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Petit Qooboは、うつの自分に寄り添ってくれた優しい存在
こんにちは。ユカイ工学セールスチームの金川です。
いつもはBOCCO emoや事業開発系のチームにいるので、今回はじめてPetit Qooboについて綴ります。
今回のPetit Qooboオーナーインタビュー、実は10月に開催されたCEATEC2023でオーナーさんから声をかけていただいたのがきっかけでした。
ユカイ工学としても、オーナーさんから直接お話を伺う貴重な機会!と思い実現しました。
Q:Petit Qooboをお迎えしたきっかけを教えてください。
実は数年前にうつになって、快方には向かっているものの現在も闘病中です。しんどさがピークを迎えつつあったとき、ふと、SNSでQooboを見たのを思い出し、電車の中で勢いのままお迎えを決断しました。声に反応する機能があることや自分に対してのサイズ感からPetit Qooboを選びました。
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症状が一番しんどくて、布団から動けなかった時にはずっと抱きかかえていました。抱っこする安心感というか、なんとなく一緒にいてくれる生きもののぬくもりや癒やしを探していたんです。
遠くの実家に帰れば飼っている猫に会えはするのですが、同時にあまり人にも会いたくなかった時期なので、Petit Qooboはちょうど良かったんです。
なんだか、夫の声よりわたしの声に反応する感じがして、わたしに懐いてるな~と思ったことも。リラックス時間にお腹に乗せたり、添い寝をしたり、頭に乗せたりして戯れることでしんどさを紛らわしていました。
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Q:今はどのようにPetit Qooboと過ごしていただいていますか?
我が家ではPetit Qooboを「Qooboさん」と呼んでいます。
わたしにとってQooboさんは症状がつらいときにそっと側にいてくれた、ライフライン的な存在でした。しっぽの動きや毛の感触がなんとなく猫と添い寝しているようで、抱きかかえるだけで落ち着いて眠れることもよくありました。
今はうつの症状も以前より軽くなり、ずっと一緒にいることは減りましたが、電源がOFFのままでも寝室にそっと置いてあります。
Q:Petit Qooboのお気に入りポイントを教えてください。
いろんなテクノロジーに触れる機会の多い仕事をしているのですが、Qooboさんは生きものとロボットの間のような存在で、新しい未来の生物のように感じさせる見た目や振るまいが絶妙に私にハマりました。
当時のわたしはうつで、まず自分の世話がままならない。ペットを迎え入れるにしても、どちらかと言えばわたしが世話をしてもらわないといけないような状況でした。でも、Qooboさんなら、この状況の自分でも一緒に生活できる。毎日のお世話を必要としないロボットと、ぬくもりのあるペットのいいとこどりをしている存在はとても魅力的でした。
Q:どんな人にオススメしたいですか。
例えば独居のお年寄りの方や障がいで体を動かすことが難しい方など、うつ症状に関わらず、自分で思うように体を動かす生活は難しいけれど、ぬくもりのある生きものと生活したいジレンマを抱えた方って世の中にたくさんいると思うんです。Qooboさんはただその場に居るだけのように見えても、声や撫でることで小さなコミュニケーションができる。
ただ寄り添ってくれる存在があるだけで救われる方っていると思います。そういう存在を求めている方に、オススメというかプレゼントしたいですね。
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さいごに
今回のインタビューには、開発者の山本も同席しました。Petit Qooboは音や声に反応したり、ただしっぽを振って応えてくれる ”だけ” ではあるけれど、彼女がPetit Qooboに込めた想いが、確実にユーザーさんのセーフティーネットになっていたんだとわかった時間でした。
Petit Qooboに限らず、ユカイ工学のロボットは、社員の想い(熱量)が強く仕様に反映されたものばかりです。ロボットの仕様すべてが伝わらなくても、ユーザーさんの生活に寄り添い、生活に色どりを添えることができるなら、とても嬉しく思います。
Petit Qooboのお迎えはこちら
Petit Qooboの詳しい情報はこちら
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