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【誰にも言えない本音】私が整形した理由

昨年、私は目の二重整形(全切開法)を受けてきました。
何故、私が美容整形の世界に踏み込んだのか、
その他美醜について思うことを書いていきたいと思います。

美容整形には、人それぞれ様々な意見があるかと思います。
定番でよく言われるのが、「親からもらった身体に傷つけて、、、」ですね。
私も祖母から言われたことがあります。
年齢層が高い方はわりとこの考えが多いと思います。

私は、親から「不細工」などと言われたことは一度もありません。
むしろ可愛がられて育ったほうだと思っています。
ただ、私が思うのは、親が子供に言う「可愛い」は美醜のことではない。
ということです。
私は子供を産んだことがないのでわかりませんが、周りの子供を持つ親は
存在してくれているだけで可愛い、と言っています。

もちろん、親からもらった身体ですが、生きていくのは自分です。
親と自分は別人格であり、所有物ではありません。
私はそう思ったので、せっかく親からもらった人生なのであれば、
潰せるコンプレックスは潰して少しでも楽しく生きたいと思い、
整形をしました。

私の一番のコンプレックスは「目」でした。
左目は限りなく一重に近い奥二重、右目は糸のようなガッツリ一重。
もちろん一重でも綺麗な方はいます。
ただ、それは「目の開きが良い」「瞼が薄くすっきりしている」
「その他のパーツ配置(鼻、口元、輪郭など)が整っている」

など多くの条件が揃っている場合だと思います。
私は目の開きもそこまで良くない上に、
アイプチをしても意味がないほどの瞼の厚みでした。
(アイプチを何度もやりすぎて皮膚がかぶれてしまったことも。)
高校生の時、特別仲良くなった4人の友達がいましたが、
私のような一重の子はいませんでした。
これが、私のコンプレックスを根深くした原因の一つだと思っています。

おしゃれな友達の真似をしてカラーコンタクトを入れても、
くりくりおめめにならない。
アイシャドウを塗ったってろくに見えない。
みんなで写真を撮っても、私だけ目が細い。
なんで、私はこんな目なんだろう、、、といつも思っていました。

ですが、幸い容姿のことでいじめを受けたりということはなかったので、
高校、短大はコンプレックスを抱きながらも、まだ整形しようとは
考えていませんでした。

短大を卒業して、社会人になりしばらくたった頃。
私に整形を決意させた出来事が起こります。
短大時代の友達2人と飲みに行き、相席居酒屋に行きました。

しばらくして男性3人組と相席することになり、談笑していると
ある一人の男性が私の顔を見て
「今ドラマに出てる●●(某芸人さん)に似てるって言われません?」
と言い放ちました。
私は当時そのドラマを見ていたので、
誰のことを言っているかすぐにわかりました。
私はその芸人さんが嫌いだったから傷ついたわけではありません。

その人の言い方に明らかに悪意が含まれていたから傷ついたのです。
他の2人の男性も(それ言っちゃダメやろ)みたいな表情で
笑っていたのを今でもはっきり覚えています。
人の容姿を面と向かって嘲笑う、
あんな醜い表情の人間になりたくないと今も心の底から思っています。

その場では、「え~、誰だろう、わからない」ととぼけるフリをするのに
精一杯で、そのあとのことは正直よく覚えていません。
家に帰って、一人で泣きました。

自分はずっと、この目で生きていくのかな。
人と目を合わせるのを恐れて、縮こまりながら生きていくのかな。
そう思ったときに頭をよぎったのが「整形」でした。

皆さんは百田尚樹さんの「モンスター」という小説を読んだことはありますか?
酷く醜い容姿で学生時代「モンスター」と呼ばれていた女の子が
全身整形をして美しくなり、当時好きだった男の子に別人として会いに行くという話なのですが、その小説の中で主人公の女の子が初めて受けた美容整形が「目を二重にする」だったことを思い出しました。

そしてすぐに、「目 二重 整形」とネットで検索をし、
情報を集める日々が始まりました。
この時、別な事情で会社を退職することが決まっていたので、
そのタイミングで施術を受けようと心に決めました。

二重整形には大きく分けて「埋没法」と「切開法」2つの方法があります。
このあたりは語りだすときりがないので割愛しますが、
「比較的安価」かつ「糸を取れば元通りになる」というメリットに惹かれ
21歳の時、会社を退職した次の日に二重埋没法を受けてきました。
これが、私の人生で初めての整形でした。

