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とつぜん矯正日記①

今年になってとつぜん矯正を決意した私の記録です。

◆「前歯が出ているからですね」

それはもう1年半まえにさかのぼります。離婚して売り場系からパソコン系に仕事を変えた私、3か月ほど経ったある日急にキーンとした奥歯の痛みを感じました。どうせ虫歯だろなぁという軽いノリで歯医者さんへ行くと虫歯は全くなく、結局「前歯が出ているからですね!」という身もふたもない回答をいただき傷心のまま帰宅したのでした。

いったいどういうことなのか説明していただいたのは、

①前歯が出すぎていて上下の歯がかみ合っておらず、15年以上奥歯でしかモノを噛んでいない
②そのため奥歯がボロボロになっていてヒビが入っているためそこから痛みが出ている
③矯正しないと根本的な痛みは消えない

ということらしい。ごもっともすぎて何も言えない。

◆30代後半、遅いか早いか

家に帰ってからしばらくは、子どもに「ただの悪口じゃないか」めそめそ愚痴っていたのだが、前歯が出ている限りこの痛みは続くのか、いやもっと痛くなるのではないかと冷静に考えるようになった。それは日を追うごとにどんどん私の頭の中を侵食していく。前歯の断罪を下されてもう一年あまり、最近はワンコのトイレシートを替えるためにしゃがむだけでも奥歯がキーンと痛くなるし、胸鎖乳突筋が異常な痛みを訴えてきていた。そしてついにある日、40代・50代になってヒィヒィ痛がっている私がとつぜん見えた。矯正に早いも遅いもないのだ。やると決めた時がやる時なのだ。

◆はじめての矯正相談

そうして私は”矯正歯科”とやらに初めて相談を申し込んだのだがこれがまたなんと3か月待ち(!)で、あっという間に夏になってしまった。やっとその日がきた時には緊張というよりはすっかり矯正欲をこじらせていて、「相談は初めてですか?」という質問に「そうなんです…こんなひどい歯並びなのにねぇこんな年まで放置してちゃっててねぇゲヘヘすんません」と気持ち悪い答えを言いそうになる、、余計なことは言わないでくれ私。

◆骨格の問題が大きく矯正はかなり難しい

相談とはいえお金をしっかり払い、歯の大きさをメジャーで測ったり、横顔を見つめられたり、先生が入れ替わるごとにマスクをジャジャーンと外して持ちネタみたいに出っ歯を披露したり、ついにはリモートで院長先生が登場するなど詳しく見ていただいたので記録しておきたい。私のかみ合わせの問題は主に5つ。

①歯がとっても大きい(矯正である程度は削れる)
②でこぼこしている(矯正である程度のところまではキレイにできそう)
③上あごがでている(うまれつきの骨格の問題)
④下あごがさがりすぎている(うまれつきの骨格の問題)
⑤顎関節変形症の可能性あり(現在進行形かはこの時点で不明)

私だけのためにわかりやすく私の口元の絵を描いてくださり、しかし丁寧に悪口を言われているような気分にもなるが、今までのマイ前歯の罪を受け止める。ちなみにもっと細かく分析すると③と④が一番の大きな原因となっているようで、まさかの外科手術の可能性も示唆された。そんな悪かったんか…ともはや自分に申し訳なくなってきたが、顎を切断する手術なんてむりむりのむりなので矯正でなんとかできないか、さらに詳しい検査をお願いすることにした。(これがまた一か月後!)

次回へつづく、、、

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