自衛隊には変わり者が多いのか?
自衛隊時代の話で面白いのは教育隊時代で、その後は米軍基地での実射訓練に向けて艱難辛苦の日々…。
激痩せして胃癌を疑われたほどであります。
あれから二十数年、体重は増え続け、体脂肪率も右肩上がり。
あの頃のわたしに脂肪を分けて差し上げたい。
どこまで話してよいものか思案しながら、わたくしは実際に起こったことを、そのまんま綴っております。
関係者の方々に迷惑が及ばないよう、ところどころオブラートに包みますので、そこは空氣を感じ取っていただけると幸いでございます。
さて、24年前の話に戻ります。
わたくしが所属していた班は、沖縄、長崎、大分、和歌山、静岡、岩手、山形、秋田、青森、北海道と方言豊かな面子がそろっておりました。
中でも津軽弁の同期が可愛すぎて、外国語のような津軽弁をがんばって覚えました。吉幾三の津軽弁ラップも大好きです。
ちなみに、津軽の彼女も坊主仲間です。
『自衛隊には変わり者が多いのか?』という議題でありますが、そもそも自衛隊に入隊しようと思う時点で変わり者が多いのではないかと思うのは私だけではないはず…。
皆さん個性豊かで、もう毎日ネタ満載!(笑)
そして、うちの班は特に、特殊であったと記憶しております。
ある時、元OLの綺麗なお姉さんが、急に歩けなくなりました。
怪我をしたわけではなく、急に足が痛くなって歩けなくなったとのこと。
東京砂漠でOLをしていた彼女の口癖は
(´・ω・)
「こんなに待遇が良い職場なんて、なかなかないよ!私、絶対に辞めない!」
今で言うところのブラック企業に勤めていた彼女は、18歳の何も知らない娘たちに、自衛隊という職場がいかに素晴らしいかをよく語ってくれていました。
(´・ω・)
「熱が出ようが怪我をしようが、会社は休めなかった。でも自衛隊はみんなでカバーしてくれて、安心して休める。本当に有り難いよ!」
仲間と助け合って目的を達成するのが自衛隊です。
そして健康第一、身体が資本ですからね。
(´・ω・)
「私がいた会社は、昇進したかったら上司に媚を売るしかなかった。セクハラは当たり前。社内不倫も当たり前。逆らうと居場所がなくなる」
ちょっとここには書けないようなことも色々と教えてくれました。
そんな昼ドラみたいな会社、ほんまにあるんやなぁ…と、まだ社会を知らない娘たちは恐れ慄くばかりでありました。
そんな真面目な彼女が、突然、原因不明の歩行困難になったわけですが、足が痛くてもサボることをせず、できることを探して真摯に取り組んでいました。
年長ということもあって、班員たちからの信頼も厚く、お手本のような人でした。
駄菓子菓子❗️
(´・ω・)
「実は、わたし靈感がすごく強くて…」
と、真面目な彼女がカミングアウトしたと思ったら
( ゚Д゚)∂︎゛
「え⁉︎そうなのー?私もミエルのよ〜。ここヤバいよね」
( ⌯᷄︎ὢ⌯᷅︎ )
「やっぱそうなんだね。おかしいと思ってたよ」
( ・᷄ㅂ・᷅ )
「ごめんね、ひとりに背負わせてしまって。みんなで立ち向かおう!」
(*・ω・)… ?
意味がわからない私を置き去りに、あれよあれよと一致団結した靈感が強い同期たち。
その日の夜から、怪しいことが当たり前に行われることに…。
( ゚Д゚)∂︎゛
「結界張っといたから部屋には入って来ないと思うよ」
(*・ω・)
「え、結界?なんでそんなことできるん?」
( ゚Д゚)∂︎゛
「うちの実家、神道で陰陽師よりで〜」
(*・ω・)…
( ⌯᷄︎ὢ⌯᷅︎ )
「お祓いのお経も唱えといたよ!」
(*・ω・)
「え?なんでお経唱えられるん?」
( ⌯᷄︎ὢ⌯᷅︎ )
「うち、お寺で〜」
(*・ω・)…
(*・ω・)
「ねぇねぇ、なんでみんな、そんな特殊能力あるん?」
ひとり取り残された感があった平凡な私でしたが、ある夜、背中が凍るような体験をしてしまったんです。
みんなで。
同じ体験を…。