アラ還暦が基本情報技術者試験に挑戦
基本情報技術者試験が通年受験に?
基本情報技術者試験は、2023年4月からCBT方式で通年試験になったのですね。基本情報技術者試験は、情報システムに関わる人々にとって、基本的な知識を持っていることの証明となります。今後は年2回ではなく、いつでも試験を受けることができるので、とても便利となります。
情シス部長としては、情シスメンバーには必ず取得して欲しい資格の一つです。各ベンダーが提供する資格(Microsoft、Oracle、Cisco、AWS、Googleなど)は、実践的で非常に重要ですが、情報システムに関わる人として、幅広いかつ体系的な知識を身に着けられる点で優れていると思います。
無謀?1カ月で挑戦!
挑戦する理由は、セカンドキャリアのための再学習です。情報処理安全確保支援士試験などの高度な試験や支援士試験を受験するには、午前Ⅰをクリアする必要がありますが、既に忘れていることが多く、基礎から学び直すため、基本情報技術者の科目Aを再び勉強しようと思いました。
最近注目されている「リスキリング」とは、新しい知識を学び直すことを指しているので、古い知識の復習という意味では、「リラーニング」と言えるかもしれませんね。とは言え新しい領域を増えてますのでアップデートです。2023年12月27日を受験日として勉強期間を12月の1カ月にしました。1月28日のFP3級の受験を決めた後で申し込んだので、FPの勉強時間を確保するためです。
年齢のせいか覚えたことを直ぐに忘れてしまうので、短期決戦です。
教材は?
Kindleでもよかったのですが、評判のよさそうな書籍をAmazonで購入しました。
①技術評論社 「栢木先生の基本情報技術者教室」
②技術評論社 「基本情報技術者パーフェクトラーニング予想問題集」
③ノマド・ワークス「かんたん合格基本情報技術者予想問題集令和5年度」
「栢木先生の基本情報技術者教室」を1周読んでから、「基本情報技術者パーフェクトラーニング予想問題集」に挑戦しました。科目Aは、問題集だけではなく基本情報技術者過去問道場にもお世話になりました。
過去10回分と間違った問題を重点的に復習しました。Youtubeも活用しました。短い時間で再確認できる「ITすきま教室」は、特に重宝させていただきました。
苦戦したのは、科目Bです。ソート問題や木構造が苦手で、4問出題される情報セキュリティとプログラムを追って答えを求める問題(トレース)を確実にしなければなりません。しかし、「基本情報技術者パーフェクトラーニング予想問題集」の科目Bの問題は難しくて時間を費やすばかりで消化できませんでした。そこで、問題集を追加購入しました。「かんたん合格基本情報技術者予想問題集令和5年度」ですが、こちらの科目Bの問題は、簡単すぎて不安になりました。
受験を終えての感想
科目Aは、計算問題を飛ばして問題を解き、余った時間で計算問題をゆっくりと解きました。それでも、70分で終わり科目Aの試験を終了させました。
試験後に予定があったので、休憩も取らずに科目Bをスタートさせました。
60分を過ぎて、7問しか終えておらず焦ってきました。先に、情報セキュリティ問題4問を解いて、あと1問解くしか合格はありません。焦ってしまい問題が頭の中に入ってきませんでした。深呼吸をして試験終了の100分までになんとか正解しそうな12問を解き終えました。休憩は取った方が良いと思います。試験終了をクリックし結果を祈りつつ見ると、科目Aは750点、科目Bは610点とギリギリ合格ラインでした。部下の前で受験してくると宣言したので、合格できて「ほっ」としています。科目Bについては、勉強不足と問題を解く時間の対策をすべきでした。
IPAの保有資格
以下が受験前の資格習得日と資格ですが、ほぼ忘れておりゼロからの勉強し直しに等しいです。
①1988年11月 第二種情報処理技術者試験
②1992年6月 第一種情報処理技術者試験
③1997年1月 アプリケーションエンジニア試験(旧特種)
ここで、IPAの試験勉強は終了させてしまいました。
そのあと、高度情報の試験区分が増えて嫌になりました。
ユーザー企業に転職してからは、基礎的な試験に挑戦してきました。
④2011年11月 ITパスポート試験
⑤2021年1月 情報セキュリティマネジメント試験
そして、新たに加わりました。
⑥2024年1月 基本情報技術者試験
調子に乗って春の応用情報技術者試験も申し込んでしまいました。