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依頼が雑だと、アウトプットの質が下がる

「良い感じにしておいて」
相手との関係性によっては成立しますが、仕事の依頼としては非常に抽象的です。「良い感じ」の認識は個人によって異なるため、多くの場合は手戻りが発生するケースもあるんじゃないでしょうか。
「依頼するスキル」があるのかもなあ、とふと思いました。アウトプットの質は、依頼された側のスキルだけでなく依頼する側にも理由はあるのかもしれません。

依頼する側:想像以上に情報は伝わっていない

依頼する側の前提として「想像以上に情報は伝わらない」ものである、と捉えてもいいのかもしれません。
例えば「言った言わない」問題を例に挙げます。
事実として、メールやSlackを遡り「テキストで書いていた」としても「伝わっていなかった」事は往々にしてあります。その後の口頭フォローなどが必要なケースだったと思います。
自分が「伝えたつもり」でも「伝わっていなかった」ならばアウトプットの方向性はズレてしまいます。
(仕事って難しいですよね、、)
最低限意識しておきたい事としては「目的を擦り合わせる」事でしょうか。
この仕事は「なぜ必要なのか?」相手に伝わる必要があるのかもしれません。
仮に後輩だとすると今後の成長のために「なぜあなたなのか?」「どんな経験が手に入るのか?」も併せて擦り合わせるといいんじゃないでしょうか。
そこから具体的な要件に話を進めるといいのかな、と思いつつ自分も完璧に出来ているかで言うと、自信はありません。心掛けてはいますが、、(笑)

依頼される側:分かったつもりを辞めて手戻りを防ぐ

依頼される側の立場になった時は「分かったつもり」にならないのが大事かなあ、と思います。「違和感を無視しない」と言い換えた方がいいかもしれません。
確認は面倒かもしれませんが、アウトプットの方向性がズレてやり直すよりは工数を無駄にしないはずです。
「まあ、いいか」で仕事を進め全部やり直す事になるのはさすがに悲惨ですし。。
特に初めての仕事する相手の場合は、どうしてもお互い不透明な部分が多くなってしまうため丁寧な擦り合わせを心掛けたいものです。
期待値調整ってホント大事ですよね。。
抽象度高い依頼で、ある程度こちら側に委ねられてると思い、アウトプット出したら、全然違うケースもありますし。。

相手によって抽象度を変える事もある

ただ例外もあって、教育的側面があるケースは意図的に依頼の抽象度を上げているケースもあると思います。
同じ会社で働いていた仕事が出来る先輩は相手によって依頼の抽象度を上げ下げするのが上手い方でした。
仕事に慣れてない方にとっては明確で具体的な内容で、仕事が慣れている方は解釈の余地がある内容でした。
推測ですが、抽象度を意図的に上げる事で「ここからは自分で考えて欲しい」と成長機会を作っていたのかもしれません。仮に方向が違ったとしてもその後のフィードバックで軌道修正を図り、そのプロセスに教育的な側面が含まれていた気がします。

お互いに気持ちよく仕事をするために

仕事は基本的に人とのやり取りではないでしょうか。
前提にあるのは信頼関係だと思います。
依頼される側のスキルだけでなく依頼する側の態度や姿勢、要件でアウトプットの質に影響を与えます。
お互いに気持ちよく仕事をするためにも、忘れずにいたいものです。

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さとう | GCストーリー
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