ずっと環境トップ!三神ザシアンの歴史
所要時間:9分くらいで読めます
執筆:チェイス
※この記事はメタゲームの推移に焦点を当てた記事になっています。中級者辺りをターゲットにしているため、省略表現が多く含まれていますが注釈などはほぼありません。ご了承ください
どうもおやすみなさいチェイスです
なんか下書きに動画で使おうとしてた原稿があったのでまたもや供養の記事公開です。袱紗は持ったな!?
この記事は「三神ザシアン」というデッキの誕生(2019.12)から現在(2020.5)までのデッキ構築の変化からメタゲーム推移について見ていく記事になります
初めに三神ザシアンって何って方もいらっしゃるかもしれないんでデッキタイプの簡単な紹介です
アルセウス&ディアルガ&パルキアGX(通称三神)とザシアンVを組み合わせたデッキで、両方のポケモンが鋼エネルギーを使い、それぞれにエネ加速の手段があることと三神のGX技オルタージェネシスで相手のサイドプランを崩しながらザシアンの超火力で圧を駆けていく非常に強力なデッキタイプです
ちなみにデッキコンセプト自体は剣盾パック発売前からありました
なんならザシアンの情報公開された瞬間に見た人間すべてが三神と相性がいいと感じたはず実際サンザシは強く、剣盾パック発売週のシティリーグ東京ではトップ4のうち3デッキが三神ザシアン!かの有名なEM竜剣士のモンキーボードも草派の陰で喜んでいます
しかしこのデッキ一つ大きな欠点があって
「ミラー対戦はほぼ先行が勝つ」というものがありました
エネ加速手段は三神のアルティメットレイとメタルソーサーのみで始めに三神の技を使いたいことから三神にエネ加速させようとすると
「ベンチのザシアンにメタルソーサーで加速してそれをエネルギー付け替えで移す」
というまどろっこしいことしないといけません
そのせいで1ターン早く動ける先行のが強いことは確定的に明らか
先行はサポート使えなくなった新ルール下でもザシアンのふとうの剣でほぼ気にならないレベルなのも先行有利に拍車をかけていました
このままではポケカもじゃんけんゲーになってしまうとエロメンコバースが手招きしている中見つかりました旧時代の遺産まさに革命誰が使いだしたかジャイアントボム
効果はつけたターンの返しにトラッシュされる1ターン限定のどうぐで180以上のダメージを受けたとき相手に100点ダメージというもの
これは三神の技、HPと完璧にかみ合いました
オルター下でのアルティメットレイが180点なので仮に相手に先に動かれたとしてもジャイアントボムを張っていれば効果の100点と合わせて返しで280点で三神をジャストキルで取れます
剣盾レギュになりグズマといった相手のベンチポケモン引っ張ってくるカードが使えなくなったことも追い風となりめっちゃ流行りました
さすが㈱ポケミラクルツインの時点でここまで読んでいたんですね
これで安心、ポケカはじゃんけんゲーにならなかったと安堵したのもつかの間ガチ勢はこのメタカードをもメタっていきました
それがひきよせのうずフィオネです
このカード自体はベンチのポケモンを引っ張る手段として知ってる人は注目してるくらいのカードでした
最初はタチフサグマ対策で積まれていたカードですがタチフサグマ側もメタカード(リーリエのピッピ人形)を入れることによってあんま意味なくなってました
ですがジャイアントボムを流すという新たな活躍の場を手に入れフィオネは必須パーツの一枚になりました
だいたいここら辺のタイミングで俺もサンザシで非公認のチーム戦の大会に出てきました
非公認とはいえ周りのレベルは高く、四天王のかたや優先権複数持ちなどシティ準優勝程度じゃイキれないレベルの高さでチビった
そんなレベルの高い大会でしたのでデッキもサンザシが多い多い
3人チームのうち一人はサンザシ、多いとこだと複数人サンザシで俺も5回中3回サンザシミラーでした
一応このレシピで個人4-1だったので当時としては高水準の山だったと思います
まぁチーム2-3だったので飲み行って帰ったんすけどね
そして来ました年末のビックイベントチャンピオンズリーグ愛知!先週までのシティリーグではトップシェアを誇った三神ザシアン!
