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中古物件の購入申込みをする

先の記事で話していたとおり、本日無事購入申込書を受け取っていただき、正式に次のステップへと進めることとなったので、タイトルのことについて記録しておきたいと思います。

■購入申込みとは

私達もそれまではぼんやりとしか知識がなかったのですが、希望の物件が見つかったらまずは「この家が欲しい」という意思表示のために「購入申込書(あるいは買付申込書)」を提出するようです。
今回はリノベ会社さんが仲介業者になるので、リノベ会社から売り主が販売代行を依頼した不動産会社へ下記のような購入申込書を提出してもらいました。

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■購入希望価格を書く

申込書には、「この金額なら買いたいです」という希望金額を記入します。
そんなの安くなるならなんぼでも低く書きたい!というところですが、一般的には下記の順での値切りが多いとのこと。
例えば物件が5,380万円の希望売値価格の場合

①10万以下の端数を切る
→5,300万
→不動産会社もこの部分は値引き幅として設定しているので簡単にいける
(たしかに中古物件って全部端数が80万なんですよね)
②区切りのよい100万円を値切る
→5,280万
→これは、間をとって50万値引き、とか結局端数の80万値引きに交渉が入ることも多いようです。
③思い切って100の端数を切る
→5,000万
→あんまりいないです…とのこと(笑)
成功すれば美味しいけど、この時点で売り主が破談にすることもしばしばあるので結構リスキー。

私達はただでさえ予算オーバーの物件で、リノベ代金を確保しておきたかったため、③の選択肢になりました。

営業担当さんからは、なんとか交渉頑張ってみるけど、下記の点でひょっとしたら破談になる可能性もゼロじゃないことだけ理解してほしいとのこと。

●売り主さんはかなりこの物件を気に入っている
●だから大事にしてくれる人に住んでほしい
●思い出が詰まったこの家を簡単に値引きたくない

ひょえ〜どうしよどうしよ、う〜んでも、行ける気がする!と、このときなぜかめっちゃ強気の私。

そしてなんと、ほぼ、希望通りで頑張ってくださいました…。
ほんとにほんとにありがとうございます…。

■ローンの事前審査に通しておく

前の記事でも触れましたが、購入申込書を提出する際に、ローンの事前審査を通しておくことでその後の話がスムーズに進むことが多いようです。

これは、「ここのローンで組む」というわけではなくって、ひとまず「この家をこの金額で購入することができる支払能力がありますよ」ということを第三者(この場合銀行)に証明してもらうことに意味があるようです。

この低金利の時代なのでローンが組めないなんてそうそうないと思っていたんですが、実際、購入申込書を提出して、リノベーションの詳細まで決めたのに直前でローンがおりなかった、という話が結構多いようです。

ローンの通らない理由として年収の壁以外に下記が意外と落とし穴とのこと。

●勤続年数が短い(最近転職する人が多いけど、結構はねられるとのこと)
●クレジットカードをたくさん持っている(4枚で落とされたことがあるとのこと)
クレジットカードの支払いが遅れたことがある

幸いうちはどれもクリアしていたので、無事審査もおりました。

■実は一番大切だった、内覧時の好印象

今回、無理な値引き交渉にもかかわらず、うちに決めてくださった大きな理由として、売り主さんが私達のことを本当に気に入ってくださったようで、「売るならこの夫婦以外考えられない」とまでおっしゃってくださっていたようです。
実際私達の内覧後も別の内覧が何件か入ったようですが、売り主さんが積極的に話を進めることもなかったとのことでした。
特に気をつけたことはなかったのですし、何がよかったのかはわかりませんが、内覧時は下記のような感じでした。

●まずLDKに入った瞬間に思わず「うわ〜…めっちゃくちゃ素敵…」と興奮気味に言ってた
●写真撮影やどこかを開けて見たいときはすべて事前に断りを入れて丁寧に見た
●事前にわかっていた情報でも再度確認して売り主さんがこだわっていたであろう部分を魅力として再確認した
→壁は全部漆喰ですか?ここもすべて吉野杉ですか?など質問して、なぜそうしたか、これによってどんなメリットがあるかを聞いてみる
●素直に褒めまくった
→きしみもないしクラックもほぼない、そのまま住めそう、など
●木材はすべて吉野杉なので「夫が奈良出身で…」とご縁アピール
●物件以外のテーブルとかもすごくセンスがよかったので思わず褒めちゃう
●くぎなどを基本的に使っていない伝統工法と聞いて全力で喜ぶ
●「今、ここってクーラーつけてますか?」と聞いた
→実際、つけてなかったのにかなり涼しくて気持ちよかったので素直に驚いたけど、そういう家の気持ちよさに気づいたのもよかったのかも
●無垢床や珍しい設備に関するメンテナンスのことを多数質問した
→大切に住んでくれそうというプラスの印象になったのかな?

そして、娘が静かに、泣かずに、おりこうにしてることを逆にめっちゃ褒められました。
帰りがけに奥様が童謡とか歌ってあげてね、って言って童謡のコピーまでいただいて帰りました。
実際、娘パワーが8割な気がしてます…(笑)

■今後の流れ

今後は「重要事項説明」という段階に入るようです。
前に検討した通り、引っ越しは年末になりそうなのでそこまで急ぐ必要はありませんが、これから売買契約やホームインスペクションに進むことになると思います。

ひとまず、ご縁が結ばれたようで一安心。
これからは本格的にリノベの打ち合わせできると思うとワクワク〜!

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