旅の思い出その6 音楽とサイラムに国境はない
目が覚め、バンガロールをうろうろ。
マクド、ナイキ、アディダス、サブウェイまで。
マハラジャバーガーを食べました。
インドでは牛が神様ですからね
牛ではなく羊のお肉。
その後、日本の友達にお土産を買って
この時点でN君はお金が底をついて
僕の持ってるお金で2人生活していきます。
サイババの所ではお酒もタバコもダメらしいので
酒を飲みまくり、買い込んでバスに乗った。
バンガロールから5時間、一緒に乗ったインド人に
似顔絵を描いてあげたり、描いてもらったり。
N君はギターで乾杯を引き語り
5時間後、なんとみんなで乾杯を熱唱できるレベルまでに!
インド人で乾杯を熱唱できるやつがいたらN君の教えたやつです。笑
N君「これが音楽に国境はないってことだ!!」
すごいなーー。お前もう金ないけど。
そんなこんなしてるうちに町はどんどん変わり
道が細くなり、周りは真っ暗。
星が凄くキレイで、サイババへの道はなんだか胸がキューっとなる。
心がワクワク、色とりどりのでかい建物
着いた!ここがプッタパルティー
超ど田舎にばかでかい建物
サイババのいる村。
至る所にサイババのグッズが!!
N君がサイババが出したとされる粉を欲しそうに見ていたが
買ってあげませんでした。笑
アシュラムに入るとサイラムと言う言葉が飛び交っている。
なんとここでは会話がほとんどすべてサイラムなのだ
こんにちは=サイラム
おはよう=サイラム
ありがとう=サイラム
静かにしてください=サイラム
並んでください=サイラム
チップをください=サイラム
たぶん、カレーとオレンジジュース下さいもサイラムで通じるんちゃうかってくらい、サイラムばっかり。
なんか頭痛くなってくる音楽がずっとなってる。
最初は楽しかったけど、言葉はサイラムばっかりだし
そこらじゅう、信者とサイババグッズばっかりで
なんかむかついてきた。
なかっちは昨日から声でないし。歌い過ぎで。
そんなとき警官がいきなり増えた。
ん???
んんんん???
サイラーーーーム!!!
サイババがきた!!!
みんなで迎える!!!
サイラーーーーム
きたーーー!!!
あこがれのサイババ!
車に乗ってる!
日本のトヨタだ!!
ゆっくりアシュラムに入って行く。
めっちゃ近くで見てしまった!
さあ粉出せ!!
粉出してみろ!!!
なんか足が弱ってるみたいで生まれたてのヤギみたいだった。
手をあげた、出すのか、N君がほしがっていた粉。
手を下ろした。
出さないの???
粉・・・
信者達は、生まれたてのヤギみたいに歩くサイババを見て拍手!!
それを見て笑うN君。
サイババをあがめる信者達。
それを見て爆笑するN君。
僕は号泣
出してくれよ粉、治してくれよ病気。
最後の方はサイラムじゃねーーよ!!と叫んでいた。
ひとしきりサイババを堪能したのと、N君の声も復活したので
この辺でこの村をでます。
思った事は、サイババが神だとしたら
僕はもう神に頼み事はしません!!!
自分でどうにかします。
さあ、次はマザーテレサの所にいくため
北インドに向かう!!
PS、ガンジーの銅像を見ました。
彼は殺されたんですが、最後のとき
拳銃を向けられて
逃げもせず、戦いもせず
拳銃に両手を合わせて祈ったらしいです。
心から尊敬いたします。きっと暴力のない世界で
幸せに暮らしている事でしょう。
以上、声が出たN君と、神に失望した僕の旅は続く。
サイラム