こんな記事をみかけたのでスクラップ。
「リトルプリンセス」と呼ばれる中年女性、ロリータ衣装の理由に人々が感銘受ける(中国)
2022年8月26日付けで『搜狐』『Oddity Central』などが伝え、27日付けでTeck insightが日本語で伝えています。引用しますね。
画像も数枚そのまま引用させていただいています。他の画像もあるのでどうぞ、元記事へ!
所感
ざっと読んだ時には正直、似合っていないと世間からみなされる服を着ていれば「頭のおかしいおばさん」で、理由が納得できれば「感銘を受ける」かよ……。掌返しやべぇな。理由が納得できんかったら排除し続けるんかい……とかなんとか思ったもののそれはおいといて。
確かに「似合っている」と言い難いのはわかります。服にはそれだけこだわるのにヘアスタイルや体型はこだわらんのかい、という感じのちぐはぐさを感じるのも。(それでも人の着てるものにあれこれいうなやとは思いますが)
でもロリータ服に注目して考えると、ここでもロリータは、”対自分の服”、自分の為の服であるのだな、と思います。しかも今回は手作り。
手作りであるためにゴリゴリのロリータコーデには収まらないものかもしれませんが、手作りであるがゆえにこの方がイメージするロリータの要素がきっちり表れているような気がします。
既成のロリータファッションを見慣れていると、もう少しスカート丈を長くしたくもなりますし、ソックスも履きたいし靴ももうちょっとごつくしてセットであわせたくなったりもしますけれど、でもこの丈の短さこそがこの方のイメージする大好きな「ロリータ服」なんだろうなぁ。
この方はおよそ50代とのこと。「若い頃にロリータファッションが大好きで」とあるので恐らく日本でロリータがよく知られていた年代と同じくらいのタイミングでご存知だったのでしょうか。
この方がどのようにロリータファッションを知ったのかはこの記事からはわかりません。アニメと共に知ったのか、がっつりロリータファッションの雑誌なんかを読まれたのか。いずれにせよ”年齢や他者からの評価にとらわれず自分のしたい恰好をする”というロリータの神髄はきっちりとここにも表れているなぁと感じました。