息子✕絡み
ただ何となく、目的なく歩いていると、普段目がいかない所に目が行ったりする。
殆どが生活に関するそれだったりする。
家の造りだったり、庭の状態、雰囲気、生活感を感じるもろもろ、色々な人々が色々な想いで生活しているのだろうと思ったりする。
はじめに
息子が定期的に絡んでくる。それも就寝前が大半を占める。
何か突拍子もない事を叫びながら凸って来る。
「怪我をしたので慰謝料払ってください」
と言いつつ両の足をぼくの腹部に絡ませきつく締める。
「払わなければもっと締まるよ」
立派な当り屋である。
団塊の父
ぼくは父親と遊んだ覚えが片手程度しかない。
父が平日休みだった事や、長期休みには母の実家に送られた事、何よりぼくの父親世代は好景気に乗った典型的な仕事人間であったため、殆ど家にいた記憶が無い程働いていたのだと思う。
思い出が少ない代わりに父親がぼくらが河原でやっていた野球の審判をしていた事は、はっきり記憶に残っている。
特に寂しいことはなかったけれど、父子コミュニケーションを育むことは出来なかったかもしれない。
最後に
まだ1歳位だった息子が足元に絡んできたことがあり、払いのけた事を今でも覚えている。多分機嫌も良くなく、子供の絡みがとても不快に思えたのだろう、それ以来ずーと心に残っているけれど消えはしない。
息子の絡みにはしっかり報復をする。
まだ圧倒的な力の差があり、「まいった」の声が掛かるのだが、まいった後も際限なく続くので堪ったものではない。
それでも、息子と騒ぎながら絡み、ほっぺに嚙みついたりできるのは幸せな事である(*'ω'*)
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