見出し画像

メタバース用アイテムを作り始めて1ヶ月目で収益化した話(VRChat、cluster)

割引あり

こんにちは、ソノダです。
blenderでVRのインテリアを作って販売しています。

今年で1年目、特に大きな宣伝もせず細々とやってきたこちら↑のショップが立ち上げ1ヶ月目で収益化したときのお話を書きます。

収益化に向けてやったこと

まとめると以下になります。

  1. VRワールド(メタバース)をまずは見て回る

  2. ショップのコンセプトを考える

  3. コンセプトを伝える方法を考える

  4. いろんなイベントに顔を出す、ツイッターを活用する

大きくまとめるとこの4つです。唯一、外に知ってもらう施策として行ったはのは「4.いろんなイベントに顔を出す、ツイッターを活用する」です。
ただこれは正直意味なかった…かな?と感じるので、説明としては薄くなります。
私的に大事だったな、と感じてるのは1〜3になります。

VRワールド(メタバース)をまずは見て回る

至極当たり前のことなんですが、まずは実際の空間を見て回ることです。
ただこれも、できればVRゴーグルをつけて見て回ったほうがいいです。
私は手軽さを考慮して「META QUEST2」にしました。

これならハイスペックなPCなしにメタバースを体験できる(のと、ゲームもできて楽しい!)ので、ちょうど良いかなと思いまして。

で、実際に見て回ると以下のことに気がつきました。

  • 自分の部屋、家

  • カフェ、バー

上記2つのワールドが(比較的)多いなと気がつきました。
もちろんゲームができるワールドもありますが、落ち着いておしゃべりできる空間が欲しいんですね、きっと。

ただしここにはメタバースならではの非現実があります。
例えば、ずっと夜とか、サイズがなんでも大きいとか。

そういった「非現実な部屋」を見るうちに、私も何か作ってみたい!という気持ちが湧きました。
これが出発点になります。

ショップのコンセプトを考える

せっかく何か作ってみたいと思ったのだから、売れようが売れまいが販売しようと思いました。
売る場所は世界的に見るとUnity Asset Storeがメジャーかと思いますが、Boothの方が手軽だったのでBoothにしました。

https://uzuki-sonoda.booth.pm/

ただ「何かを作る」と漠然とした方向性だと何も進まなかったので、ひとつコンセプトを考えました。「ファンタジー」です。

そもそもメタバース、VR空間がファンタジーなのでやっぱり曖昧なコンセプトなんですが、「花がライトのように光る」「キノコが喋る」みたいなファンタジーがいいなぁと思い、それをコンセプトにしました。

「ファンタジーなランプ」を大きな軸とし、後述のワールド制作の際に都度小さなコンセプトを作るようにしてます。

ここからようやくオリジナルの小物作りです。

私自身、ランプが好きです。モザイクランプ、モダンなペンダントランプ、卓上のライト、色々。
そこに「ファンタジー」を合わせたランプを作ったらきっと、オリジナリティがある小物ができるだろうと作り始めました。

一番最初につくったランプ「チューリップランプ」

手始めに作ったのがこちらのチューリップランプです。おしべが電球になっています。
こちらの小さい方のコンセプトは「植物」です。植物を模したランプですね。
blenderで写真のような小物を作り、Unity上でマテリアル(色とか質感とか)を付け…という流れで作っています。

もうちょっとVRならではなことが出来ないかな?と考えたのが、こちらの「月と星のランプ」です。
星が宙に浮く、と言う部分で現実には出来ないことをやってみました。
本当は星が回るということもしたかったのですが、当時ではやり方が分からず…。

といった具合に、自分のショップのコンセプトを固めていきました。

コンセプトを伝える方法を考える

ショップができ、コンセプトも固まり、次はこのコンセプトをどう周りに伝えていくかを考えました。
まだ机上の空論みたいな状態なので、「表に出していく」が出来ないとダメだなと。

その時に考えたのが、「自分の小物を実際に見て回れるVRワールドを作ってしまう」ということです。
これなら商品のプレビュー兼ねて世界観を伝えられるなーと考えました。
やっぱり実際に商品見れるのが一番ですしね。

