2人目のインハウスエディターが気づかせてくれた会社へのまなざし
こんにちは。
GCストーリーのインハウスエディターとして働いているさとうと申します。
本noteは「インハウスエディターアドベントカレンダー 2021」15日目の記事です。
営業のポジションで中途入社、様々な仕事を担当する過程でインハウスエディターを名乗るようになりました。1人インハウスエディターとして会社への価値を模索していく中、本当に大事な資質に気づく話です。
気づかせてくれたのは、新卒入社を経て仕事を教えていた後輩でした。
自分の職種はなんだろう?
数年前、自分の職種を何と説明するか悩んでいました。
業務としては、コンテンツ制作をメインとしつつもネーミングやビジョンの作成、コピーライティングなど。
マーケター?広報?ライター?イマイチしっくり来る職種がありませんでした。ふとしたタイミングで「インハウスエディター」の職種名を見つけます。一番近いと思った「インハウスエディター」を名乗るも、ふとした疑問が頭をよぎります。
社内に「編集」の職能を持つ人間がいる意味はなんだろう?
編集の職能の1つに客観性があると思います。
自社にいながら両方の視点を併せ持つことは難しいにも関わらず、自分は役割を「社内」の編集者として定義しました。どのように価値を出すのか?スキルを上げるのか?模索が続いていました。
会社に同じロールの先輩がいないので、スキルを上げるため本を読んだりセミナーに出たり様々な行動に出ます。もちろん仕事にも真摯に向き合いつつ、個人でも文章を書く機会を設け、ある種筋トレのような形でトレーニングしていました。
スキルだけでなく、自社を含む「モノの見方」についても意識的に変えていた記憶があります。
・視点
・視野
・視座
多角的な視点を持ちつつ、視野を広く、視座を高く。
会社と社会はどのように接続されるのか?自社だけの視点に陥っていないか?視野が狭く独りよがりになっていないか?
コンテンツ企画の際にセルフチェックとして、注意していたポイントです。自分が所属する企業を立体的に捉えるよう心掛けていたことを覚えています。
2人目のインハウスエディター
企業noteを立ち上げ、運営が安定してきたタイミングで新卒入社1年目のメンバーがプロジェクトに入ってくれました。
仕事を教える役割を担うことになり、一緒に記事制作などの仕事を担当します。僕自身が誰かに教えてもらったわけではなく、独学だったので教える役割に不安もありましたが、後輩は本当に優秀でした。
すぐ活躍するようになり、多くのコンテンツを制作してくれました。
振り返ってみると仕事を教えているつもりで、自分が多くを教わっていた気がします。
一緒に仕事を進める中、後輩は「GCストーリーやここで働いている人が好きだ」と時々口にしていました。後輩の会社に向ける真っ直ぐで温かいまなざしに、眩しさを感じていた記憶があります。
客観性やスキルも大事ですが、自社をどのように捉えるかまなざしの重要性を後輩は気づかせてくれました。
自分が望んで組織に入った意味
多くのインハウスエディターに共通するのは望んでその組織に入社した点ではないでしょうか。自分の時間、大仰に言えば未来をbetしています。
後輩は自分の信じる組織に愛情と誇りを持ち、伝えたい気持ちをしっかり持っていました。インハウスエディターは自分が信じた組織を内側から社会と繋げていく職種ではないでしょうか。
客観性と愛情を持ち合わせることは難しいと思います。
どちらが欠けても「伝わる」仕事にはなりにくいかもしれません。
スキルは学び、経験することで身に着きますが、自分の会社へ向けるまなざしの「会社観」は気づきにくいと思います。
そんな大事な要素を後輩は気づかせてくれました。
最後に。
後輩と自分は役割が変わり、別々の仕事をしています。社内コミュニケーションツールのSlackで時折やり取りを見ますが活躍を嬉しく思います。
そして編集スキルを活用している後輩の成長が今後も楽しみです。
自分と会社と社会について理解を深めつつ、これからも伝わる仕事を目指したい思います。
せっちん丸さん、Saimaruさんインハウスエディターアドベントカレンダーの企画ありがとうございました!