【看護の話】個人的に学びが多かった本
前回投稿からだいぶ時間が経ってしまいました。3日に1度は投稿するという強制力を排除してしまったのが、良いのか悪いのか(笑)
今回は、少し前から構想はしていた、”個人的に学びが多かった本”と題して活用する機会が多く、皆さまに広くおススメできる本を3冊、紹介したいと思います。
*僕は隅々まで読むという根性はなく、必要な知識や情報だけをスマートに得たい派なので、熟読した解説はしませんよ。読んで、すぐに実践につなげられることが一番の目的です。
1冊目
疾患別、看護過程です。現物が手元になくてすみません。こちらは第3版で病態関連図がついています。その代わりお値段も普通の参考書の倍以上します。僕が持っているのはだいぶ薄いやつですが、解剖から病態までが分かりやすく、看護の根拠もしっかり書いてあるので指導の際には重宝します。最新版では、関連図もついているのでこれ一冊があれば、疾患と看護についてだいたいの知識をつけられます。実際の看護では、患者さんの場合が必要ですので、これをベースに患者さんに当てはめて活用します。患者さんの全体像を捉えるのに適している本だと思います。
2冊目
この本は、本屋で見つけたものになります。ご覧の通り、ものすごいインパクトのあるタイトルでしょう?はっきりとした答えが、分からなかったので買いました。(麦茶を零してしまい汚いです)患者さんの死との直面は、看護師何年目とかに限らずやってきます。僕の場合は、入職してGWがあけた時期だったかな。直接関わっていなかったけど、突然患者さんが亡くなった情報を聞いて呆然とした記憶があります。その頃から、死に対して何らかの考えを抱くようになりました。(いわゆる死生観というものです)その後、2年目にも自分の中で腑に落ちない死と直面したり、現在療養病棟で約5年間働く中で様々な死の場面と出会ってきました。そうゆうわけで、常日頃患者さんの死を前にした看護については、深く考えることが多かったのです。
本の内容に戻りますが、いわゆる患者さんの立場に経って考えられている本で、抱いているであろう心情について書かれています。魔法のようなHow toではなく、コミュニケーションを通して患者さんの心を癒していくものになっています。もちろん、薬剤投与も大事ですが、我々にできる早く一番身近なケアとして、患者さんの苦痛を取り除く方法が記載されています。この方法を実践の場で取り入れられ成果が出るかは、看護師一人一人の能力だけでなく、チーム全体で関わる必要性があります。少なからず、死に対する理解や患者さんにとって”良い死”とは何かを考える機会になる本でしょう。
3冊目
看護師のためのアドラー心理学です。アドラーとは聞いたことがありますか?最近(5,6年前)に流行った心理学者です。本屋でも特設コーナーがあったりしましたね。僕自身アドラーに触れたのは6年前で、その頃3年目の看護師の指導者をしていました。その際、上手く伝える方法はないかと手に取ったのがアドラー流コミュニケーション術でした。指導方法というよりかは、対人関係に関する捉え方や考え方の本です。それでも、”気にしい”の僕いはだいぶ助けられました。
今回、ご紹介する本はそのアドラー心理学を使って看護師に向けた、対人関係やコミュニケーションについて書かれている本です。よく、子供の教育にも使われているようですが、対患者さんにも応用して使えるようです。人間の言葉や行動には意味があります。そのことを詳しく心理学を用いて分析しています。全てこの方法で上手くいくかどうかは、試してみないとわかりませんが、”あの時あの人はどうしてそんなことを言ったんだ”ということが、少し理解できます。看護師をしているからではなく、できる限り人を先入観捉えず、色々な見方をしたいものです。実践できるかどうかは別として、このような心理が働ている理由が分かるだけ、少し気持ちが楽になるような気がします。だいぶ走り書きなので、詳しく知りたい方がいれば、特設ページを作りましょう(笑)
ざっと、3冊なのですが、書き始めれば1500文字以上に。また、想像以上に見ずらい記事になってしまいました。もっと、分かりやすくスマートに紹介がしたかった。皆さんの反応が良ければ、他に終末期ケアや救急看護に特化した内容でも書きたいと思います。そして、自分自身でもかなりコミュニケーションだったり心理について関心があるなぁと最近思っています。以前、一緒に働いていた緩和ケアの認定看護師より、コミュニケーションに関する学習会をしてもらいました。その機会により、自分の中の看護の重要な要素1つであることに気づかされました。そして、同じように多くの学生に伝えてきました。
このような学びとなる出逢いを頂けた事に本当に感謝しております。
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