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:0213 万能感は無くなっちゃえ
自分は天才だと信じていた。自分より天才なひとはいるだろうけれど、わたしにだって挑戦する権利はあるだろうと美術やデザインの学校に通ってみた。見渡せば、人脈が異常にあるひとや、だれとでも難なく喋れるひともいた。それでデザインのビジュアルも魅力的で。就活でコミュニケーション能力がなさを思い知った。
こんな挫折を、近所のおじさんおばさんたちも経験しているのか。キラキラ活躍しているように見えるひとにもどうしても勝てないひとがいるとインタビュー記事で知る。だから「こどもの可能性は無限大」と言うのか。
25歳は大人。お肌の曲がり角らしい。ながーいひじきみたいなまつげのおかげでアイシャドウはしなくてもメイクしている感はある。CCクリームとパウダーでアゴの太田母斑を隠すぐらいでいい。完璧な顔ではない。いつかBBクリームを使うようになるのかも。
いろいろチャレンジして、今すぐにはできないことも、いつかはできそうなこともわかってきた。あとは、できそうなことを本当にできるようになるだけ。作品のアイデアは、日常にいくらでもある。
2024年6月中旬に、はじめてコロナにかかったときにこのまま死にたくないと思った。名誉よりかは思想を、か細かろうが本で残したい。親の足腰が健康なうちに家族でスペイン旅行に行きたい。就活だけでなく終活もしたい。働いて節約して、SNSはほどほどに一般人のPodcastを聴いて日常を楽しみたい。
『作品は生命より重い! 美高美大の異常に平常な日常』は異質だった。異常を吐き出してみて、日常の美しさが五感にやってきてくれた。コロナに感染したのもそう。
万能感は無くなっちゃえ
万能ではないわたしにも感性はある。日常を愛する心がある。なにがわたしにとって難しいことなのか、わかってよかった猛暑日。