「“攻め”の施策に社内リソースを集中させるため、”守り”の施策にUZUMAKIの自立した熟練チームをアサイン!」株式会社スマートドライブ様- UZUMAKIクライアントインタビューvol.6
UZUMAKIのクライアントである株式会社スマートドライブ様は、「移動の進化を後押しする」をビジョンに掲げ、移動にまつわる様々なサービスを展開、提供されています。
今回UZUMAKIはそんなスマートドライブ様のクラウド型車両管理システム「SmartDrive Fleet」に関連する新たな管理画面の開発でお手伝いさせていただきました。
サービスが成長し続ける中、さらなる進化と安定化が迫られる現場で、UZUMAKIがどのような役割を担えたのか、お話を聞かせて頂きました。
株式会社スマートドライブ様はどんな事業を展開されていますか?
小山さん(執行役員CPO プロダクト責任者):収集したモビリティデータを活用しつつ、移動にまつわる様々なサービスを提供しています。
主力の車両管理サービス”SmartDrve Fleet”は2017年にローンチしたサービスで、国内の商用車を利用する企業様の業務効率化、生産性の向上に貢献しています(フリートオペレーター事業)。
具体的には、営業車両の管理をはじめ義務化されている業務日誌の作成自動化やリアルタイムの位置情報把握、アルコールチェックの自動記録、交通事故や保険料の削減のサポートといったように、多岐にわたっています。そういったサービスをお客様にも多数評価いただき、1,300社以上の法人様に導入いただいています。
また、車を資産として保有するリース会社のような業態の企業様にもサービスを提供しつつ(アセットオーナー事業)、収集・蓄積したデータを先の企業様へのサービスへ活用するなど、相乗効果を発揮しつつサービス提供しています。また現在海外での事業展開にも取り組みつつあります。
今回、UZUMAKIに声をかけていただいた背景をお聞かせください
小山さん:過去数期順調に事業成長してきている中、今後一段の成長を狙う我々は、昨年夏頃、多機能路線から基本に立ち帰り、”法令遵守・安全運転”の軸でプロダクトを強化していくこととしました。
その流れの一環で、2023年12月のアルコールチェックの検知器利用義務化に向けた施策を打ち立てました。一方で、現在契約いただいている1,300社を受け止めてオペレーションを安定的に回していくために、現状の管理ツールに課題を感じていました。
プロダクト開発を急ぎつつも一方で基盤強化をしなくてはならない、つまり”攻め”と”守り”の両輪を回していくという困難に直面したわけです。
期日の迫った施策を抱えて管理画面の開発を同時に進めることは現実的ではなく、外部に頼む必要性を感じた時に、自分の頭の中に真っ先にUZUMAKIさんが浮かびました。
CBCloud社に在籍していた頃にご一緒させてもらった実績がありましたので、内部の課題が見えてきたタイミングで第一候補として早めに相談させていただきました。
*CBCloud社のクライアントインタビューも是非ご覧ください。
今(UZUMAKI CTO):エージェントからフリーランスのエンジニアを集めた方がコストがかからない、といった意見は社内でありませんでしたか?
小山さん:もちろんゼロではなかったですが、早めに進める必要性に迫られている状況では、バラバラの業務委託の方に頼むより、チームにまるっと頼んでしまう方が良いと思いましたし、前回のご一緒した実績から、UZUMAKIさんにこれを任せたらきっとうまくいくだろう!というビジョンは見えていました。笑
雲野さん(執行役員 開発責任者):”攻め”の施策に社内のリソースを集中したいと思っているところで、業務委託の人をかき集めるとそこにマネジメントする人を置く必要が出てきてしまう。それならディレクションも含めてまるっとチームで参画していただきお願いすることができたら、マネジメントコストもかからず進めることができるという期待値がありました。
私はUZUMAKIさんとご一緒するのは初めてでしたが、小山から前職での成功体験をお伺いし、お願いしたいと思いました。
準委任という形の”納品のない受託開発”のスタイルだからこそうまくいったところはありますか?
