解散する芸人と同じくらい金稼ぎ先の社員も見送ってる
初めて5年の水道検針。
もう初期からお世話になってる社員さんはほとんどいなくなるくらい移動を見届けた。
始めて3ヶ月のとき、『ラジオの朝の顔』という奇跡のオファーが舞い込み、
「来年の春にはバイト辞めなきゃいけないかもしれません」
とイキってからもう5年。
奇跡のオファーは試用期間を経て、水に流れた。(水道だけに)
僕をこのバイトに紹介してくれた先輩は4年後M-1で優勝したし、バイトのコツを教えあった芸人達は売れたり引退したり解散したり、僕と同じく現状維持をしていたり。
かつて紹介料の1万円を分け合った先輩はこの前「月給1200万」とネットニュースになっていた。
今日でお別れの社員さん2人。
自主的にデスクに歩いていって挨拶できたとき、どうしようもなく人見知りで社会不適合な俺を大人にしたのは、あんまり好きじゃなかった縦社会の芸人世界だったんだと思った。
あの先輩、「1200万円は分けてくんねーのかなあ」とかつまんなすぎることを考えながら、今日も鉄のバールでメーターボックスの蓋を無数に開けた。
12/27(火)
エル・カブキ60分漫才で2022年下半期を振り返る「超SHIMOHAN」
19:00〜新宿バティオス&配信
来場↓
配信↓
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