【うゆのひとりごと】卒論を書きながらオタクできるって幸せ?
こんにちは、先日無事卒業論文を提出し受理された現役大学生のうゆです。
決して創作エッセイの中のうゆではありません。
今回は卒論とオタクって相性が良いのか?という話をしようと思います。
いつも投稿を読んでくださっている皆様はご存知だと思いますが、私はかなりのK-POPオタク。そしてゴリゴリの文系です(これは多分初出)。卒業研究テーマには自分の守備範囲にある問いを選び、論文を書きました。提出後に誤字を見つけるという失態を犯して軽く落ち込んでいるのですが、これくらいで死んだりしない!と思うことで軽々ジャンプできるくらいには回復早いです(TMI)。
今回は、私みたいに自分の趣味分野を卒業研究にしたいという方へ、アドバイスというか忠告というか、老婆心みたいな雰囲気で自身の体験談を書き残そうと思い、やってきました。
とは言っても何か専門的なアドバイスをするのではなく、やってみて良かった点と悪かった(しんどかった)点を2つずつ挙げて、精神面の覚悟が必要だよっていう脅し(?)をかける感じなので、少々ウザいかもしれませんがご容赦ください。
それでは早速行きましょ〜♪
良い理由
①知らなかった情報を知り、理解が深まる
超ベタだけど大事なこと。好きな分野特有の「もっと知りたい!」と思う心(知的好奇心)がくすぐられることによって、対象に関する知見を深めることができるためシンプルに楽しいです(加えて質疑応答にも強くなれます)。複数の対象を比較するとそれぞれの特徴や傾向を知ることもでき、事象を抽象化して見る力も養えます。まさに一石二鳥。
②自分が新たに発見した知見にドヤれる
卒論って、どんな些細なことでも良いので新たな知見や法則を見出してまとめる必要があるものなんですね。推しが関係する分野の研究で、まだ誰もまとめていない事象を自分が一番乗りで発表できたら優越感があります。たとえ重箱の隅をつつくような細かすぎる内容でも、あなたが見つけ出した新たな知見はあなたの手柄です。おめでとう。
ちなみに私は、その分野の歴史をまとめた年表を制作したことが一番大きな手柄でした。だってまだ誰も作ってないもんね〜。
悪い理由
①適度な距離感以上に詰めなければいけなくなる
これ辛かったな…例えばSNSコンテンツにあまり関心がない私のようなオタクも、下調べとして要素を検索してまとめないといけなかったのが精神的にキツかった。適度な距離感を保ちたい私と、どこまでも掘り下げる必要がある先行研究、大好きな推しという三角関係、蚊帳の外なのは自分なのかもと自己嫌悪。でもそこを超えたら自分のオリジナル研究がしやすくなるし、論文としてのまとまりも良くなるので頑張る価値しかない。必要なもがきです。
②知りたくもない情報を調べなければいけなくなる
①に続く話ですが、知れば知るほど迷宮入りすることが多々ありました。例えば参考資料によって日付や時系列が矛盾していたり、いざ情報を集めても分類がめんどくさい並びになっていたりと、情報に惑わされて頭がまわらなくなる。また、私は経験がないものの、不祥事や炎上などのネガティブな情報やアンチのコメントなどを目に入れてしまうこともあり得る。研究に感情は強敵なんだけど、それでもそういう内容が目に入ったらテンションもモチベも低下してしまう。そこも含めて全てを見るぞ!という意気込みが必要。
という感じで書いてきましたが、いかがでしたか?
私は最終的に、やってよかったと心から思えました。辛いことも楽しいことも含めて、知ることができた情報や得られた知見には(少量でも)大きな価値があると思えましたし、やっぱり私は対象のことが大好きだと再認識出来ました。
学術的対象として見ると気が滅入ってしまい冷める方もいらっしゃるとは思うので全てが良いとは一概には言えませんが、自分が対象をどう思っているのか、どんな部分に価値を感じているかを考える機会にもなるかと思います。現実的に研究可能な内容であれば、まずは取っ掛かりの部分からでも始めてみることをおすすめします。
私もゼミに入った当初は「本当に書けるのかな…卒業できるのかな…」と不安でいっぱいでしたが、人間やればできるんですよね。2万字だろうが3万字だろうが、意欲と信念を持って情報を集めたら書けちゃうもんでした(結局は根性論)。大丈夫。全ての心配は杞憂だから(全ては終わったから言えることだけど)。
あとはそうですね…計画は狂うものだと心得た上で、余裕ある執筆計画を立てることが何よりも重要です(超重要)。私は結局〆切日の朝まで3徹しました。
そんなこんなでグタグタ書いてきましたが、結局は何を書いて卒業するもあなた次第。是非後悔のない卒業研究ライフを!!
それではまた次回~(@^^)/~~~
うゆ。
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