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イギリス留学備忘録(1カ月目)

5月末からイギリスにやってきて1カ月程がたちました。外国で暮らすのも親元を離れて暮らすのもすべてが初めてのことだったので、意外とあっというまだったなあと思います。自分の振り返りと備忘録・あとこれが便利だったな~ということをゆるくまとめていこうと思います。文章を書くのは苦手なので非常に散文ですがご了承ください。


私について

 イギリス・バーミンガムで5月から研究留学をしている修士課程の学生です。お酒が好き。5-9月は研究留学、9月以降は日本の大学を休学して同大学の修士課程・MScに所属する予定です。なんでわざわざ修士もとるの?とよく聞かれますが、面白そうだったからです。

渡航まで

 留学そのものについては留学開始1年半前から来てもいいよ、と言われてたので、ゆっくり準備を進めていました。しかし、なぜか大学内の2つの部局で違うステータスのvisa申請が進み、ぎりぎりまでどちらのvisaになるか振り回されていたため渡航日がどんどんずれていきました。友人や家族に「いつ留学するの?」と聞かれても「私が聞きたい」という返ししかできませんでした。結局visa決定→申請→渡航まで1カ月というどたばたスケジュールで、慌ただしかったです…。visaが来て3日後の渡航は危なすぎるのでおすすめしません(当たり前)

渡航

 戦争やコロナの影響もあり、飛行機は高いわフライトは長いわ、あと航空会社のHPをよく見ていなかったので重量オーバーするわでくたくたでした。航空券の元をとろうと機内でワインとビールを飲みまくりました。

ハイネケンしか勝たん。

 現地空港に到着すると、まずは最初の関門・入国審査でした。イギリスの入国審査は厳しいと聞いていたのでびくびくしていましたが、たまたま雑な気前のいい審査官にあたったのか「目的は?Good!」でおわりました。拍子抜け。入国審査は昼着の便で30分以上並びました。タクシー等を予約している人は時間に余裕をもって予約するといいと思います。

研究について

 研究施設にいます。日本の大学での修論研究・研究施設の新しい機械のスタートアップ・イギリスの教授の研究についてディスカッション/研究お手伝いの主に3つを行っています。

機械の材料が来るまで暇かなあと思ったのですが、自分の研究をしたり、日本の大学の授業を受けたり、STEPやGCIに参加したり(結構な比重を占めているのがSTEP・でも現在進行形でめちゃくちゃ楽しいです)、やることは盛り沢山なのでそんなことはありませんでした。

私の研究分野は少し変わっているので同分野の学生は大学内にいないのですが、まだ近い分野の院生室にデスクを頂きつつ施設と院生室で作業をしています。PCさえあればどこでも作業できるので、図書館に行ったり家でやったりもします。自由気まま。

 ありがたいことに教授が私の研究テーマに興味を持ってくれたようで、2週間前から週1で指導教員と教授との3人でのミーティングが行われることになりました。教授の研究だったり、私の研究だったりの議論を交わします。毎週関連論文を5本以上頂きます…。学生は私一人なのでありがたさと共に進捗報告への恐怖が毎週襲ってくることに震えています。

生活について

 バーミンガム、とてもいい街です。イギリス第二の都市ということで中心街はにぎわっており、大学周辺はthe学生街という感じですが、少し離れると大きな公園や並木道がたくさんあって、たまにリスと目が合ったりして、のどかで好きです。治安もまあまあ良く、都会過ぎず田舎過ぎずゆったり暮らしています。

 本当は大学外の学生専用アパートに住む予定でしたが、visaのステータスが急遽変わったため身分的に入れず、SpareRoomで慌てて探しました。すべてがどたばた。

ハウスシェアで、私を含めて大家さん・おじいちゃんの3人で暮らしています。ユニットバスと部屋は個人の物が1つずつ、キッチン・リビングと洗濯機がシェアです。お庭もあります。大家さんが綺麗好きなのもあって掃除グッズが常備されている・使用が自由なので全体的にとても綺麗です。
ハウスメイトとは干渉しすぎず、かといってキッチンで顔を合わせれば雑談できるほどの付き合いで、基本的に一人が好きだけどたまに少し寂しくなる面倒くさい性格の私にはぴったりです。

ハウスメイトは2人とも料理が好きなので、買ってきたスイーツや作りすぎたものをよくシェアしてくれます。おじいちゃんは頻繁に大量の米料理を作るらしく、冷蔵庫の私の段にいつもぎっしり詰まったタッパーを置いてくれます。

サラダとケチャップライスを頂きました
急に冷蔵庫の自分の棚にぽんと入れてくれているのでびびる
大家さんはよく紅茶を入れてくれます

余談ですが、抹茶のラングドシャをお土産にと渡したら2人ともとてつもなく喜んでくれました。抹茶受けの良さ、おすすめです。


ごはん

 イギリスのご飯はまずいとよく聞きますが、食材に至ってはそんなことないなと思います。フルーツや野菜は思ったよりも安く、スタンプがついていれば生卵もおいしく食べられる。牛肉のパティも食べ応え抜群でお家で本格ハンバーガーが作れます。ただReady Mealsは当たり外れ大きいかな…
調味料も醤油やごま油、お酢等、多くがいろんなところで売っているので特段困りません。

基本的に自炊していますが、たまにごはんやカフェに行ったりUberを頼ったりもしています。特にUberでは食料品が40~50%オフのクーポンが良く発行されるので助かっています。詳しくは後述します。

学内のハンバーガー、2人で£9くらい。夜はお酒が飲めるらしい。
朝ごはんは大体オーツ+果物色々
お米を買いに行くと重くて面倒くさいので、オートミールを米化してよく食べています

