ノリコ✕争い
町ゆく人の半袖割合を、息子と二人して確認していたのだが、どうやらぼくだけらしい(*´▽`*)
もう、秋服を楽しんでいらっしゃる方は、夏服の断捨離を初めて下さいな♪♪
はじめに
小競り合いはしょっちゅうあった。
弟と、母親と。
弟の復讐を恐れ自室の扉を背に寝たことや、母親にマウントされ、両手を固められながら罵声を浴びせていたことなど、今思えば、実になんともな家庭環境であった。
人さまには見せられない
ノリコとも適度な間隔で衝突する。
一緒に暮らし始めた頃に比べれば、その間隔はだいぶ広くなったが、それでも争いはある。
「このブタ」「なんだ薄ら禿」
実に高尚な言葉の応酬を繰り広げ、段々気分も乗ってくると、心の底から別の道を歩む自分を想像する。
回顧
ほぼ1年、ろくな言葉を交わさなかったこともあったと思う。
ある写真を見るとそのころの記憶が呼び起こされる。
グーグルフォトが結構な割合で
「〇年前」「〇〇さん」「〇〇にて」などと、手を変え品を変えお知らせしてくれるので、目にするたび「あぁ~この時は断絶していなたぁ」なんて思う次第である。
性分
実のところ、どんなに嵐が襲ったとしても、一歩下がって歩き、常に夫を立て、内助の功を発揮するような女性であってほしいと思ったことがない。
少し波風が立ち、子供じみた言い争いをし、上げ足とって大笑いをし罵声怒声を交わす。
文字にするととんでもない事のようだけれど、ぼくにはそれが心地がいいらしい。
最後に
最近は息子の合いの手が絶妙だ。
「それって、好きってことでしょ」「そう言ってたやん」
この言葉でノリコもモゴモゴしてしまう。
ぼくもほっこりする。
これだけ長い付き合いができているのは、息子の影響も大きいのだが、いつも二人の沈黙を破る「ねー、ひーちゃん」だったりする。
この言葉にはいつも心が救われる。