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2024年2月9日。気づいてしまった
先日、写真家の幡野広志さんの本を読んで
写真には取り扱い説明書みたいな文字を入れてはじめて
伝わる写真になるんだ、ってことを学んだんだけどね
その時はそこだけを「やってみよう」って思ったのね
構図なんて気にしなくていいし
平行が取れてなくてもいいし
ぶれも気にしなくていいし
なんならカメラのノウハウも知らなくてもいい
(そんなことは書かれていないが歪曲して理解)
っていうことだから
今まで通り「好きなものを好きなように撮る」私でいようと
改めて思ったのよね
そして、本に書いてあったことを反芻していて
気づいてしまった。
『私のスタイル』『私の写真』『私の視点』
みたいなものに。
私が好きなもの。私が撮りたいもの。
![](https://assets.st-note.com/img/1707468452208-0MDc5oQH4L.jpg?width=1200)
私は野鳥が大好きで、野鳥の写真を撮りたくて
2本目のレンズは単焦点の望遠にした
本当は超望遠のズームレンズが欲しかったけど
『撮れたらいいなあ』くらいの動機で買えるほど安くはない
野鳥の写真ってトリミングされて
まさに日の丸構図でドンって可愛さ全開のが多いよね
できることなら私だってぶれたりぼけたりさせずに
大きくきれいに撮ってみたいなって思ってたの
でもね、気づいてしまったんだ
野鳥を観たり撮ったりするのは好きだけど
野鳥図鑑を作りたいわけじゃないってことに。
ファインダーの向こうの鳥たちの
小さくて強い命を見られるだけで
幸せを感じている自分がいることに。
![](https://assets.st-note.com/img/1707469848074-19lRcpQzQg.jpg?width=1200)
ふわふわの羽毛の質感とか
小枝につかまってる小さくて細いアシとか
自然が作り出す羽の美しい色とか
もう、見ているだけでため息がでるくらい可愛い姿は
機材があって技術がある人たちの写真を
見ればいいんじゃないのってね
冬枯れの木にとまってさえずるホオジロ
藪の中にいる鶯
ギイと鳴きながら木をつつくコゲラ
高枝であたりを見渡している百舌鳥
にーにーと親しげなヤマガラ
ああ。もうそこにいるだけでいいのでは。
私は歩く先々で
「風景の中の野鳥たち」に出会う。
そして撮らせてもらいたい。
小さくて強い命のいる場所を。
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![ふうこ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120271925/profile_42da4e7a8ae3e52e46103bf305a919e2.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)