雲野さん:良かったです。我々としてはアジャイル開発で進めていきたいと思っていても、請負の形式だとどうしてもウォーターフォール開発になりがちなところがありますよね。
今回の件についても、リリース時期が決まっていたので、いつまでに何をして欲しいかを求められると思っていました。ですが、UZUMAKIさんに準委任させていただくことで、ふわっとしたお願いから始まり、途中で出てきた問題や期日ギリギリまで決まらない部分についても、調整を交えながら進めさせていただけたのはありがたかったです。社内でやるのと似たようなやり方をさせてもらえたのはやりやすかったです。
逆に、”いやもっと早く言ってほしかったよ!”などと思われていたら申し訳ないのですが…笑
工藤(UZUMAKI代表):笑。いえ、そう思っていただけたのは、UZUMAKIが大事にする”よしな力”がうまく発揮できていたということではないかと思うので、我々としても嬉しいです!
作業するUZUMAKI側としては、雲野さんから社内に投げる感覚でやっていただく中で工夫した点はありましたか?
加茂(UZUMAKIディレクター):そうですね、我々としては”透明性を高く”といった点は常に意識していました。Jiraなどで何をやってるかをお互いに見れるようにしたり、作っているものの状態を定期的に見てもらったり。またできるだけ早く開発環境にあてて、実際に動くソフトウェアとして見てもらい、フィードバックをもらうように気をつけていました。
じゅんや(UZUMAKIエンジニア):仕様を固めるところに関しては、とりあえず形にして机に乗せ提案・議論する、といった方が話が進むと思ったので、早め早めを意識してやっていました。
坂本さん(プロジェクトマネージャー):そうですよね。あと、ご一緒するにあたり”UZUMAKIはこういう進め方するんです”とはじめに伝えてくださったのがよかったです。進め方の合意をとり、作業を見える化し、会議しよう、二次会しようと積極的に誘ってくださったのは、分かりやすかったですし、お願いする側として嬉しかったです。
今:ありがとうございます。特に今回の場合だと、長期的に使っていくことを見据え、どのフレームワークを使うのが良いかなど、土台を決めるのに慎重にはなっていましたね。
見切り発車してしまうと、ある時点でトラブルが発生した際に立ち戻るのが大変になってしまいますから。デモができてからは安心感も生まれ、スムーズになっていった感覚でした。
早い段階で、実環境に近い検証環境でサービスを動かせるようにするのを意識しています。ローカルでは動くが、検証環境では動かないといった問題をスケジュールの後半に対応すると、リリーススケジュールに影響を及ぼしてしまいます。スマートドライブさんも同じように考えてくださっていたようで、早い段階でステージング環境ができたのは素晴らしかったです。
工藤:インフラのところをUZUMAKIが受けることもありますが、今回は村松さんにしていただき、阿吽の呼吸で進められたところが多かった思います。村松さん視点では仕事してみてどんな感じでしたか?
村松さん(インフラエンジニア):早い段階で実際に動くものがあったのは、インフラ作る上では助かりました。
今:石津さん(バックエンドエンジニア)の仕事は早くてすごかったです。修正などもすごいスピードで上がってきて驚きました!
だいそん(UZUMAKIエンジニア):あと言葉の定義の認識合わせをはじめにしていたのもよかったですよね。そのおかげでスムーズに進んだ気がします。
加茂:質問リストや用語集を活用できたのもよかったですね。分からないことは質問票に書いてSlackで今日し、定例でも疑問点が残っていないか確認していました。また、大事な用語は用語集に転記していくことを繰り返したことで、認識のずれ、キーワードのずれが起きにくかったのがよかったです。
雲野さん:弊社では、外部の方に来ていただきチームの中に入ってもらうことはありましたが、外部の会社様とパートナーシップを組んで、社内のコアな部分をここまで深いレベルで共有したのはUZUMAKIさんが初めてだと思います。
ですので用語集などもなかったですし、社内開発しか経験のないメンバーばかりなので、今回やってみて初めてわかる課題などが見つかったりもしました。
我々としてもうまくいくのか初めは不安がありましたが、UZUMAKIさんとご一緒させていただいてよかったです。
工藤:我々にとっても嬉しい言葉ですし、御社にとっても、今後事業展開していく上の選択肢として、外部とのパートナーシップを広げていくお役に立てたのであればよかったです。
リモートで開発を進めさせて頂きましたが、どう感じられましたか?
坂本さん:我々もオンラインに慣れきっているので違和感はなかったです。そしてUZUMAKIさんはレスポンスがとても早かった。本当に!
