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ニコンズーム兄弟

ニコンのズームレンズ兄弟です
兄、Zoom-NIKKOR Auto 1:3.5f=43mm~f=86mm
Nippon Kogaku Japan No.474814
  1963年1月生まれ
弟、Zoom-NIKKOR Auto 1:4.5f=80〜200mm
  174405 Nikon
  1973年2月生まれ
 
兄はニコンFに付くようになって”ヨンサンハチロク“と呼ばれ
ベストセラーになる前からニコレックス35にもついていた
ニコン初の標準ズームだった。
イマイチ、ニコンのウリのシャープさにはかけるが
交換レンズ選びに迷ってしまったり、
一本しか持っていけない現場の時のレンズだった。

弟はその後もオートフォーカスになりf2.8と明るくなり進化を続け
舞台やライブハウスなどで活躍する定番となったようだ。
私はその様な現場の頃はまだ持っていなくて 
動きの激しくしかし暗いロックバンドのライブ撮影は
ネオパン1600 Super PRESTOのモノクロフィルムの高感度と
単焦点の180㍉のf2.8の明るさを頼りにしていた。

日本光学時代のニコンの大井工場「大井製作所」
レンズ組み立てラインで、ズームの焦点距離に伴って
被写界深度が変化していくのを表すカラーの曲線は”花火”と呼ばれ
その色入れは熟練の”女工さん”達の手作業だったそうだ。


 


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