今日は雨下と半夏雨に煙雨や小夜時雨、香雨と恒雨に掻時雨。
雷鳴どんどこどん。
そこではたして、雨の登場である。
なんだぁ? もう、夏来ちゃったのかぁ? と残念がっていたが、雨足はまだ健在のようだ。善かった。
梅雨は、言ってしまえば一つの季節である。四季などと言われ、自然に排除されているが、春・梅雨・夏・秋・冬とまで言っていいレベルの存在感を醸し出しているじゃないかと。
それはいい意味でも、悪い意味でも。
雨と一言に行っても、その種類は多種多様である。一日に降る雨さえ、たくさんの種類がある。あるはずだ。
でも日常では、余計な思考はそぎ落とされる。行動のほぼ全てがルーチンワーク化され、些細な変化などどうでもよくなるのだ。結局人間は自分に都合の良い情報、興味のある情報しか消費しない。自分が最終的に納得のいく考えを受け入れ、ある意味ではそれ以外を排除する。
「雨」もその一つだ。
どんな降り方をしているか、どんな匂いがするか、温度はどうか、何を伴って降るカ、どれくらい降るか、どれくらいの時間降るのか、降った後はどうなるのか、雨粒ははっきり見えるのか。雨にはこんなにも色んな顔がある。でも大抵の人には、こんなことどうでもいい。面白いんだけどな。
あれだな。
降っている雨を見て、肌で感じて、
「今日は、破雲雨だな・・・」とか言えるのって、なんかカッコいいな。目指せ雨マスター!(気象予報士には興味ないけど)
雨が募っている。まさにこの字を打っている間、サァサァと雨の声が聞こえる。
もうじき、この季節も終わりだ。残念。しばらく、雨絶の季節がやって来ると考えると、憂鬱でしかない。多分。
と
今日も大学生は惟っている。
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