仏ブルターニュバカンス中◇国際結婚の手続き
彼のバカンス3週間。
10日間、実家のあるブルターニュ地方へ。
て言うのも結婚の手続きの為でもあり。
フランスでは市役所で簡単に結婚式をする
市役所に大量の書類と共に予約をして
市長と証人各一人を呼んで共に入籍のプチ儀式がある。
市長。何で。
詳しくは調べても無いからよく分からないけど。
あと結婚の際に契約書的なものを
結ぶカップルもちょこちょこいるらしい
これもまた面倒くさい。
3万程かかる上に、交渉人の方が
国際結婚の為通訳も欲しい
とのことで、日本人の通訳さんにも来て頂いた。
そちらは2万程。
私的には必要ないと思うけど、
アパート2軒持つ彼的にはローンの事などもあるので結んでおきたいらしい。
(ちなみにフランスでは家やアパートを買うハードルが日本より低いっぽい。買値より高く売れる事も全然あるっぽい。)
まぁ、要するに別れた場合どうするかの話。
私の所有物、彼の所有物はそれぞれ
別れる事になってもそのまま。
5対5。
別に取りゃあせんけど。と思いながらも
したいならどうぞと契約を結んで終了。
日本からフランスへ来て20年以上の通訳さん。
3人子育てしてて、フランス語がペラペラ。
聞くところによると
初めはフランス語ゼロで入国して
3年目程から会話が出来るようになったんだそう。
あとお子さんはフランス語しか話せないらしい。
バイリンガル教育について調べるけど、
そう簡単じゃないっぽい。
私がめげずに日本語を話すしかないらしい。
頑張る。
因みに、日仏の離婚手続きの際の
通訳もやってるそうで
最近はそっちのが 多いとのこと笑
必要になったら連絡してねって
笑ってらっしゃった彼女も経験者でした。
きっと酸いも甘いも色々見てきはったんやろな
挫けず頑張ります。
その足で市役所へ。
結婚式は自分が住む街か、
両親が住む街のどちらかから選べるらしい。
来月出産一ヶ月前に、パリから3時間の
ブルターニュまで来ること、彼は心配してたけど
なんかその方がいい気がして、
お願いしてこっちで結婚式することに。
彼のお母さんが育った小さい街。
おじいちゃんも親戚もみんないる町。
亡くなったお父さんも隣町出身。
畑がいっぱいで、北海道みたいな景色が
ずーっと続くきれいな田舎町。
彼はあまり好きじゃないらしいけど、
私は景色にいちいち感動する。
雨が多いブルターニュらしいけど、
私が来た時は今のところよく晴れてる。
初めて来た初夏の7月、雨季ないって聞いてて
何でギッシリ大量の紫陽花が、って
不思議やったけど、降るんやん。納得。
画質悪くて残念。つたわれ。
話が逸れました。結婚の話。
通常は、新郎側新婦側から各一人
証人を呼ぶんやけど、
私の場合家族も友達も日本。
しかもこんな急に。こんな状況で。
もちろん呼べる訳もなく
彼はお兄ちゃんに、私は彼のおじいちゃんに
頼むことにしました。
市役所まで3分。
ちっこくて綺麗で可愛い。
予約してたのもあり、
入った瞬間アジア人とフランス人の2人が来て
察した顔で迎えてくれました。
秘書さんが、そわそわ
市長ー!って感じで呼びに行き
満面の笑みで登場した推定40代の若い市長。
アロハではないけど
それっぽい浮かれた半袖シャツから出た腕に
でっかく漢字で書かれた『家族』の文字。
家族愛伝わるぅー。
漢字って、元は中国から来たから
日本語だねと言っていいのか
いつも微妙にわからん。
日本語が平仮名片仮名漢字がある事、
知らない外国人の方が多いし、
そもそも日本語、とか中国語とかで
認識して入れてるのかも結構謎。
たしかにアラビア文字がどこで使われてて
イスラム圏のどこがどんな文字でって
知らんもんなあ。
他言語って読めないからこそ
何かカッケーって思えたりするんかな。
せやろな。
ちなみに日本の100均とかのちょっとした雑貨
めっちゃフランス語使われてることに、
勉強しだしてから気付いたけど
あれ、フランス人どう思うんやろな。
こっちから見た、
謎に欧米で有名なダサブランド
Super Dry(極度乾燥しなさい)
的なノリかな。
そんな事考えながら
入り口から20歩程で辿り着ける
小さな市長室で書類や日程の簡単なやり取りを
陽気に交わす彼と市長の横で
ぐるぐる考える。顔はにこにこ聞きながら。
頼りっぱなしですんません。
市長さんの息子さん
4月に日本に行く予定だったらしい。
あぁ可哀想。他にも2人フランス人の
知り合いがそう言ってたなぁ。悲しいなぁ。
早く自由に行き来できる日が来ますように。
9月5日にしたいですと伝えたら
出てきた市長ノート。
オーケー。。って開いた9月のページ
白紙でした。小さい街。かわいい。
きっと今住んでる街でしてたら、
国際結婚なんてちょっとややこしくて
嫌な顔されながら流れ作業やったんやろなぁ。
ちなみに市長さん、爺ちゃんのことも知ってた
こっちにしてよかったね。
その足でまた3分程のじいちゃんち。
庭でブラックベリー摘む。
一緒に1時間程アペロして帰宅。
話せなくてもどかしいけど、
皆とても親切でありがたい。
不安な部分が、自分の語学力だけに留められてる
有難い環境で良かった。
あと、結婚に関しては
当日どうするか。
急に彼は張り切り出して、
従姉妹呼ぶなら、その家族と、
あの家族も呼ぶし、あっちの家族と、、、
って何やら色々と忙しそうに
沢山の人に声を掛け出した。
家族の繋がりがとっても深い。
近しい家族親戚だけでも40人近くになりそうらしく
今度は式後にレストラン借りるか
お義母さんの家の庭でパーティーするか
忙しそうに決めてはります。
私は彼がしたいように見守ってます。
豚の丸焼きが食べたいらしい。笑
好きにしてくれ。
忙しい新郎。
なんか立場逆転。。。笑
折角だから日本からzoomで友人や家族にも
出席してもらおうと考えてます。
無事に当日を迎えられますように。