ファイナルファンタジー16はこんな人にオススメ!※ネタバレなし
FINAL FANTASY XVIはめちゃくちゃ面白いよ!
PS5持ってる全人類、FF16をやろう!
持ってない全人類はPS5とFF16を買ってやろう!!
という気持ちはある。
でも、いろんな人のクリア後感想を読むと、明らかに「向いてる人」と「向いてない人」がいる。
FF16を楽しめる人とそうでない人、と言ってもいい。
というわけで、私が考えるFF16はこんな人にオススメ! というのを挙げていきたい。
もちろん個人の感想なので、参考程度にどうぞ。
なお私はストーリーフォーカスモード(ちょっとだけ敵が弱くなるモード)で1周クリア済、サブクエストは全部クリアしたのでアクション方面はともかくストーリー方面はそこそこ網羅した感じのプレイヤーです。
向いてるタイプ
重厚なダークファンタジー世界で濃厚なストーリーに殴られたい
FF16ストーリーははっきりいって暗くて重いどシリアス。
15世紀あたりの中世ヨーロッパを参考にした文化水準の世界で繰り広げられる、ガチの剣と魔法の王道ファンタジーだ。
暗いイコールずっと苦しい、しんどい、辛い、ということではないけれど、特に序盤に主人公に降りかかる苦難は相当なものがある。
そんな主人公がどん底から這い上がって、少しずつ輝くものを手に入れて、仲間を増やして、一歩一歩未来のために踏ん張って走り続ける、そういうストーリーになっている。
FF16は理不尽な世界への反逆の物語だ。
世界には身分格差があるし、奴隷もいるし、差別や難民、戦争、残虐行為もある。
CERO:D相当の出血や暴力表現がある。
PS5のスペックを使って描写されるのは、美しい景色だけではない。力なく横たわる民衆の死体、無惨に散った命の残骸も(ある程度配慮はされているが)映し出されている。
魚釣りとか、カードゲームとか、そういうミニゲームは一切ない。
スローライフ要素は一切ないし(生産をやってるNPCはいる)川で泳いだりもしない。
メイン武器の見た目は変更できるが、装備を変えてもグラフィックは変わらない(アプデで追加コスチュームはあったが1キャラにつき1種類だけだし、モーグリ着ぐるみとかチョコボの被り物みたいなトンチキ装備はない)。
パーティーメンバーと移動中になごやかな会話をしたりしない(一部例外あり)。
つまりそれだけストーリーに集中して没頭できる、とも言い換えられる。
FF16はエンディングまで一本道のゲームだ。
全員が同じボスを倒し、同じエンディングを見る。
主人公クライヴ・ロズフィールドが駆け抜けたその物語を、多くの人に感じて欲しい。
残虐表現や鬱展開にある程度の耐性があるファンタジー好きの人にはすごくオススメな、主人公が生きて、継いで、掴んで、駆けていく、素晴らしいストーリーになっている。
行間を読んだり設定の考察をしたりするのが好き
FF16はひどく言葉足らずなゲームだ。
これまでのゲームであればセリフで、テキストで表現していたキャラクターの感情を、顔の表情や仕草、声のトーンで表現している。
モーションキャプチャーやフェイシャルキャプチャーが進化したことで、セリフに頼らない細かな感情の動きを表現できるようになった。
より現実の人間くさい存在感がそこにある。
ここで声をかけようとしてためらったな、とか。
セリフは優しいけど目は笑ってないな、とか。
特定の相手に話しかける時にすごく優しい声になるな、とか。
おちゃらけた言葉だけど信頼してるんだな、とか。
そういうのを見て「ははーん、なるほどね……」とニヤニヤする人は本当に楽しいと思う。
更に、明らかに欠損している時間軸がある。
その間にキャラクターたちに何があったのか、語られることはほぼない。
そこをどう想像するかはプレイヤーに委ねられているが、考察するだけのネタはプレイ中に拾うことが出来る。
語られなかった時間に思いを馳せてもいいし、語られない物語は気にしないぜ、と振り切ってもいい。
FF16にはアクティブタイムロアという機能がある。
これはムービー中だろうがなんだろうがタッチパネルを押せばすぐに出てくる(一部例外あり)画面で、今話題になっている人物や地名などをチェックすることが出来る。
これがあれば「うわー次から次へ国の名前と人名が出てきてもうさっぱりだよ」となっても安心。
拠点で振り返ることも出来るので見逃しても大丈夫。
ストーリーが進めば、国の位置関係や領土、この戦いが起こった時の陣営の様子、なども見ることが出来る。
ロアとして表示される項目はとても膨大な上にストーリーに沿ってどんどん追加されていくので設定厨、考察厨フレンドリーな仕様となっている。
ただし、ゲーム内で開示される情報はクライヴが得た(ストーリ上で見た)情報がメインとなる。そのため「名前だけ出てくるけど詳細はわからない」みたいは情報がちょこちょこあり、モヤモヤしてしまうかもしれない。
そんなときはアルティマニアを買えば(全部ではないが)大半のモヤモヤは吹っ飛ぶので、自分の考察の答え合わせや深読みのお供にぜひどうぞ。
RPGやりつつスタイリッシュアクションをしたい
アクションRPGと銘打っているように、FF16は骨太のストーリーと爽快なアクションの両方がご用意されている。
敵との戦闘はアクションが苦手な人でもカッコよくキマるようなサポートもあるし、自力で華麗なコンボを決める事もできる。
そうやってザコ敵を一層し、中ボスをしばき倒し、大ボスにここぞという必殺技を当ててHPをゴリッと削る。
更に、召喚獣合戦となれば画面は更に派手になる。
ワンオフで、どのバトルも全部違う。その全てでめちゃかっこいいBGMと演出でプレイヤーを盛り上げてくる。
FF16でストーリーは避けて通れない。
メインストーリーだけでカットシーンが11時間あるというし、サブクエストに寄り道したらさらに増える。
そういった部分も楽しみつつ、道中の(そしてメインの)敵との戦闘でテンション上がってキメキメなコンボやってやるぜ! という人は今すぐFF16を買おう。
アクション苦手な人も本当にサポートが手厚いので大丈夫。
オート系のアクセサリをつければ勝手にAIが華麗なコンボを見せてくれる。
ただ、そうやって苦手勢にも間口を広げた分、アクションガチの人にはちょっと難易度がぬるいかもしれない。
周回要素であるファイナルファンタジーモードは敵も強くなって歯ごたえがあるらしいが、1周目でクエストを全部やって、隠れボス討伐もこなして、とやってると適正レベルよりかなりレベルアップした状態で進むことになる。
だから「めちゃくちゃシビアな攻撃をしてくるボスキャラとヒリつくバトルを繰り広げたい」とか「生きるか死ぬかギリギリの戦いで脳内麻薬に溺れたい」という人には物足りないバトルになるかもしれない。
結論!
FF16に向いてるのは、
王道ファンタジーな物語が好きで陰惨な展開もどんとこい!
キャラの心情を深読みして考察したい!
世界に散りばめられた設定をつつきまわってこねくり回したい!
華麗にアクションして敵をぶっ飛ばしたい!!!
上記のうちいくつかに当てはまって、かつNGがない人。
ファイナルファンタジー16(とPS5)を買ってプレイしてみて欲しい。
そしてどうか、クライヴ・ロズフィールドの生き様を見届けてくれ。
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