOONAをみていきたいという超個人的なお気持ち表明兼言い聞かせ記事にお付き合い頂けると幸いです。

事の発端は2019年春。LOONAを創り出したプロデューサー"ビョンギ氏"がLOONAの所属事務所であるBlockBerryCreativeを離れたという噂が飛び交うようになる。
それと同時に別事務所の8DCreativeの公式HPにビョンギ氏の名前が載っていることが確認される。
(のちにビョンギ氏のBlockBerryCreative離脱が公式に発表され、8DCreativeでOnlyOneOfのデビュープロジェクトを手掛けていることが判明する)

※1stミニアルバムリパッケージ盤"××"がビョンギ氏の手掛けたLOONA最後の作品となる。
※ビョンギ氏の個人Instagramには、Teaserを公開しその後お蔵入りとなってしまったLOONAのバラードアルバムに関する投稿も。

https://www.instagram.com/p/ByGuhEDJSDx/?igshid=1mhkij7bebqq7

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2020年2月。新アルバム発売の予告が流れ、生みの親の手を離れたLOONAがどんな姿を魅せてくれるのか注目がされるなか、SMentertainmentの総合プロデューサー"イスマン氏"がLOONAの新譜をプロデュースしたとの記事が。
NCTのCherry BombをカバーするLOONAを見て、イスマン氏側からコンタクトがあったとのこと。

SMで育った身からすると、このことはとても嬉しく新譜への期待が高まるばかりだった。
何せイスマン氏がSM以外のアイドルグループを手掛けるのは初めてというのだから。EXOを筆頭に凄まじいコンセプトを創りあげてきたプロデューサーなのだから。

そして満を持してリリースされた曲がこちら。

I'm So Bad~~~~~~~~〜〜~~~~~♪

Fry like a Butterfly♪との高低差よ。
決して悪いわけではない。売れに来たなと。今までが売れに行っていなかったのかと言われるとそんなことはない。この業界、売れなければ生き残れないのは皆が分かっている。
ただ個性を消して、流行りの/王道のガールクラッシュ路線に切り替えたことは誰もが察したことだろう。
実際、今作でLOONAはデビュー後初めて音楽番組1位を獲得し、一緒に泣いた。
(この記事を書くために見返して、またウルウルしてる)

この喜ぶメンバーの顔を見られるのであれば全て良し。

…………………でも違うじゃん?ヒジンのViViDから始まった今までのLOONAプロジェクトの血は何処へ。
プロデューサーが変わればグループの雰囲気が変わることなど、当たり前で分かり切っていることだけれども、今まで積み上げてきた"loonatheworld"が一瞬で壊された感は否めなかった。
2016年9月のヒジンのソウルティーザーから始まり、2020年2月のSo Whatのティーザーまでを集めた動画を見ると、So Whatのティーザーで如何に方向性が変わってしまったのかが分かると思う。

これは完全なエゴなのだけれど、『これだけ壮大なデビュープロジェクトを展開してきたLOONAは他のアイドルとは違う』と思っていたのをイスマン氏の手で現実を突きつけられたことが、ある意味ショックだったのかもしれない。
正直、このタイミングでデビュープロジェクトから見守ってきたファンが離れていく足音が聞こえてきたりもした。それもそう。変わってしまったのだから。

とはいえ初1位も獲れ、イスマン氏が永遠にLOONAをプロデュースするなんてことは有り得ないだろうし、1度限りの良い経験が出来た。そう思っていた。

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2020年9月。またしてもLOONA新譜がイスマン氏によってプロデュースされたという記事が。頭を抱えた。

現在、SMの実質稼働可能な女性グループはRed Velvetのみ。しかも世界観が既に構築されており、流行りの/王道のガールクラッシュをやらせるのは無理がある。
SuperMの活動で分かるように、イスマン氏はBTSを擁するBIGHITに負けたくない気持ちが強いのだろう。
そこで白羽の矢が立ったのが、"海外ファンダムが強く、米市場も十分に狙え、やりたいコンセプトが出来る中小グループ"だったのであろう。
そこで、自社グループのカバーダンス動画がバズっていたLOONAに目をつけたのだと思う。

蓋を開けてみると、予想通り以前のLOONAとはかけ離れた作品が待っていた。

Di Da Dam Di Dam Di Dam〜〜♪

今作でLOONAはbillboard 200で112位を記録し、ついにbillboardメインチャート進入を果たした。
BTSやBLACKPINKしか果たしたことのない記録を多数達成し、その波に乗りMostRequestedLiveやKIISJingleBallVillageへの出演を果たし、本格的に米市場/世界市場へと羽ばたいていった。
第4世代のガールズグループとして世界を狙うLOONA、寂しさもあるけれど正直見ていてワクワクする。ファンダムの規模も明らかに大きくなっているのが、実際のデータからも見て取れる。
………これが自分の中でいちばん大きかった。

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ここでようやく自分の中でひとつの区切りをつける事が出来た。


ViViD(ヒジンソロ)〜ButterflyまでのLOONAは確かに儚く美しかった。まさに"loonatheworld"だった。
ただビョンギ氏がBlockBerryCreativeを離れ、プロデューサーが変わった以上、こちらも変わるしかない。
とはいえ、土台が"loonatheworld"である事には変わりない。だったら変わらない部分はそのままに、変わった部分も愛して大きな"loonatheworld"を見ようと。
天下を取って誰も敵わない存在になった時に初期のコンセプトを展開するという、いちばん熱いストーリーを楽しみにしようと。

お気持ち表明をし、区切りをつけ"何も引きずらない状態"になるという超個人的な己への言い聞かせも兼ねた記事にお付き合い頂き、ありがとうございました。

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過去〜現在〜未来、全てのloonatheworldを推すぞ。

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