雨の中、木の麓、傘の下、闇の真中
家に籠って本を読み続けていると
突然、なんとの言えないような、身体の中にうずくような、不安が襲ってくる。
その時だ。
その時は、外に出るとき。
雨が降っていた、夜四ツだったか・・・。
小学生の頃、遊んでいた遠くないところの公園。
そこには、誰もいない。tてか夜だし。
半袖でそのまま家を出たものだから、雨の、風の冷たさがよく伝わる。
そこで、私は今まで読んだ本の知識を整理することにしている。
人間の言葉には4つの機能・・・カントの倫理観は、誠実性・・・名刺が二つ・・・中性・・・仮説実験検証仮説実験・・・イディオム性・・・ビルドゥング・・・アフリカーンス語・・・単位性・・・畳語・・・本質実存存在・・・
一通り終われば、瞑想?というやつだろうか。
意識するは、眼前の景色。あらゆる感触。
フェルトセンスに意識を向ける。
依然何処かで書いたのだけれど、私という意識は、私が二人いないと現れない。
外部に意識を向けると、私は消えている。
あるとしても、生温かい水溜りからかき集められたたんぱく質の鎖の寄せ集めに過ぎない。
つまり身体だけってこった。
感性を磨くためにも、だれもいない公園に、夜行ってみるのもいいもんだ
自分を含めて、”誰もいない”公園に。
と
今日も大学生は想っている。
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