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入籍日の過ごし方

先日結婚した。
待ちに待った入籍日だった。

「将来は誰のことも頼らず一人で生きていくし!」と、強く言い放っていた中学生頃の自分。傷つくことを恐れ、まだ訪れてもいない未来の現実と向き合うことを避けていた。思い返すと、期待するのが怖かったんだと思う。「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」という言葉に、ほんの少しだけ憧れていた過去の自分よ。一緒にいるだけで幸せの感度が何百倍にもなる人と出会えたことを伝えたい。

入籍日には、敢えてSNS更新などはしなかったが、事前にお伝えしていた友人たちから祝福のメッセージがたくさん届いた。覚えててくれている愛。改めて伝えてくれる愛。とっても嬉しかった。
正直まだ心はふわふわぽかぽかるんるんしている。「かぞく?」と何度も夫に聞いているし、薬指は眩しい。一方で、仕事では相変わらず結果は残せている。本社で話題になっていると役員のトップから連絡があった。数字ってきもちいい。自分のおごりでなく、事実としてがんばりを認められる点で。自分が求められていることをキャッチしてから動く力は社会人になってから一層強まってきたように思う。

今後も家庭とキャリアを自分の求めているかたちで追求していきたい。女だから、ライフステージによってはちょっと妥協するタイミングも少なからずあるんだろうけれど、その時のベストを貪欲に見つけて求めて掴んでいきたい。プライドは一切無い。貪欲に!自分の人生!彩ってゆく〜〜〜!


昨日台所で大根を煮ている夫に
「職場でも家でも基本ずっと笑ってるって、わたし幸せじゃない?!!!」と伝えたことが全てだ。


2024.02.29  

区役所で手続きを済ませ、
契約した結婚式場でお世話になる
祇園のレストランへ。

例の「真ん中に置く時代は終わったんか!」のお皿が出てきた。予想通りのフレンチの魅せ方に心踊る。

器代わりになっていたりんごを食べちゃう夫。
パンおかわり自由と聞いて(祇園ってそんな感じなん?!ww)全種類頼んじゃう夫。6種類ほどのチーズ覚えきれるかな〜!とぼやいていると、チーズ名を書いた手書きメモを持ってきてもらえる妻。普段は専ら和食が好きな私たち、はしゃいじゃいました。




ふらっと寄った本屋で絵本を購入。
未来の子供へのメッセージ。

ゆくゆくは授かれればと思っている子供に向けて、入籍日に絵本を買った。本屋で夏に行く旅先を検討した後だった。絵本コーナーを通った時に「絵本買わんでいい?」と言われた。ナイスアイデア!☺️
夫は、私より先に未来のイメージを膨らませてくれるところがある。それだけでも私とのこれからの未来を楽しみにしてくれている気持ちが毎日ビシビシ伝わってきて、とっても嬉しいのだが、色んな提案をしてくれるのもいつも感謝している。

「こういう考え方をもってほしいな」という私自身の世界観や考え方とマッチした本と出会えたので、しかけなどは特にないし、ザ・万人受けするような人気絵本ではないけれど、未来に希望と願い、そして期待を込めて買ってみた。いつか渡せたらいいな。


京都タワーが一望できる穴場カフェで
メッセージを綴った。彼らしい、私らしい文章。
いつか、私たちの言葉が届きますように。

絵本を買うことも、未来の子供へメッセージを書くことも、予定していなかったこと。入籍日のなかでメインイベントになった気がします。



夜は、元々夫の行きつけの地酒と鴨料理のお店。
「これがしたかった。」と 
幸せそうな夫の表情が忘れられない。

昼は折角の機会なので祇園でフレンチなどを頂いたが、夜はやっぱり私たちの日常の特別に戻ってきた。夜の過ごし方を2人で相談し始めて一瞬で一択で決まったお店。祝い酒、金箔が入っているものや、紅白のコンビで提供してもらったお酒もあった。肝臓を大切にしながら、これからも色んなお酒を飲みたい。

お付き合いしてすぐに「連れて行きたいお店がある」と一緒に食べにきたお店。私にとっても私たちにとっても特別なお店で、結婚したことを乾杯できて本当に良かった。

帰り際に、夫から花束を貰った。
プロポーズでよく見かける赤い薔薇ではなく、オレンジの薔薇と、ミモザとチューリップとスイトピー。春のお花がたくさん詰まっていて、温かい色合いが私の心を灯してくれた。写真を見た母は、「こんなのもらったら泣くわ」と言っていた。


帰り際のタクシーで、幸せすぎてちょっと泣いた。夫の方を見ると、「おやすみ、帰ったらすぐ寝ようね」と言ってきた。幸せすぎて泣いていることに気づいていない!!!!!!ちょっと笑った。


帰宅後、たくさん写真を撮った。
私は、好きな人といる自分のことが大好き!
いつも変な格好してる不細工な写真しか撮ってくれないけれど、この日はちゃんとした私も撮ってもらった。とっても柔らかい顔をしていて、「ああ、自分こんなに幸せそうなんや」と客観視することができた。ありがとう。


この日からは、今までと変わらない日常が続いている。いつまでもこんな温和な日々が続いてほしい。どんなかたちでも愛してほしい。歳をとっても愛し続けたい。

一生忘れたくない日の記録でした。

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