嬉しかったです。
瞼の上の線一本でこんなに気持ちが変わるなんて。
私は瞼の脂肪が厚かったので、あまり幅の広い二重にせず、
自然な末広型にしてもらったのですが、それでも前の糸みたいな一重じゃない!アイシャドウを塗ってもちゃんと見える!可愛くなれた!とその時は
すごくすごく感動しました。

それから数年後、右目の埋没が緩んできたので修正をしたり、
目と目の間が離れているのがずっと嫌だったので
目頭切開という施術を受けたりました。
二重埋没法はメスは入れない整形なので、メスを入れる整形は
実質この目頭切開が初めて
ということになります。
目頭切開は、私的にはかなり満足度が高かったです。
私は日本人の平均値より目と目の間の距離が離れている、
いわゆる離れ目だったので、この施術が適応だったのだと思います。
一気にあか抜けて、化粧映えするようになりました。
(あくまでも昔に比べたら、ですが)

そして、2度目の埋没もまた緩んでしまい、ついに昨年11月
半永久的と言われる二重全切開に踏み込みました。
(二重全切開でも取れてしまう例はあるようですが、
一般的には半永久的と言われています。)
自分の顔の系統を研究し自然な幅で作ってもらったので、
今はとても満足しています。

長々と書きましたが、私は整形してよかったと心から言えます。

私の場合は一番のコンプレックスがたまたま目でしたが、
人によっては鼻だったり輪郭だったり、いろいろあると思います。

某漫画で「整形は努力じゃないだろ」というセリフが話題となりましたが、
私個人的には整形も努力だと思っています。
でも、整形しない人を努力してないとも思いません。
ありのままの自分を受け入れたり、外見以外の魅力を高めることも
すごいことだし、勇気のいることですからね。

例えば、車が欲しければ頑張って働いてお金をためたり、ローン組んで
買いますよね。私は欲しいものが瞼の上の線だったのでそれをお金出して買った、というイメージです(笑)

今の私の顔も、別に美人ではありません。
でも、私は一番のコンプレックスを解消したことにより、
気持ちが少し前向きになり、人の目を見て話せるようになりました。
今まで顔のことばかりに囚われていたけど、
内面も磨いていかないといけないな、と思うようになりました。

なんだか綺麗ごとばかり書きましたが、結局のところ
第一印象は見た目で決まると私は思います。(結局かよ)
私も初めましての人と会うときはやはり外見を見てしまいますし、
中身なんて初対面じゃ誰にもわかりませんからね。

ただ、女の子は特に、髪、肌、歯、爪。ここが綺麗だと
顔のパーツどうこうは関係なくそれなりに可愛く見えると個人的には思います。
目や鼻、唇などはそれぞれ個人的な好みがありますが、
(つり目が好き、鼻が丸いほうが好きなど)
綺麗な髪、肌、歯、爪、これが揃ってる子は
万人から好印象だと思います。

「ありのままの自分で生きていく!」のも勇気がいることだと
先ほど書きましたが、バッサバサの髪とか、ボロボロな肌が大好き!って
人はほとんどいないと思いますから、最低限人を不快にさせない
清潔感は持つべき
だと思います。私もこのへんはまだまだです。。。

私は二重になりたかったので整形しましたが、
一重の人を見て「なんで整形しないんだろう?」とは思いません。
肌だってどれだけ気を付けても荒れちゃうこともあるし、
逆に生まれつき肌が強くて不摂生してても綺麗な肌の人もいます。
薬の副作用で食べてないのに太ってしまう人もいますし、
どれだけ食べても太れなくて悩んでいる人もいます。

その人の地獄は、その人にしかわからないのです。

私も、綺麗な人や可愛い子は大好きですし、
人の容姿に対して言及したこともゼロではないです。
だからこそ、私は自分自身にしか興味を持たない努力をしたいです。

先ほども述べたように人を不快にさせない清潔感は必要だと思いますが、
それさえあれば他人がどんな姿で生きようと自由だと思いたいです。
いま整形しようか悩んでいる方も、たくさん悩んでほしいと思います。
それで、整形しようがしまいが、どちらが正解とかないと思います。

整形が当たり前の世の中にしたいとも思いません。
肯定派も否定派もいて当たり前です。
だから「なんで整形しないの?」とも言ってほしくないし
「どうせ整形じゃん」とも言ってほしくないです。

一他人の言葉に深く傷ついて整形した私だからこそ、
心で思うことと口に出すことは天と地ほどの違いがあると伝えたいです。

心の中で思うのは自由。
ただ口に出してはいけない。
言わなくてもいいことは、言わなくていいことなんです。

そして私も、ベクトルは常に自分に向いている、
そんな人間になりたいと思っています。

みんながなりたい姿で生きられる世界になりますように。

長々と読んでいただきありがとうございました。

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