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【二桁億トレーダーを作った考え方⑦】絶対的な期待値を後ろ盾に

私は約13年前から裏技トレードを行ってきました。11年前ごろのレイテンシー取引では凍結がほとんどなく、当時を知る人は今では少ないでしょう。私がレイテンシー取引を始めて7~8ヶ月後、本格的に凍結が始まった記憶があります。その頃は、どの業者もスキャルピング禁止の規約がなく、システム売買に関する禁止事項もありませんでした。そのため、数千万程度の利益が出ても凍結されることはありませんでした。

しかし、業者の規約は変化し続け、今では個人トレーダーにとって非常に不利な条件が一般的になっています。FX市場では、業者と個人トレーダーの間に利益相反の構造が存在しています。一方で、新規口座の開設数は増加しています。もし私が業者側であれば、トレーダーの利益が業者の損失につながることを考慮し、理にかなって利益にする手法をつぶしていくという効果的な方法を模索するでしょう。

文句を言っても前進はないため、現在のトレード環境を理解することが重要です。それに基づいて戦略を立てることで、より理にかなった勝利を目指すことができます。最近の業者は「100%利益相反ではない」と主張するかもしれませんが、理にかなったスキャルピングでない他の手法でトレードを行っても、凍結リスクは常に存在します。この現実を踏まえ、FXトレードで勝つためには、利益相反の構造を理解し、自分の戦略を見直すことが必要だと思います。

魚を与えるのではなく釣り方を教えよ


私のnoteを読んでいる方には、理にかなったトレードで勝つための戦略を伝えたいと思います。具体的な体験談ではなく、戦略に焦点を当ててお話しします。

まず大切なのは、レイテンシー取引の威力を理解することです。昔の環境では、毎日数百回のレイテンシー取引を様々な相場で試すことができ、その結果からレイテンシーの威力を確率的に把握することができました。しかし、現在の環境では、通常のレイテンシー取引を行うと早期に凍結される可能性が高いです。

それでも、口座を凍結させながら調べ続ける人は、他のトレーダーよりも優位に立つことができると思います。ですが、なかなか難しい場合もあるため、デモ口座での実践をおすすめします。この際、スリッページ設定を0.4pip程度に設定すれば、デモでも拒否が発生するため、どの程度の拒否が出るのかをある程度は体感できるでしょう。

また、デモ取引で得た利益の約30%程度はリアルトレードでも実現できると考えるなどすればある程度の理解を持つ事ができると思います。しかし、やはり凍結させながらリアルトレード環境で調べた経験を持つ人とは、大きな差が出てしまうことが現実です。

どの業者でやればよいか?は【二桁億トレーダーを作った考え方⑥】を参考にしてみて下さい。
レイテンシーの様に大きな期待値があっても、取引環境に期待値を全て食われてしまい勝てるものが勝てなくなったりします。
これについても【二桁億トレーダーを作った考え方⑥】からしっかり学ぶ必要があります。

レイテンシーシステムの取引において、ボラティリティが高いときと低いときの利益の差や、スプレッドが広がった場合にどの程度まで勝てるのか負けるのか、適切なスリッページ設定は、さらに取引量とその利益についての理解は非常に重要です。また、ボラティリティのある時とない時でのパラメーター微調整も必要になります。

これらの要素を理解している人とそうでない人では、大きな差が生まれます。これからお話しする戦略を考える上でも、これらの知識は欠かせません。

では、上記の内容をある程度把握していると仮定して、話を進めます。

仮定としてレイテンシーシステムで月に10000回取引して1000pip獲得できるとします。
24日稼働だとすれば10000÷24で1日約416回の取引になります。
1日416回取引すれば月に1000pip獲得できるという事です。

レイテンシーシステムを色々な相場で長い間運用してきた人が上記の様な大体こんなものみたいな基準を持っています。

1日416回取引してしまうと凍結してしまうので凍結させないために崩していかないといけません。

まず長い時間軸で調整してみましょう
年間1000pip獲得をめざしてみます
年間10000回の取引だとすると10000÷12で月に約833回
月24日稼働で一日にすると833÷24で約20回になります

1日が24時間あります
7時間トレードするとした場合は20÷7で3回
1時間毎に3回レイテンシーシステムを稼働すれば年間1000pip獲得できるとなります。

今回は上記の様に解説しましたが、ロットで年間収支を調整すれば良いので1時間に1回などにして獲得pipsを下げても良いと思います。

ここで重要な事はレイテンシー取引の1回1回の損益や1日の損益に振り回されない事です。あくまで10000回の取引をしたら1000pip獲得できるという話なので確率の収束の仕方によっては最後の100回で猛烈な勢いで1000pipに迫る連勝が始まるなどおこる可能性もあります。
あくまで10000回何も考えず機械的にこなす事が重要です。

