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msy03
大学から就活をとったら何が残る?
秀才たちの就活は、4年の1学期早々に終わる。そんな、高偏差値でならずお勉強好きな秀才たちは、その後、待っていましたとばかりに、学業にいそしんでいるのか?彼らのその後は、いよいよ「学生生活最後の思い出作り」へと拍車をかけ、バイト・サークル・旅行・趣味・恋愛へと傾いていくのではないか?なぜ、こうした現実が見えずに、多くの識者は「就活さえなくなれば、学生は学業にいそしむ」という的外れな論悦を展開するのだろう。(海老原嗣生、2011、90)
はっきり言えば
今の大学は、就活有りきになている。
数十年前の「レジャーランド」から、「就職予備校」に変化した大学は、その就職予備校として機能することなくして存在することが難しいのだろう。
それが時代の要請なのだろう。
就職予備校としての側面が強い大学は、逆に言えばそれ以外の側面の重要性や意味が弱くなっているということになる。
引用にもある通り
大学在学中に、内定さえ決まってしまえば学生が学業に勤しむことはもはやないのかもしれない。
大学の授業に出るのも、大学側が出席を促すのも、就活に影響がでないようにという意図が見て取れる気がする。
故に、「就活さえなくなれば、学生は学業にいそしむ」という謎の考えは全く意味を持たない。
今の大学生は勉強しない
正確に言えば、「勉強する必要が無い」のだろう。大学で勉強することは、企業社会に出れば大して役に立たないと知っているのだから。
だからといって、そのような状況を容認していいかと言われれば、そうとも言えない。
彼らの学費を払っている保護者があまりにもかわいそうだ。
何百万払って得るものは、「◯◯卒」というただの記号。
それだけなら、大学に行かずとも、自分の好きなことをとことん極めて見ることに費やしたほうがいいだろうに。
さて、今一度問おう
あなたの通う大学、通っていた大学、その大学から就活をとったら一体何が残る?
と
今日も大学生は惟っている。
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