:0271 いちばんわかりやすい インド神話/天竺奇譚 感想
インド神話の統合の過程を解説
まず表紙をめくると、インド神話関係図があります。夫婦、血縁ならわかりますが、「化身・同一視」もかなりあります。インドでは、土着の神々を信じるひともどんどん取りこむために「化身・同一視」が進められました。
そのややこしい過程も、個性豊かな神や魔神などのイラストによって区別できます。ラーマもクリシュナもヴィシュヌも同一視されていますが、それぞれ違う神話があります。990円でインド神話を気軽に読めます。
新聞記事風の章
「第3章 神々の事件簿」には衝撃的なタイトルがあります。アダルト用語もあったため、電車内で読むのは恥ずかしいかもしれません。「第2章 インド神話の神々」でも、事件について神々を中心に語られており、何度も頻出するため覚えやすい。
インド映画でお馴染みの単語がいっぱい!
「バーフバリ 伝説誕生」「バーフバリ 王の凱旋」にもインド神話の単語は頻出していました。アマレンドラ・バーフバリの妻はデーヴァセーナーで、闘神スカンダの妃の名前そのものです。劇中歌にはシヴァやクリシュナも登場します。
「RRR」はビームとラーマが主人公ですが、どちらもインド神話に出てくる名前です。