ツインテールの女になりたい

こんばんは!うゆです!!❤️‍🔥

寝る前にアマプラで賭ケグルイ双(ツイン)を見た。私の大好きな早乙女芽亜里様の話だ。
もうとんでもなく最強に可愛かった。

私は芽亜里様が勝った時にやる「ツインテールを両手でバサッァと後ろに靡かせる仕草」がとても大好物だ。(悪い笑みするのももちろん最高)
これは芽亜里様に限ってではない。
ツインテールの女の子は大体これをやる。

わたしは小さい頃からこの仕草に憧れてきた。
ずっとこれをやるためだけにツインテールをしていたいしツインテールの女になりたい。


私は幼い頃からツインテールのキャラが大好きだった。
例をあげろと言われたらキリがないけど、アイドルでも推すのは絶対ツインテールの子だしアニメのキャラクターでも大体ツインの女の子が好き。もちろん推す理由として性格も重視してるけど気づいたら大体ツインの子を応援している。もう脳が勝手に「ツインテールの女の子=推し」にしてるのだ。

ツインテールってなんであんなに可愛いのだろうか。
女の子の特権でもあり、女の子にしかできない髪型だと思う。
もしかしたらツインテールの女の子に惹かれてるのではなくて、「痛い」が理由でなかなかやらない女の子が多い中、堂々とツインテールをするその勇気と周りとは違う自分を持ってる部分に惹かれてるのかもしれない。
とにかく何が言いたいかと言うと

ツインテールの女は最強に可愛い

そして自分もついんてーるの女の子になりたいと思った。


でもその夢は親が遠の昔に叶えてくれてた。
保育園も卒園式も小学校の入学式も発表会も、
そこに写ってた私は全部ツインテールだった。

もしかしたら親が生粋のツインテール好きで、
私がツインテール好きなのは遺伝なのでは!?
と疑ったが私がハーフアップツインで出かけるたび「またそんな髪型して〜!やめなさい!」
と言ってくるので絶対そんなことはない。
生粋のツインテール好きなら「わ〜!最高に可愛い!そう!それでこそ私の娘よ〜!!」と言って抱きついてくるはずだ。
まぁでも毎朝髪をツインテールに結んでくれてたお母さんに「ナイスで賞」を送りたい。

そんなこんなで中学もツインテールで入学式を迎えたが、ここで初めて私はツインテールとお別れすることになった。

私の通う中学校はバスケ指定強化学校だったため全員がショートカットだった。結ぶことさえも許されなかった。そして1番周りの目を気にする年齢だったこともあり「ツインテールしたら痛い子って思われるよな、、、」と周りの目に負け、ツインテールとはお別れした。

そして高校生になった。
「文武両道」が校訓だった自称進学校のせいで入るはずじゃなかったバスケ部に入った。
でもこの選択は私にとっては超正解だった。
せっかく伸ばした髪をまたショートカットにしなくちゃいけないのかと思ったらめちゃくちゃゆるくてめちゃくちゃ楽だった。


私のツインテールは復活した。
高校生にもなれば「私の譲れないもの」が確立し、どんなに周りの目を気にしようが何を言われようがツインテールだけやめなかった。
練習中にツインテールの高さが気に食わなくて何度も縛り直してたらコーチに「ツインの女ァ!!髪ばっか触ってんなァァア!」と怒られたこともある。無視した。

部員にも恵まれ私みたいな「アイドル」を夢見てる女の子とも出会えた。6人組を作ってももクロの歌詞を割り振ってカラオケで1日中アイドルごっこもした。(付き合ってくれたみんなありがとう)
私はもちろんツインテールの女の子だった。


でも私が早乙女芽亜里になるにはまだ程遠かった。なぜなら、耳下で縛ってるから!!!
イメージしやすいように例を挙げると、しずかちゃんだ。
ちがぁあう!!私はしずかちゃんになりたいのではない!ハーレイクイン早乙女芽亜里もしくは城ヶ崎さんになりたいのだ!!!!!

ツインテールを両手でバッサァ!とやるには上で縛る必要がある。
どんなに譲れないものがあったとしてもどんなにツインの女に憧れていても、上でのツインテール(10時10分の位置)は流石にキツい。
地元でやったら確実にジロジロ見られてやばいやつ認定からの地元の名物変人になる可能性もある(ある)

そこでわたしは思った。

ハーフアップツインテールならギリいけるくない??

その時最推しだったアイドルのりったん(エビ中)がハーフアップツインをしててものすごくかわいかったので採用した。
顔面が可愛いからどんな髪型でも似合うのは、私がハーフツインをして鏡を見てから気づいた。

でもやった。顔面が可愛くなくてもやった。
その髪型でエビ中のLIVEも行ったし変わらずカラオケでアイドルごっこもした。
ただ流石に学校ではできなかったのでそこはしずかちゃん結びと姫カット(new)で我慢した。
両手でツインテールをバッサァって靡かせることもできた。もう満足した。
が、その満足をまだまだ堪能していたかった。


無敵ブランドJKを卒業してもツインテールはいけるのか、と私の中の常識と恥じらいが議論した結果「いける」の判定をもらい私の勝利となった。

その精神のまま上京し、専門でも続けた。
「痛いけどうゆだから良い」と言われるようになった。もしくは言ってもやめないから周りが見慣れただけかもしれない。
継続は力なりってことを学んだ。


それから2年間の中で私は何回かツインテールをバサッァ!とした。それはもう何回も。
シンプルに髪が邪魔な時もやった。
嫌いな先生が周りにチヤホヤされてる時もやった。でもそれは私の心の底にいる早乙女芽亜里が代わりに髪をバサッァとやってくれてた。
10回やってたとしたら3回は無意識だ。

そしてまたお別れの時がきている。
4月から社会人になる。
さすがに会社ではこんなことできないしもう学生ではない。
今までは学生というレッテルがあったからまだ平気だったものの、私はもう社会人になる。

と思いつつも今、鏡の前でハーフツインテールにしてる。うん、髪の毛を巻けば割と大丈夫だしくるりんぱをしたらもはやツインテールには見えない。そしてなによりも私にはこの髪型が1番しっくりくるし安心する。
鏡の前で自分史上1番キマってる顔をして、ツインテールを両手でバサァッと後ろに靡かせる。

満足です。

おやすみ🌛

憂湯

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