廃人と化しそうな女子大生
2回目の宣言が出て、3週間弱。
大切な人たちの誕生日も終わり、再び暇が訪れ、廃人と化しそうな女子大生。
前回と違うこと。
それは、まわりは活動し続けていること。
両親も兄弟も皆毎日仕事や学校がある。私だけ社会から取り残されてしまったかのように何もない。
ちなみに、バイトをしているのだが、なんせ飲食店であり、来月からの休業が決まった。唯一の社会との繋がりが切られてしまう。
学生生活も残りおよそ2ヶ月。
こんなにのんびり出来る時間もそうそう無いから、思う存分廃人と化せば良い、と社会人は言ってくれる。
しかし当の本人は、何かを成し遂げたくてたまらない。
性格上、ある目的に向かってがむしゃらに動く。
そしてその目的が達成された時の快感がたまらなく好きだ。
だから何かを追い求めたくなってしまう。
ぶっちゃけ、のんびりだらだら廃人をするのも嫌いなわけではない。
だが、あまりにもその期間が長すぎる。
一度、国内旅行やバイト、サークルや交際など、忙しく過ごす日々を再び経験してからの今回の宣言。あまりにも一日が、1週間が長い。
読書をして、映画やドラマをみて、料理をして、絵も描いて、たまに散歩する。
一見優雅な日々を過ごしているように感じるだろう。
たしかに幸せである。毎日何不自由なく暮らせて好きな事ができる時間と空間があるから。
でもね、何か物足りない。
このなんとも言えない気持ちがもどかしい。
何かをやりたいのに、そのやるべき事、目指す高みが見えない。
永遠と霧に覆われた道をただひたすら歩いているかのよう。
何気ない日々が徐々に過ぎてゆくのが勿体ない気がしてしまう。
その何気ない日々が、1番の幸せであったりもするが。
今の私は、どこか心に小さな穴が空いているよう。
どうしたら満たされるのか。
そんなことを考えながら、母に代わり、主婦業を全うする娘であった。
残り2ヶ月。
主婦業ばかりもしていられない。
自分で道を切り開いていかないと。
まだまだ大変な日々は続くけれど、小さな楽しみを見つけながら生きていこうと想うのです。
頂いたサポートは他のクリエイターさんのサポートにまわさせて頂きます☺︎