【めんどくさい】旅の人って言われたくない【人だねえ】
わたしが旅行へと出かけるとき、旅先で心がけていることがある。
それは
「地元住民に擬態する」
ことである。
なぜかというと、「特別扱いされたくない」からという一点に尽きる。
「旅人」というのは、一般におもてなしの対象とされている。「旅の人」という前提がくっつくだけで途端に気を遣ってくれる。日本人はすごい。たまに旅の人だからこそ邪険にする人もいるというところが日本人の奥深さだけども、それはさておき、気を遣ってくださったりもてなしてあげようというのは大変ありがたい、大変ありがたいし大切にしたい人間の温かさなのだけれども、バチあたりであろうことは百も承知だけれども、ん~でもぼちぼち放っておいてほしいのである。
ただ当方コミュ障のため、「旅人」というカードは同時に強力なコミュニケーションの手段でもある。「旅人」であればバスで降りるときにもたついても若干の許しが得られるし、ぶぶ漬けだされても素知らぬ顔してスマホいじっていても言い訳がたつ(まぁでもそうなったらお暇しようね)。以上のような例は極端だとしても、なにより土地の人との会話のきっかけを作りやすくなるという側面は無視しがたい。コミュ障だし。
ムズカシイ!難しいなぁ~って思った結果、「会社休みだからナンカ日帰りでチョット遠方に遊びに来たオッサン」というスタイルが近年は定着しつつある。
「旅人」判定において最大のポイントは「荷物の大きさ」である。でかいリュックサックでも背負ってようものなら、8割旅人判定である。「そこのアパートから夕飯の材料買いに来ただけ」という言い訳はもはや無意味である。だから宿泊で必要となる衣類とか行動中は使わなさそうな機器類はすべて宿に置いておくなり駅のコインロッカーなりにぶち込んでおく。薄っぺらいトートに財布となんかパンフ貰った時に入れとくファイルと傘と意識高くあるための文庫本(読まない)を放り込むくらいでいい。カメラも「旅人」認定において大きな要素となるが、、、、、こればかりはどうしようもなく、首にぶら下げておく(最近は気軽な街歩きとかでもミラーレスぶら下げている人が増えたのでだいぶ助かる)。
次に大事なのが「行動」である。
「わからない」というのは「地元の人擬態」において大きなマイナスである。とはいえ実態は「よそ者」なので限界はある。最低限地元の人の会話に乗れるレベルの地名や方向くらいは覚えておくと擬態しやすい。地味にその地域の人が集まるのはどの都市なのかというのを抑えておくと会話が弾みやすい。また乗り物を調べるのはできるだけ移動中に。バス停をのぞき込んだりバス停の前や改札の前で延々スマホの画面を見ていると「よそ者」感が爆上がりである。そもそもよそ者でもスッと乗れる交通網整備しろって?その議論はよそでやってください。
そして地味に重要な「言動」。
旅行先と出身地によるが、関東出身のわたしからするとまず旅先で「Suica」「PASMO」と発言するのは厳禁と思っている(特にPASMO)。その地域で覇権を握っている交通系ICカードがあれば、決済時はそれを代わりにコールすると擬態度が上がるのでオススメ。ここで攻めすぎて「ICOUSAで」とか言うと破滅するので覇権を握っているレベルのICカードをコールしよう。
そもそもICカードなんて買い物に使えねえよ。ってところも多い気はするけど。(その点WAONって擬態度高いからすごいよな~って思う)
めんどくせえ!!!!!!!!!
旅は自由であれ。
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