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09chiharu
非致死性兵器と安全保障のジレンマ
安全保障のジレンマ
というものがある。
例えば
A国とB国があり、A国が軍備を拡充した場合に、B国が不信感を覚えて、軍備増強を行う。
さらにA国が、それに対抗するかのように、軍備拡張を実施する。さらにB国・・・
という具合に
お互いが、直接攻撃を仕掛けてはいないものの
恒久的な平和を目指すという観点から見れば、軍備の保有自体が、その促進を妨げるというものだ。
カントの「永遠平和について」という本にも、このようなことが書いてあった気がする・・・
じゃぁ
ぜんぶの国が~、武器もたなくていいじゃん
と思うかもしれん
でも私はそうはいかぬのでは?と思うた。
兵器は、致死性兵器(lethal weapon)と、非致死性兵器(non-lethal weapon)に分けることが出来る。
人を殺すか、否かだけの違いだ。
注目したいのが、この非致死性兵器の方。
人を殺すことなく、未然に戦争や暴動、テロを防ぐことができる。
では、この非致死性兵器までも完全に撤廃しようと、言うことができるだろうか?
これらの兵器もあの「安全保障のジレンマ」に含まれるのであれば、即座に切り捨てるべきなのだろうか?
私はそうは思えない・・・。
戦争だけが、人を苦しめているわけじゃない。
この世界は法の下にあるが、
その法に不満を持つものがいないわけでない。常に転覆の危機にさらされているかもしれない。
人間は、自然状態では、常に争っている。それを法によって、抑制しているだけ。
武器や兵器は確かに危険そのものだが、
いざ無くなると、正直恐い。
人間の敵はやっぱり
人間ってやつだね
ほんとうによく、社会というものが成り立っているのは不思議に思う(そうではないのかもしれないけれど)
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