PC周りについて熱く語らせてくれ
まずはこれを見てほしい
すごく……お高いです……
何を隠そうこれが私のPC周り(80%)である。
(80%)としたのは、SSD、ハードディスクは前身のPCから流用、それからメモリがamazonでヒットしなかったためだ。
「白いのがいい!」「中身見えてほしい!」「光らせたい!」などの欲望を詰め込み、自作erの旦那とフレンドに支えられて出来上がった、初自作PCである。
周辺機器については買ってみた所感を書いたけど、こっちは「買うまでのヒストリー」的な感じになっているので、パーツだけ見たい人はほしいものリストを参照してほしい。
それから、PC自作初心者である私の雑な認識がちょいちょい挿入されている。
気になる人このページはそっ閉じして見なかったことにしましょう。
そもそもPCを新調したきっかけ
有り体に言うと
insight captureの調子が悪い→グラボパワーの不足
ゲームだけなら良いんだけどPCごと落ちて、再起動もできない状態になった(一応直ったけど)→メモリの故障が見つかった
この2点が大きかった。
insight captureとは、帰宅してからの時間の8割をApexに費やす鶉にとって、なくてはならないものとなっていた録画ソフトのことである。
マッチが始まれば勝手に録画開始、終われば録画終了。
敵をやっつけた瞬間、やっつけられた瞬間にしおりをつけてくれるので、「あっここは下がったほうが良かったのか」「ここは回復捨てて前に出ればよかったな」など大いに反省して次に活かしていた。
が。
シーズン12が始まってからガックガクのザッビザビ。
どうした。insight capture。
そんなこんなで、グラボを買い替えることを考えた。
当時使っていたRTX2080よりゲーミングパワーのあるグラボを買うとなると3070ti以上くらい?15万ほどであることがわかった。(自作初心者の雑な認識です)
メモリを買い替えることを考えた。
DDR4……?DDR5……??
えっ令和の今ダンスダンスレボリューション4とか5の話してる……?(自作初心者の雑なry)
ふむふむ、インテル12世代CPUが評判よくって、それ向けに処理速度が爆上がりしたメモリをDDR5って言うのだな。(自作初心ry)
ってことはDDR5のメモリがほしいな。
これが5万くらい。
あれ?ってことは12世代Intel CPUが欲しくない?
ってことはそれに対応したマザーボードも??
……
…………
新調すっかぁ!!
PCに必要なもの
ケース
マザーボード
メモリ(スマホでいうRAM)
CPU
CPUクーラー
電源
SSD
HDD
グラボ
組み立て工具
どうしよ、なんもわからん。
ケース
白いのが良かった。
白くてファンが光ってるのが表から見えるやつが良かった。
Corsairのヘッドセットで「よくわからん企業、Corsair」の印象がかなり爆上がりしていたし、そんなCorsairの本業がPCパーツだというので、なんとなくCorsairの白いケースで考えていた。
ただ「カタログスペックでみた場合と実際に見た場合、かなり大きさのイメージに差が出ることがある」らしい。
あとそもそも結構デカいらしい。
結局、お店で見て通販で買うという、お店の人からしたら「マジでやめて」の買い方になってしまった。
行ったお店の通販サービスで買ったから許して……
正直大きさと値段の観点からお店で見たときもちょっと他メーカーのと迷ったんだけど、
後述のお店のお兄さん曰く
「ファン光らせるためには、ファンと、それを制御するハブみたいなものが必要で、Corsairのケースにはそれがもう付いてる」
「ばら売りのCorsairファンとハブを後から買うとそれだけで1万くらいする」
とのことで、多少高いけどCorsairにした。
こんにちは、Corsair iCUE 465X RGB White。
マザーボード,メモリ
実は購入した時期、相当DDR5のメモリが枯渇していた。
ヨドバシにもamazonにもない。
もうamazonになかったら無いじゃん、この世に。
そんな折、「ちょこちょこアキバでマザーとのセットでなら購入できる」とのtwitter報が入ってきた。
アキバは幽世、はっきりわかんだね。
笹食ってる場合じゃねぇ。鶉は真偽を確かめるべく、単身アキバへと飛んだ。
お店に行ってお兄さんを捕まえる。
「DDR5のメモリと12世代Intelと対応したマザーが欲しいんですけど……」
「白いのが良いです」
「自作初めてで……」
「一応この(欲しい物リスト)内容で考えてるんですけど……」
お兄さんは考えたのだろう。
女性が、PCパーツショップに一人で来て、欲しい物リストを晒している。
男性フォロワーにアドバイス貰った、顔出し配信でイラスト描いたりするタイプの人かな?と。
とても丁寧に教えてくれた。
ペンタブをマザーに直繋ぎしてサンダーボルト的に使えるとか。