もちろんCL愛知を制したのも三神ザシアン…ではありませんでした
はい解説です
当時のデッキの中で間違いなく一番パワーがあったのはサンザシだたっと思います
ですがそれが最大の弱点でした
強すぎるがためにみんなデッキを組む際にサンザシとどう戦うかを念頭に入れ始めました実際サンザシは最強無敵のデッキではなかったためメタろうと思えば方法はいくつかありました
先ほども説明した通り序盤の1エネの差が大きいデッキなため後出しハンマーやクラッシュハンマーといったグッズ、オロヨノやゲンミミのGXワザでテンポ取られるのも厳しかったです
また、サンザシミラーを意識して投入するカードはジャイアントボムからメタルコアバリアにかわりました
ジャイアントボムは相手の三神を先に倒すことを意識していましたがフィオネ一枚で簡単に躱されるといった致命的弱点がありました
しかしこのメタルコアバリアはつけさえすればエネのついたザシアンVを1ターン延命することがほぼ確実にできるためこっちを優先的に採用する構築が主流になっていきました
当時ポケモンの道具を破壊する手段がサポートのザオボーしかなく、あとはフラダリラボで効果を消してやるしかなかったのが大きいです
そして強者ってのはこういうことをわかっているためサンザシを使わず、サンザシと五分五分程度取れるデッキを握りました
当時サンザシ以外に意識するデッキだとタチフサグマやモルペコドールといった後ろ引っ張られないから強いといった半ロックデッキが多く超ミュウミュウやピカゼクといったデッキに対する意識は薄くなっていました
実際CL行ってみたらタッグチームデッキ多くてビビりました
ちなみにCLで握ったサンザシはこんな感じ
ケルディオGXがクッソ活躍しましたがドロップ
昨シーズンWCS出場者に勝てたのでまぁまぁ満足はしてます
そしてCLも終わり2019年が終わろうとしたとき人知れず発売したザシアンザマゼンタボックス(通称缶)が発売
これに入っていたガラルニャースが強力でした
拡張パックソードにガラルニャイキングが収録されていましたが進化ポケモンをサーチする手段が乏しく様々なメタカードにデッキスロットを食われていたためガラるニャイキングラインは不採用のサンザシが多かったのですがこのガラルニャースはかゆいところに手が届く性能してました
こいつ自信が進化先引っ張ってこられるのでコストこそ多いもののクイックボールからガラルニャイキングまでアクセスすることが可能になりました
これでオルター+鋼の精神でブレイブキャリバーが280点!
ほぼすべてのタッグチームをワンパンする攻撃力を手に入れました
これによって三神を切ってザシアンの攻撃性能に全振りしたスピードザシアンという構築も生まれました
そして1月はシティリーグシーズン2後半戦!
2020年1月
愛知CLの結果を受けてか12月に比べるとピカゼクと超パーフェクションが多かった印象
また、ジュニア優勝の小ズガもかなり増えた印象
小ズガは相手の右手の光方で動きがだいぶ変わるデッキなので当たったら交通事故です
サンザシとしてはザシアンが炎弱点なのでよけいに厳しいマッチアップです
あとこの辺でクラハン4投入してお祈りしてくるデッキも増えました1月12日のシティに出てきましたが使った構築はこちら
そうです愛知と同じ構築です
当日は色んなデッキと均等に当たった印象
超バレが唯一2回当たったデッキでした
これはなんか準優勝しました
あと、この辺のシティリーグシーズン2から環境に対するメタカードとして竜の鉤爪が増えていきました
効果はこれを付けてるドラゴンポケモンが技のダメージをもらった際にダメカン3つを相手に乗せるというもの
使い方としてはターン制限がなくなったジャイアントボムって感じで見る相手がミラー(サンザシ)から各種TAGTEAMに変わったって感じですね
オルター込みのブレイブキャリバーが260点なのでTAGTEAMに若干届かないとこをこのカードで補うって感じの使い方だったと思います
そして2月
2月は新パックVmaxライジングの発売日!
このパックでもサンザシが超強化
されることはなくたまーーーにジュラルドンが入ってる構築をみるなー程度の強化です逆にここで収録されたエースバーンが雑に強いカードだったため炎弱点のサンザシは相対的に弱体化でした
また、この辺からザシアン4枚投入構築が主流になっていったと感じてます今まではなんでか知らんけど3枚投入が主流で実際自分も3枚しか入れてませんでした
実際三神ザシアンの第一ターンの理想の動きは三神とザシアン出して三神に手張り!ふとう!ターンエンド!なんでザシアンは入れ得なんすよ
まぁデッキが洗練されていたってことですね
続いて3月
3月は皆さんお待ちかね反逆クラッシュ発売でした
このパックは強カードのオンパレードで何よりついに来ました相手のベンチを引っ張り出すサポートボスの指令(1500円)
このカードの登場によって若干資産ゲー感が増しましたがこれでポケモンキャッチャーお祈りゲームエンドが減りましたやったね
そしてこのカードでほぼすべてのデッキが強化されましたがサンザシは特に強化されたと考えていいでしょう
なんたってオルター下で後ろの甘えたデデンネ2体倒せばそれで勝ちです
サンザシにとってベンチ呼び出せるカードはまさに待望でした
では3月の大会結果いって見ましょう
新たな最強カードを取り込んだサンザシは環境トップに…
なれませんでした
なんでかって?理由は簡単
大会がないから
その後も環境トップにのみ強いメタの塊みたいなデッキ「リザードンVMAX」やダメカンバラ撒いてトリッキーに戦う「ドラパルトVMAX」といった新しいデッキタイプが生まれ続けましたがとにかく大会がない!
今も大会があったらリザードンに対するメタとしては大きなお守り、ドラパはそらのはしらとか入れてたんすかね
今回以上です
長めの記事でしたがお付き合いいただきありがとうございました
この時期は割と真面目に大会出てたんでまぁまぁ正確だとは思いますが記憶を頼りに書いているのでこんなメタカードがあったよーとかあったらぜひ教えてください
あとYouTube
https://www.youtube.com/channel/UCg8Y70o89HQLuWgbZPCFbzQ
こんな感じで解説動画上げてます
ではまた次回誰かの記事で会いましょう
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