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ノリコ✕友

台風が去った辺りから、朝晩が冷え込むようになってきた。
いつの間にかセミの鳴き声ではなく、鈴虫の鳴き声に変わっている。

秋の夜長に何をしようかまだ決めかねている方は、どうぞダンスステップに挑戦してみてください♪♪

はじめに

ぼくには長くお付き合いしている友人がいない。
年賀状のやり取りを続けていた何人かは居たのだけれど、ノリコに代筆を頼むようになり、仕舞に届いた手紙に目を通すこともなくなった。

ノリコには幼年期から付かず離れずで関係が続いている後輩や、学生時代の友人達と当然のように繋がっている。
我が家にも沢山の方がお見えになった。
中でも麻はノリコの心の友のように思える。

美大

学生時代の二人を全く知らないが、とても気が合ったようで、ルームシェアもしていたそうな。
現在の彼女は染物等しながら離島で暮らしているという。
それまでも、人口が少なそうな町に家族で居を構え、染物をし、創作活動を続けていたそうな。
美大出身の彼女にとっては、それがライフスタイルってことか。

それぞれの道

ノリコは麻とは一線画し、都会暮らしを満喫している。

どこで道を違えたかは分からないが、彼女らが進んだ道は「北と南」「ジキルとハイド」「太陽と北風」のごとく正反対な生き方となっているようだ。
それでも、お互いを思い、数年ぶりに連絡を取ったとしても、学生時代の続きのような口ぶりで語り合っている。
まぁ、一度きりしか見たことはないのだけれど・・・

最後に

適度に気を使わない関係が良い友達関係なのかもしれない。適度に気を使って仕舞うぼくは、なかなかそういった関係を構築できないのかもしれない。

息子は、ノリコの血統なのか、関心するほど絶妙な距離感で人付き合いをする。悪態をついたかと思えば、謝罪もするし、正義感あふれる言動も多い。友達が多い方が少ないいより”いいな”とぼくでも思うので、これからもその絶妙な距離感を大切にしてほしいと思う。

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