我々サイドもシニアエンジニアのしっかりとしたメンバーが関わっており、比較的レスポンスの早いメンバーが多いのですが、その点で我々とUZUMAKIさんの相乗効果はあったと思っています。
お互いがお互いのペースについていくことができていた。テンポよく、キャッチボールがうまくいっていたのはよかったです。歩幅が合っているからこそ最大パフォーマンスが出せたと思っています。
工藤:嬉しいです。UZUMAKIは誰と仕事するかを大事にしています。小山さんとは以前ご一緒した際、コミュニケーションのずれが少なく、良いチームワークでお仕事をさせていただきました。それが今回お話をもらって、またご一緒したいなと思った大きな理由です。当時一緒に仕事していたメンバーも同じく”また小山さんとやりたい”と言っていました。
今回の案件でも、やはり小山さんとの相性の良さは間違いなかったと感じましたし、新たに雲野さんをはじめとした素晴らしい方々とご一緒させていただけたのは良い経験となりました。
UZUMAKIとプロジェクトを進めて頂いて、期待されていた部分は達成されましたか?
雲野さん:はい、期待通りでした。ただ、当初はもう少し早く終わると思っていた部分はあるにはありましたが、デザインの調整などでこちら側が少し待たせてしまった部分があったり、一括操作系の部分で仕様が変わったり画面が増えたりしたところを、柔軟に対応していただいたので、少し予定より長くなった印象です。
まだ少しプロジェクトの期間は残っていますが、現状大きな不具合もなく、目標の時期にランディングできそうな、良い形では進んできているかなと思っていますので、期待していた部分については達成されたかなと思っています。
工藤:アジャイル開発をしていて難しいと思うのは、調整を繰り返し進めていくので当初の予定との実際の終わりにずれが出てしまいやすいところだなと思っています。仕方ない部分ではあるのですが、期待通りだったと言ってもらえてよかったです。
UZUMAKIメンバーについてよかったことがあればお聞かせください
雲野さん:まず、今さんがミーティングの後、不明点をすぐ調べていただき返答をいただくなど、技術的な難易度の高いところを後ろからしっかりフォローしてくれていたのは安心感がありました。
じゅんやさんには、こちら側がお待たせしてしまっていた部分、伝え方について悩んでいた部分についても、アプローチいただき、細かい調整も担ってくださいました。
今:石津さんがいらっしゃらないので、よく接点のあったであろうだいそんさんについては僕がフォローさせてください。
だいそんさんは、少し作りの弱い現状の管理画面のリファクタリングを、スマートドライブ社内の別のRailsのプロジェクトのやり方も取り入れつつやってくれていたので、今後引き継いで開発いただく際も参考になったり、拡張などもしやすくなっているのではないかと思っています。QAでバグがあまり無かったのは、だいそんさんが裏でリファクタリングを先回りしてやってくれていたからだったりします。
坂本さん:僕は加茂さんを推したいですね!丁寧で親切かつ早い、また要点を適切に捉えて受け答えしてくれる。感覚が似ていてキャッチボールがしやすかったです。
こういう案件だったらUZUMAKIが役立ちそうだな、UZUMAKIと相性が良さそうだなと思うものはありますか
雲野さん:今回UZUMAKIさんとお仕事をさせていただき、優秀な集団だと思いました。いわばプロフェッショナルの塊!
単純な、簡単なものよりも技術的難易度の高いものや、そうでなくてもワークフローも認識してプロダクトに落としていかないといけないものを”丸々お願いします!”と任せるスタイルが向いてそうだと思います。
坂本さん:進行面でいうと、独立採算できるプロジェクトが合っていると思います!会社の中の一部に取り込まれてしまうと、文化やレベル・速度の違いでUZUMAKIさんの作業効率に影響が出てきそうでなので、そうではなく、新規事業の立ち上げなどを独立して丸っと任せてしまう方が、UZUMAKIさんの力が100%生かせそうです。
工藤:UZUMAKIへの発注を検討している方にぜひ一言いただけませんでしょうか!
小山さん:外部の会社にお願いするという感覚よりは、内製チームがもう1つ欲しいみたいな境遇の方にお勧めしたいですね。プロジェクトの進め方や品質は、Web系で最近の技術を使っているような会社さんであればスッとなじむと思うので、お勧めしたいです。
工藤:なるほど。内部チームの拡張みたいに使ってもらえるのであれば嬉しい限りです!
本日は貴重なお時間をいただきどうもありがとうございました。
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