企業を騙る迷惑メール観測(2023年5月第3週)
本記事では、5月第3週(15~21日)に私の私用メールアドレスに届いた企業を騙る迷惑メールについて、どのような企業名を騙るものが何通届いたかの集計結果を記す。
迷惑メール対策の役に立てば幸いである。
1.集計結果
2.所感
ファミペイ完全消失、銀行・クレジットカード系が増加
ファミペイを騙るメールはこの週は全く届かなかった。代わりにセゾンカードを始めとした銀行・クレジットカード系を騙るメールが数もバリエーションも増えた。とはいえ今までのメールとそれほど内容は変わっていないので、今まで通りの警戒度で問題ないだろう。
迷惑メールの大半は不安を煽り偽のウェブサイトでログイン操作をさせるというパターンが多いが、この週はカードの請求額確定やお支払い金額調整サービスの案内など、不安を煽るのとは違うメールが見られた。普段から利用額を確認していない人はこのようなメールを見たらつい開いてみたくなってしまうのかもしれない。いずれにしても、メール本文内のリンクは安易に開かないほうがいいだろう。
えきねっとを騙るメールに「旧バージョンのアカウントは利用を停止します」という旨のものがあった。自動退会処理と言われるよりはこちらの方がなんとなく本物っぽく見えるのは私だけだろうか。
前週は横浜銀行を騙るメールが届いたが、この週は千葉銀行だった。やはり有名な地銀も狙われているので、利用者は注意されたし。規模で言えば福岡・静岡・京都銀行辺りは狙われてもおかしくないのではなかろうか。
おまけ
なんでクレディセゾンがドメインsaisoncard.co.jp宛てに、まるで客相手に送るような内容のメールを送ってるんですかね。
3.迷惑メールの判定基準
こちらの記事に記載している。