みんな最初はルーキーズ
戦力外通告の日は朝からロッカールームにはいつもと違った空気が流れている。選手が一人、そして一人と呼ばれ、来季の契約がないことを告げられる。
僕が似たような経験をしたのは2年半前くらいか。前説の楽屋で社員さんは言いづらそうに、僕らが窓際族的ライブへ移動になることを告げた。
僕は今まで通り活動を続ければ良いさと自分に言い聞かせたが、告げる方も告げられる方もスッキリした顔はしてなかった。
みんなプロになったら一年目からルーキーになるつもり。最近の人は分からないけど、僕がデビューした頃はあんまり例外は知らない。
現実は人それぞれに迫る。
ドラフト1位の物語。遠い世界の違う業界の話のようで、きっとみんなの物語だ。
【告知】
5/26(木)
「砂まみれの名将」発売記念トークショー
~野村克也の1140日~
【出演】
加藤弘士(「砂まみれの名将」著者)
田崎健太(「球童 伊良部秀輝伝」「ドライチ」)
【司会】
エル上田(エル・カブキ)
19:00~LOFT9Shibuya&配信(アーカイブ2週間)