その他生活について

 幸運なことに我が家は軟水!大学内もmoderate softなのでお水事情はとても助かっています。
 院生室のPhDの先輩方もコミュ障でうまく話せない私にとても優しくしてくれて、韓国料理屋さんでウェルカムパーティを開いてくれました。
 大学では色々なワークショップやサークルがあり、今月は誘ってもらったサイクリングの初心者コースに参加してみました。Beginnerのはずなのに坂道を永遠に漕がされてみんなでひいひい言っていました…。来週以降は気になるサークルにも顔を出してみようと思っています。

イギリス生活Tips

持ってきてよかったもの / 持ってくればよかったもの

  • 3coinsの電子レンジ調理シリーズ
    温野菜メーカーと電子レンジでパスタ作るやつは大助かりです。ビバ日本。これのおかげでへとへとで帰った日も野菜やパスタを茹でる手間なくご飯にありつけます。大家さんはこれをみて「日本まじすげえ」と慄いていました。

  • だし道楽
    これは個人の好みですが、卵かけご飯もパスタの味付けにも焼き浸しにも、とりあえずこれをかけておけばどうにかなる安心感があります。

  • 変換プラグ
    あればあるだけ良い。

  • ハンガーに洗濯ばさみくっついてるやつ
    この言い方しか思いつかない…部屋干しに便利です。

  • バスマット
    大体はユニットバスだと思うので、入居初日から大活躍です。

  • 無印のカレーとパスタソース
    パスタが安いので、前述したレンジ調理器と無印のパスタソースで大優勝できます。無印のカレーはおいしいので、精神安定剤にもなります。


生活大活躍アプリたち

※招待リンクが入っています。気に食わない人は検索したりアプリストアで直接ダウンロードしてください。

色んなアプリにお世話になったので、共有しておきます。

  • Revolut
     マルチカレンシーの口座アプリ。イギリス版と日本版がありますが、私は渡航前に日本版で登録して準備していました。レートも良く大活躍しています(レートをみつつFXごっこができます)。日本版では外貨両替は毎月平日750000 JPY相当まで手数料無料で、休日は5パーセントくらい 。また、海外でのATM引き出しも1か月25000 JPYまで無料です。振込手数料も一定回数無料!GooglepayやApplepayにもカードを追加できるのでスマホさえあればどこでも行けます。現金は今のところ研究室のコーヒークラブだけでしか使いません。
     メリットしかないのでは?という感じですが、振替サービスということで資金の安全性は保証されていません。万が一Revolutが倒産した時にはお金が返ってくるかわからないので、高額入金は慎重にすることをおすすめします。

  • monzo
     Revolutにたくさん入れておくのは前述したように少し不安なので、英国口座も作成しました。パスポートとスマホさえあれば登録できるネットバンクです。デビットカードもついてきます。家賃分や貯金はRevolutを経由してmonzoへ入れています。住所証明にもなるので、作っておくと便利だと思います。
    ↓のリンクから口座開設するとお互い£5もらえます。


  • Paypal
     友人間でごはんにいったときの割り勘手段は90%これです。最初paypalをpaperと聞き間違えて現金を渡したところ、はにゃ?という顔をされました。日本版のPaypalを持っている人は違うメールアドレスで別登録or日本版を解約してイギリス版を登録してください。日本版から現地のpaypalに送金すると手数料やらなんやらでめちゃくちゃ取られます。ここから登録して£5使うとお互い£10もらえます。

  • Uber & UberEats
     大活躍です。いつもありがとうございます。配送手数料を吟味すれば、デリバリーでも比較的安い商品が見つかります。専ら使っているのは食料品。食料品に対して50%や40%のクーポンがよく発行されるのでお世話になっています。50%クーポンに関してはUberEatsで注文するものとUber(配車サービスの方)アプリからUberEatsに飛んで注文するものとで別と認識されて、なぜか2回恩恵を受けています

  • SMARTY
     安くていい感じに繋がる
    携帯プラン。渡航前~1カ月間は日本にもsimを届けてくれてすぐ使えるgiffgaffを使っていたのですが、10GBも使わないけどかといって4GBは心もとない…あと電波入りにくいところある…ということで調べたらよさげなSMARTYに変えました。イギリスは電話番号の引継ぎが簡単かつ契約期間がないところが多いので、気軽に回線変更できて楽ですね。
    SMARTYのプランはgiffgaffよりも安いにもかかわらず5G対応(一部地域)・電話テキスト制限なしです。個人的にはgiffgaffよりも回線の接続も良く、今のところ大満足です。サイトやアプリの配色も可愛いですね。

SAMRTYのプラン。https://smarty.co.uk/ より。

あとはWifi Callingがサポートされてるのがいいなと思いました。Wifi Callingとは通信圏外でもWifiが繋がっていれば通話ができる、という機能です。国際電話では通信料がかかりますが、例えばイギリス外からイギリスの電話をかけるときにもWifiに繋がっていれば通信料のことを考える必要がなくなります。万が一旅行中に研究室や大家さんに電話するときとかに便利だなと思いました。
リンクから登録すると登録次月の携帯料金がお互い無料になります。
(本名が出てくるので取り下げました。ググるといろんなブログで招待リンクが出てくると思います)


来月の抱負

 飽き性なので来月も書くかわかりませんが、来月はもっと多くの人としゃべる、修論研究とこっちでのテーマをちゃんと進めて毎週しっかり報告する、を目標に過ごしていきたいなと思っています。あとは土日はずっとプログラムを書くのに追われていて缶詰だったので、7月はどこかに旅行に行きたいです。

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