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原価率、販売価格の考え方

こんにちわ、アーモンドパパのケンです。
今回は、原価率についてどう考えているかを私の主観でお話しできればと思います。
そして、キッチンカーをやられていないお客さんも商品の値段ってこうなってるんだと思っていただければ嬉しいです。

販売される商品には基本的に(原価)が存在します。
みなさんが無料として提供されているものにも原価があります。
コーヒーであったら砂糖やミルク。
割りばしやおしぼり。
それは1円にも満たないものでも、50円のもの、100円のも様々です。
この原価はどこに乗っていくか、それは商品にですよね。
ただ、この分は原価より多めにとるという事はあまりないかと思います。

キッチンカーを運営するにあたり商品一つの値段を何も考えずに
「大体これぐらいでこれぐらいだから(大体でしか覚えていない)500円でいいか!」
みたいな金額を決めてしまうと後々ふたを開けるとこれ、儲け30円しかないやん…みたいな事になりかねません。(極端ですが)
だからこそ、材料の料金、使用料、使用頻度、応用性等しっかりと考えて商品を組み立てていきましょう。

大体のフード原価は売値の30%と言われております。
残り70%が人件費・光熱費・ごみ処理等であったり、キッチンカーの場所代・発電機のガソリン代・移動のガソリン代となるわけです。
もちろん、中にはその人件費・光熱費等を含める事もあると思います。
売れる商品であれば全然可能だと思います。
ただ、それを想定した値段でスタートすると苦しい展開になるかもしれませんのでブランディングにはご注意ください。

では、人件費や光熱費ごみ処理などは固定費になりますが、大きく変動するのがキッチンカーの場所代+ガソリン代になります。
このキッチンカーの場所代というのは店舗で言う家賃ですね
これは場所によって金額が大きく異なります。
例えば一番簡単な例で行くと
使用料「1000円」
とか
使用料「売り上げの10%」
です。これはとてもキッチンカーとしても良心的でお客さんが来る場所でこの金額だととてもありがたい金額になります。
ですが、イベントなど大きな物になればなるほどこの料金が大きく変わります。
例えば
使用料「20000円+売り上げの20%」とかになります。
つまり、そのイベントで22000円だと手元に残るお金は0円です。
シビアだと感じる方もいるかと思います。私はこういうイベントには基本参加しません。特に私が販売しているクレープではとてもしんどいのです。
私が提供するクレープで2オペで頑張っても1時間2万5000円までが限度だからです。

では、営業時間が10時から16時の6時間の場合、オープン時から行列ができクレープやドリンクがまんべんなく売れて閉店まで続くとします。
するとMax15万が限界です。
15万の30%(45000)-(20000円+20%(30000)で95000円が引かれて手元に残るのは65000円という訳です。そして、15万分の固定費がかかると考えると手元に残るのは50000円を少し超える程度です。

確かにこれだけ売り上げる事が出来ればありではあるのですが、労力に見合うかという点で考えると無しです。
しかも、そんなに一日中お客さんが流れ込んでくることなんてありません。
それを踏まえ売り上げが10万と考えると30000+20000+20000万で30000円しか残らない事があると考えるとリスキーでしかないですよね。

無計画に場所代の高いところで出店してしまうと30%+50%という悲惨な売り上げになることがあります。
ですので、自分の売れるキャパをしっかりと把握して出店場所を選んでいきましょう。

話を戻します。
原価を考える際に応用性と書きましたが、材料によっては賞味期限が早いものがあります。
封を開けてしまった以上基本的には早めに処理することが前提ではありますが、足の速いものも中には存在します。
その足の速い材料を1つの商品にしか使っていなかった場合、捨てる事になる可能性がでかくなります。もちろん、売り切れるほど人気のある商品であればいいんですが、中にはそういう集客性がある場所ばかりではありません。
そういった管理もしっかりしながら商品を考え、原価率と場所代をしっかりと考え値段とサービスを考えていきましょう。

今日のお話はいかがでしょうか。
あまり知らない人もいる話もあったかと思いますが、原価との闘いをしながら無駄を省きながら頑張っております。
いかに多くのお客さんの目に留まって手に取ってもらえるか、その為には場所によっては店側に我慢を強いることもあると思います。

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では、また。

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