サンダーボルトってなんですか。モンスター1体破壊ですか。
頭の中にはサンダーバードのBGMが流れていた。
マジでゲーム、それもApexとPSO2くらいしか恒常的にやっているものが無いことをコミュ障なりに何とか理解してもらい、白いマザーを紹介してもらった。
が、そもそも12世代対応の白っぽいのなんて当時のそのお店には1枚しかなかった。
こんにちは、ASUS PRIME Z690-A。
勉強不足で知らなかったのだが、これはATXというクソデカサイズのマザーだった。
偶然にも(というか、ほしいものリストを組んだ段階で相談していたフレンドがATXケースに誘導してくれていたのかもしれないが)候補のケースはすべてATXが入るものだったし、お店で聞いていたのでさすがにお兄さんが入るケースを勧めてくれた。
お兄さん、ありがとう……
メモリはお兄さんがお店の奥から持ってきた。
転売ヤー対策だろう。
Teamという会社のメモリらしい。
調べても変な評価は出てこないし、これを逃したらDDR5のメモリも買えないかもしれないし、「それでお願いします!」となった。
こんにちは、team ELITE U-DIMM DDR5。
CPU
CPUは、本当は12世代IntelのCore i5にするつもりだった。
i5<i7<i9の順で強い、くらいの認識だったのだが、まぁゴリゴリに3Dモデル動かしたいわけでもなし、i5でエアロくらいに思っていたのだ。
が。
「申し訳ございません、i5は品切れになってまして……」
……そらそうか!!!!
DDR5のメモリが流通し始めたんだ、私と同じような考えの人がi5買ってくよな!!!!!
結局i7にすることにして、お兄さんに「なんか末尾にKって付いてるの買ってこいって言われました。」と、初めてのおつかいか???みたいな言い回しでお願いした。
Kってやつはなんかつよつよらしい。
Fって付いてないやつ買えば最悪グラボが壊れても画面が映るらしい。
こんにちは、Intel Core i7 12700-K。
CPUクーラー
正直何で要るのかわかってなかった。
ただPC前面に光るファンが付くのってかっこいいよね。
後から調べたらCPUってめっちゃ熱を持つし、それをそのままにしておくと燃えたりするらしい。
普通に怖いし必須だった。
いつか見たこれ、そういうこと…?
CPUに熱伝導性の高い金属を当てて熱を逃がして、その金属を冷やす方法によってどんな形なのかとかも全然違うらしい。
クソデカ扇風機で金属を冷却する「空冷式」
冷水を循環させて、ファンでもう一回冷却してCPU周りに戻す「水冷式」
「白いのだともう、ほぼこれになっちゃいますね…」
お兄さんが棚を指し示した。
「ただ、ケースがCorsairって決まってるなら光り方も同期させやすいと思いますし、いいんじゃないかなって思います」
お兄さんが提案してくれたのは「簡易水冷」。
CPUに貼り付けるポンプと、そこからやわらかいチューブでくみ出された水をほっそい管に通しつつ、その管ごとファンで冷やす形式のものだ。
水で冷やしてるならもうそれは水冷なんじゃないの?と思ったけど、後から聞いたらマジの水冷は「CPUに付ける部分」「水タンク」「パイプ」「ファン」とかが全部別々になっていて、しかもパイプはプラスチック的な素材で自分でヒーター当てて曲げるなどするらしい。
業者じゃん。
私は業者ではないので簡易水冷を提案されたのは大変ありがたかった。
「ただ、ご購入されるマザー、一応このクーラーに対して『互換性あります』って言ってるんですけど、適切な設置圧が確保できなくて冷えない、みたいな話もネット見てるとあるみたいなんですね」へぇ、クーラーってCPUじゃなくてマザーに付けるものなのか。
「なので、その点はご了承いただきたいっていうか……交換補償つけといた方がいいかなって思います」
そうさせていただきました。
結局よく冷えたので使わなかったけどね。
こんにちは、Corsair iCue H150i ELITE CAPELLIX White。
マザーとクーラーがでかい。
これ以上の荷物を持って家まで帰れる気がしなかったので、この日の買い物はここまでとした。
余談
ケースが届くまでにあった、ある夫婦の会話です。
「お兄さんに『ASUSのマザーとCorsairのファンって光り方同期させれるのか』って聞いたら、絶妙な表情で『一応……できるって言われてますね……』って言われたんだよね」
「あの、全然関係ないんだけど、俺が先日『メモリの光り方とファンの光り方が揃わない……』って夜中に何時間もインターネッツと格闘してた日あったじゃん」
「あったねぇ」
「あれ、ASUSとCorsair」
「…………」
電源ユニット
ほかのパーツはケースが届いてから、前身のPCから流用する予定だった。
マザーにCPUを組み込んで、ケースにCPU付きマザーを組み込んで、マザーのCPUに水冷をセットして、マザーと電源を繋g……コードの長さ足りなくない????
