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:0286 メッセージボトル~瓶が紡ぐ五つの物語~ #文学フリマで買った本
あのメッセージボトルが、このボトル!?
読み進めていけばいくほど、表紙にある不思議な模様をまじまじと見てしまいます。「メッセージボトル」を軸とした5名での連作ですが、時代/舞台/主人公が瓶に入れたもの を整理するとこんな感じです。
二つ名の昔話・・・1955年ごろ(おじいちゃんの時代)その数十年後(私の時代 1988年よりも前)/埼玉・池袋・鎌倉/ツルジさんがあげたかった結婚指輪
一九八八年の風・・・1988年/海があって祭りが盛んな田舎/マナブとの思い出の詰まった記念メダル
海の天国へ・・・2008年〜?(スマートフォンがある時代)/中堅大学に通える地域/母に届けたい絵本
夜と朝と海のブルー・・・2023年〜(コロナ禍後)/タイ/青いシーグラスのネックレス
小さきものの標・・・2031-3年/戦争後の勝浦やいわき/詠凪と茉凜のきずなのミサンガ
『一九八八年の風』と『小さきものの標』以外は数字では書かれていませんでしたが、細かい表現まで探してみると本当に時系列で並べられてるとわかりました。
小説のワークショップ
この作品集は「星々ワークショップ2022」参加者たちによって作られたものです。つまりこのリンク↓を押した先にあった出会いです。
わたしは小説を書いたことがないため、初級からになりますね。詩集を書いたものの、小説の方が良かったかもしれない作品もあります。資格勉強期間が終わったら参加したいです。
瓶詰めコレクシオンの寄稿者として
招文堂さん主宰の『おまねきVol.3 瓶詰めコレクシオン』に寄稿している身として、「瓶」が気になって手を取りました。肝心の『おまねきVol.3 瓶詰めコレクシオン』を読めていないのですが、「瓶の役割の解釈」について後日書きます。こちらはどれも爽やかで希望があって良かったですね。