【マダミス制作 虎の巻】#14 シナリオ概要に何を書けばいいのか
プレイ前にシナリオの特徴を掴んでもらったり、ミスマッチを防いだりするために、シナリオ概要をしっかりと記載しておくことは非常に重要な意味を持ちます。
本記事では、シナリオ概要に書くべき内容について紹介します。
書くべき項目について
シナリオ概要に書くべき内容として、本記事ではオンラインマダミスを例にして以下の5項目を紹介します。
注意事項
シナリオ傾向
あらすじ
制作者のコメント
更新履歴
注意事項に書く内容
事前に中身を知ることができず、プレイ開始後の途中離脱ができないマダミスという遊びでは、プレイ前の注意喚起が非常に大切です。
ミスリードやシナリオのネタバレなどとのバランスを考慮しつつ、必要な情報をしっかりと記載しましょう。
■注意事項の必須項目
1. 描写・テーマについての注意
人によっては不快に感じる可能性のある描写が存在する場合や、苦手な人もいるであろうテーマを扱っている場合は、注意書きをしておきましょう。
2. シリーズ作品・関連作品
シリーズ作品や関連作品など、あるシナリオをプレイ済みであることがプレイ条件になる場合は、その旨を記載しておきましょう。
3. プレイ時間
タイマーを設定していない自由議論のフェーズがあるようなシナリオでは、時間を超過する可能性がある旨を記載しておきましょう。
連続で複数シナリオを遊ぶプレイヤーもいますので、プレイ時間に幅がある場合は余裕を持ったプレイ時間を記載しておくのが良いでしょう。
■注意事項の任意項目
1. 価格に関する情報
価格変更やセールに関する情報があれば、記載すると良いでしょう。
2. その他
その他、ありそうな注意事項の例を以下に示します。
シナリオ傾向に書く内容
マーダーミステリーは、その広がりとともに、特定の要素に特化した作品や類似ジャンルなど、さまざまな形に進化を続けています。
今後も定義やイメージが広がり得る中で、シナリオとプレイヤーのミスマッチを防止することは作者にとっても大切です。以下の例を参考に、シナリオの傾向が伝わる内容を設置していただければと思います。
あらすじに書く内容
あらすじは、プレイ前にシナリオの具体的な中身について知るための唯一の文字情報です。シナリオを遊んでみたくなるように、物語の期待感を高めるような内容にすると良いでしょう。
具体的には、
などを意識して、あらすじを構成すると良いでしょう。シナリオの魅力がしっかり伝わるようなあらすじ文を心がけましょう。
■魅力的なあらすじにするテクニック
ここではあらすじをより魅力的にするために、今すぐ取り入れることができるテクニックをいくつか紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
1. 読み手に「なぜ?」と思わせる
マダミスの多くは謎解きを含みます。その謎の不可解な部分をピックアップしてあらすじに記載することで、それを読んだ人に「解きたい!」=「プレイしてみたい!」と思わせることができるのです。
2. やりがいのある目標を提示する
マダミスはプレイヤーの立ち回りや選択によって結末が変わります。そのため、プレイヤーに対してあらすじ以降の道筋を匂わせることで、自分がそのシナリオにチャレンジすることでどんな変化が起きるのかの期待を持たせることができます。
3. 特定の人に刺さるキーワードを散りばめる
特定のジャンルに特化したシナリオであれば、そのジャンルが好きな人に刺さるキーワードを散りばめておくことで、プレイ意欲を掻き立てることができます。
例えば「探偵と助手」などは好きな人が多いジャンルだと言えるでしょう。
制作者コメントに書く内容
注意事項などとは違い必須とは限りませんが、記載する際の参考にしていただければと思います。
1. コメント
どんなシナリオなのか、何を心がけて制作したのか、どういう関係性の人とプレイするのがオススメなのかなど、制作者だからこそのコメントをぜひ書いてみましょう。
2. クレジット
イラスト、BGM・SE、制作協力者など、必要に応じて記載しましょう。
※利用規約等でトップ画面に表示することが必須になっている場合は必ず記載しましょう。
更新履歴に書く内容
オンラインのシナリオであれば、内容の修正は比較的容易に行うことができます。
より快適に、問題なくプレイしてもらうためには最新のバージョンでプレイしてもらう必要がありますので、いつどのような修正が行われたのかは一目でわかるようにしておくと良いでしょう。
おわりに
本記事では、シナリオ概要の記載内容について説明しました。
皆さんのシナリオをより正確に、より分かりやすく伝えるための一助となれば幸いです。
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