前身のPCはITXという、一番ちっちゃい規格のPCだった。
そしてその電源に付属していたコードは、レビューに「長すぎなくてITXのケース内のスペースを有効活用できて良い」と書かれるような、短めのコードだった。
それを、ATXのクソデカケースで使うとなるとどうなるか。
そう、マザーに届かないのである。
幸いにも翌日は休みだった。
買いに行くぞ。電源ユニット。
前身のPCでは750wの電源を使っていた。
RTX2080のグラボならそんなもんでエアロ、という規格だった。
Core i7になったし、グラボも買い換えるかもしれないし、もう一個でかめの電源にしておこう。
電源にも色々規格があって、
BRONZE<SILVER<GOLD<PLUTINUM<TITANIUM
と、電気変換効率が良くなっていくらしい。
Apexのランクかな???
フレンドと旦那にすすめられた「GOLD以上」っていうので白いのっていうともうそれだけで結構限られた。
まぁ、あのケースに入れるなら電源ユニットは見えないんですけどね。
あと、Corsairの白い電源を買うと、白いコードが付いてくるらしい。
ビジュアル的にもボーテ100点。
これが決め手になって買った。
こんにちは、Corsair RM White Series RM850。
SSD、HDD
これは前身のPCから挿げ替えた。
人生初の組み立て、全部動画に残しとこうと思ってカメラ回したけど途中でiPhoneの電源が切れたのであっさり諦めた。
これで少なくとも急にPCごとApexが落ちるなんてことはなくなった。
鶉のPC新調、完!!
と、思っていた時期が私にもありました……
グラボ
引き続きinsight captureの調子が悪い。
すっかり忘れてた。
Apexはこの時期にダイヤに上がった。
しばらく自分のマッチを見直すことをしていなかったわけだけれど、ダイヤに上がった試合を見てみたらすごかった。
作画兵団が死んだときの進撃の巨人みたいだった。
あとRTX2080くんが黒かったのも気に食わなかった。白くしたい。
白税(白いパーツの供給が少ないせいで同性能でもクソ高いことから発生する税)として8万円くらいは払ってもいいくらいの気持ちだった。
GeforceRTXってシリーズのを買えばいいらしい。
基本的には数字が高いものの方が優秀。
GTXは1000番代。今使ってるのが2080くんだからGTXって奴は考えないほうがいいな。
数字が同じなら「ti」って付いてるもののほうが優秀。
2080くんは2000番代のくせに3060さんとかに比べるとゲーミングパワーが強かった。
もうわっかんねぇなこれ。
ただ録画も一緒に処理するとなると、3060くらいのゲーミングパワーでもちゃんとぬるぬる撮れるのだろう。
いつものパーツショップには、10万くらいの3060tiと20万近い3080しか並んでいなかった。
ゲーミングパワーが下がるのは困るので3060tiは嫌だし、3080は普通に高いから嫌だ。
……って思ってたけど、「tiなので普通に2080より優秀だぞハゲカスゥ」とフレンドから指摘が入りました。
買っちゃえばよかったか。
ほかのパーツショップも巡ってみたけど、黒いのしかない……
もうここになかったら諦めるかぁ……
という気持ちで入ったパーツショップ。
あった。GYGABYTE VISION 3070ti。
13万くらいだった。
白税が8万だとして、ゲーミングパワーがちょっと上がるなら5万の価値全然ある。即決だった。
組み立て
上述のパーツを組み合わせる。
マザーの取説を読んだりケースの取説を読んだりCPUクーラーの取説を読んだり。
マザーの取説とケースの取説で取り付け順が違ってブチブチにキレたりした。
マザーはASUSでケースはCorsairだもんね。
どういう順番で取り付けたらいいかはもうこれ信じる神の違いなんやろなと思いながら適当な順番で組み立てた。
正直組み立て工具ってプラスドライバーしか使ってないんじゃないかと思う。
プラスドライバー・静電気防止用の手袋・外したねじ失くさないようにする磁石つきのトレーは旦那の机あたりからスッ……って出てきた。
どうして。
マザーにつなげるコード周りだけ本当にマジで全然1mmもわからなくて旦那にお願いした。
ありがてぇ……ありがてぇ……
動いたし光ったし白い
insight captureも問題なく動くようになったし、白い。
締めて30万くらいしたけど、たぶんしばらく組み替えないし大変満足しています。
毎年ゲハ買うより安くあがるといいなぁ。
こんどこそ、鶉のPC新調、完!!