プレビュー、世界観のいずれも伝える目的で、こちらのワールドを作り、公開しました。
ごちゃ混ぜなワールドだとモヤっとしてしまうので、コンセプトを「森」としました。

ただ、実際にワールドを作ってテストするとチューリップ(と、キノコのランプ)だけでは足りないなと感じ、床に敷き詰めるゼフィランサス、机やワゴンなどディスプレイ用家具もセットで作ってみました。
木、芝生、星空は無料のアセットを使っています。

また、実際にワールドに入ってみると全くの無音で少し不気味だったので、音楽や虫の音なども入れました。
幸い、clusterは公式Twitterで新着ワールドを知らせていて、その一覧に載ることができたので初動はそこそこでした。

ここまでで、大体1ヶ月です。

ショップ、ワールド公開で無料商品だけでなく、お支払いいただいてアイテムを買う人が出始め、晴れて収益化となりました。
本当にありがとうございます。

特に、ショップを初めて2ヶ月目に公開したこちらの「藤」のシャンデリアが、一番人気です。

「森」のワールドを公開したあとは「海」にチャレンジしました。

調査から自部屋、バーが人気だなと思ったので、バー作りにチャレンジしました。
こちらはソファ、絨毯以外自作です。(空はAIで作ってみました)

ただちょっと、個人的には最初の「ファンタジーなランプ」から外れてしまった感があり反省です。
割とごく普通に海の生物を作っただけになってしまったかな、と。

といったことを踏まえ、改めて大きなコンセプトに沿うように商品を考えたのが、こちらの「コンペイトウランプ」です。
淡い虹色のコンペイトウが詰まったビンで、コンペイトウそのものが発光するタイプのランプです。

今まさに進行中ですが、次のコンセプトは「スイーツ」です。
甘いお菓子を模したランプを作って、こちらもまたスイーツなコンセプトの部屋を作って…と進行中です。
今年中には出したい!

いろんなイベントに顔を出す、ツイッターを活用する

これは正直、ちゃんと交流できないと意味がないかな…と思った行動です。

clusterをメインにしていますが、ほぼ毎日のように何かしらイベントが開催されています。
そこに顔を出して行ってちょっとでも覚えてもらおう!というのが最初に考えたことです。

ただ、ソノダはアバターに合わない声は出したくないな…と常々思ってたので交流は進まずでした。矛盾した行動でしたね。

またツイッターを活用といっても、やっぱり交流下手なところがあってダメでした。
ただツイッターの場合、botでBoothの新着商品を紹介するアカウント、clusterの新着ワールドを紹介する公式アカウントなどがありましたので、そちらで紹介されるようなタイミング、タグ付けだけは気にしました。
必ず紹介されるわけでもなく、また紹介されても流れてしまうこともあり、こちらもやっぱり上手くいかなかったですね。

それでもエゴサは行い、運良く私のランプを気に入った、使った、ワールドに来てくださった方を見つけた際はいいねを押したり使ってるワールドにお邪魔したりしました。
これは感謝の意が強く、宣伝には全然ならないと思います。

まとめと宣伝とお願い

収益化達成までの行動をまとめると、

  1. VRワールド(メタバース)をまずは見て回る - 市場調査

  2. ショップのコンセプトを考える - 私はファンタジーなランプを作ってます

  3. コンセプトを伝える方法を考える - 世界観を固めたワールドを作ってます

  4. いろんなイベントに顔を出す、ツイッターを活用する - 下手すぎて無意味

となります。

すごく大切なことなのですが、「そもそもVRを楽しむ」「小物作りも自分が楽しいと思える方向性で進める」ということが大前提です。
売れよう売れようとしても結局自分が楽しめないことをやっても続かないし、それは表に出るなと自分自身が一番強く感じます。

まだまだ悩みながら、技術的にも磨きながらですが、ソノダウヅキのランプをよろしくお願いします。

また、もしこの記事が役に立ったなと感じましたら、ぜひご支援をお願いいたします。
よりスペックの高いマシンを買う、勉強のための書籍を買う、という資金に当てさせていただきたいです。

ここから先は

35字

期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?