仮定として、レイテンシーシステムで月に10,000回取引し、1,000pipを獲得できるとします。24日間稼働する場合、10,000 ÷ 24で、1日あたり約416回の取引となります。つまり、1日416回の取引を行うことで、月に1,000pipを獲得できる計算です。

レイテンシーシステムを様々な相場で長期間運用してきた人々は、このような基準を持っています。しかし、1日416回の取引を行うと凍結されるリスクが高まるため、取引回数を調整する必要があります。

では、長い時間軸で調整を行いましょう。年間1,000pipを獲得することを目指し、年間10,000回の取引をすると仮定します。これを月ごとに割り算すると、10,000 ÷ 12で、月に約833回の取引になります。月24日稼働の場合、833 ÷ 24で、1日あたり約34.6回、つまり約35回の取引となります。

1日24時間のうち、7時間をトレードに充てると仮定した場合、35 ÷ 7で、1時間あたり約5回の取引を行う必要があります。このように設定すれば、年間1,000pipを獲得することが可能です。

ただし、ロットサイズを調整することで年間収支を調整することができますので、1時間に2回程度の取引にすることで獲得pipを減少させて凍結リスクを軽減する考え方も良いと思います。

ここで重要なのは、レイテンシー取引の1回ごとの損益や1日の損益に振り回されないことです。あくまで10,000回の取引を行った結果として1,000pipを獲得するという話ですので、確率の収束によっては、最後の100回で連勝が続き、一気に1,000pipに迫ることも十分にあります。重要なのは、何も考えずに機械的に取引を続けることです。

ここからさらに凍結しにくい環境を調整するために、裁量トレードの考えを取り入れます。このnoteを読んでいる皆さんは、裁量トレードに取り組んでいる方が多いと思います。それぞれの視点で学び、実践されていることでしょう。さて、その裁量トレードの調子はいかがでしょうか?金額ベースではなく、pipsで考えてみてください。

例えば、年間500回の取引で200pip負けているとしましょう。この状況に上記のレイテンシー取引をミックスさせれば、期待値のプロである業者視点から勝てないはずの取引が組み合わさり、年間800pipの獲得が理にかなって可能になります。これこそが、レイテンシー取引の現在の利用方法です。また、年間10,000回の取引で400pip負ける場合、さらなる凍結対策となるでしょう。たくさん取引を行い、年間500pipのマイナスに抑える考え方でも良いと思います。

最近では、EAの取引を外部に飛ばすシステムを利用しながらレイテンシーを組み合わせている強者もいます。取引量のあるEAでフォワードテストに合格したものであれば、年間のレイテンシー取引が少なくても済むため、さらなる凍結対策に繋がります。

次に、前回の記事でお話しした「機械割」の考えを当てはめてみましょう。ある裁量億トレーダーの機械割が110、負け組トレーダーの機械割が90だとします。この場合、負け組トレーダーが億トレーダーになるためには、残り20の機械割を獲得する必要があります。その20を、上記のレイテンシー取引で獲得するのです。

裁量億トレーダーは、並外れたセンスと努力によって機械割110を達成し、億トレーダーとなったのです。そして、これと同じことが、レイテンシー取引を取り入れることで、特別な努力をしなくても実現可能となります。

私自身、昔から裁量億トレーダーにレイテンシーシステムを個人的に提供してきました。私の知る限り、実際に成功している裁量億トレーダーたちは、レイテンシー取引を上手く取り入れています。

SNSで「FXで億トレーダーになった」という人たちがどのように成功したのかは分かりません。SNSで他人の本当の真実を知ることは不可能です。私が知っている限り、彼らの多くは必ずレイテンシーの期待値を活用しています。

完璧でなくとも、ある程度数値化できる理にかなったルールが確立されたトレード手法でしか、本当の勝利は得られないという事実を学ぶ必要があります。

完璧な凍結対策を講じていても、凍結してしまうことがあります。Xのポストを見れば、多くの裁量トレーダーが凍結されている様子がわかります。これからわかるのは、裁量トレードであろうとシステムトレードであろうと、関係ないということです。FX市場は業者と利益相反の関係にあり、勝てる手法を獲得することはスタートに過ぎません。また、FX業者との闘いは凍結だけにとどまらず、様々な策略が存在します。

業者は、理にかなった利益の獲得方法を見極めながら、「監視していないものを監視している」と思わせたり、法的に問題ないことでもあたかも問題があるかのように見せかけたりします。中には、業者とタッグを組んで弱者を食い物にする者が情報操作を行うこともあります。

こうした事に惑わされず、真実だけに目を向けることができるトレーダーこそが、本当の勝利をつかむことができるのです。

FX市場は他の市場に比べてレベルが低く、パチンコ屋と同等だと思います。しかし、そのレベルが低いがために、低レベルな手法でも利益をかすめ取ることが可能なのです。天秤にかけると、私は弱小個人にとって成り上がりのチャンスがまだまだある市場だと考えています。


これからのFX個人トレーダーのリテラシー向上の手助けになればと、無料でノートを作成しています。
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