色彩検定1級の独学勉強法


概要

2024年1月に合格しました。折角なので忘備録として実践した勉強法を書き残しておきたいと思います。

1級と他の級との違いは2つあります。
・年に1回(下半期)しか試験が無い。
・二次試験(実技)がある。
私の場合、一次試験(筆記)は1回目で、二次試験(実技)は2回目の受験で合格しました。二次試験1回目の受験では、他の資格試験との兼ね合いで2週間弱しか勉強時間が確保できず撃沈。あとは実技という慣れない手法や、2級と違って市販のテキストが全然無く、自分に最適な勉強法がなかなか見つけられなかったというのも敗因でした。

参照したテキスト・ホームページ等

①最短合格!2級・3級テキスト&問題集

そもそも2・3級の内容が理解できていないといけないので、2級受験時に使用したテキストは大いに役立ちました。公式テキストよりも分かりやすくまとまっていて内容が覚えやすくおすすめです。

2級はこれと公式の過去問題集で十分だと思います。

②公式テキスト

2級の試験では公式テキストが無くても全然合格できるという印象でしたが、1級は市販のテキストが全然無く、かつ基本的に公式テキストから問題が出るので、公式テキストの内容を覚えるのは必須かなと思います。私はラインマーカーを引きまくり、テキストの全ページどこを問われても良いように、手で書いたり口で呟いたりしながら、内容を全て頭に入れる意識でテキストに繰り返し目を通しました。

③公式過去問題集

どんな試験でも外せないのが過去問研究です。公式で手に入るのは過去3年分だったと思いますが、私も過去3年分+1年目二次試験受験時=計4年分は全問正解するまで繰り返し解きました。

④カラーカード

カラーカードは二次試験本番でも配布されますが、事前にトーンの並び順や、「解答欄の大きさはこのくらいだから本番ではこのくらいのサイズでカットして貼り付けよう」という確認をして、カラーカードの扱いに慣れておくと良いと思います。ちなみにカラーカードの裏側には1センチ間隔で点状の目盛が印刷されているのでサイズの目安になります。


カラーカード

⑤勉強法ブログ

合格に必要な暗記事項がまとまっている以下のブログ記事がとても参考になりました。
特に②の記事の最後の「慣用色名」の一覧は、一級二次試験合格に必須の慣用色名の暗記をする上でおすすめです。私はこれを参考に、↑で紹介した「最短合格!2級・3級合格テキスト&問題集」のテキストの慣用色名のページにPCCSトーン記号を書き込んで、慣用色名+PCCSトーン+慣用色名の特徴をセットで暗記しました。


二次試験の勉強のポイント

一次試験は暗記が苦で無ければ、そこまで難しくないと思いますが、二次試験は少し癖があるので慣れが必要だと思います。

私が受験してみて感じたポイントは以下の3つです。
①カラーカードの扱いに慣れる
②記述回答の対策をする(テキストで出てくる図に記載されている名称を書けるようにしておく)
③慣用色名とPCCSトーンをセットで暗記する

私は一回目の受験時に③の重要性に気づいたのが二次試験の2日前くらいで、全然間に合いませんでした。慣用色名+PCCSトーン+慣用色名の暗記はあらかじめ余裕をもって進めるのが良いと思います。

おまけ

二次試験の意地悪なところは、慣用色名の問題で最初の方で解答を間違えると、それ以降の解答もほぼ全て不正解になってしまうところです。もし途中で(辻褄が合わないな…)と感じたら必ずそれまでの解答を見直しましょう。
また、見直しで間違いを見つけた場合、先にカラーカードを解答欄に貼ってしまっていると後から剥がすのが大変なので(1回目の受験の時の自分がそうでした)、カラーカードは見直してから最後に貼るのがおすすめです。

個人の勉強法の記録ですが、誰かのお役に立てましたら幸いです!

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