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:0285 怪異短歌集-百物語-/小柳とかげ 感想 #文学フリマで買った本

読みたくなるタイトル!

社内SNSにこの書影を載せたところ、「怪異短歌集が気になります!」とコメントされました。怪談話が好きな人間は手にとってしまいますよね。カレー好きがカレー屋にばかり行ってしまうように、怪異も魅せられた人間から剥がれません。

↑プリントオン株式会社で印刷されたようです。和綴じ、いいですね。

オチの定まらない怪異たち

「嘘ではない怪談にはオチがない」とは言われますが、そんな短歌が集まっているのが本作です。怪談を聴きすぎて「勝手に祭壇をつくると不完全な神様崩れができちゃうんだよなぁ♪」とワクワク読んでいました。

小三で作った神様見に行けば祭壇ができ新たな供物

P1より引用

短歌の文字詰め失敗くらぶの会長として

私も『釋尼妙公公子』という短歌集を制作しました。自分で読めないからと短歌の切れ目が多かったり、文字数が多すぎて小さすぎる文字の短歌も生まれてしまったり統制が取れていないところがありました。そもそも、どの短歌も170mmの長さに統一したいと考えたために生まれた歪みです。

こちらの短歌は文字数に応じた長さになっています。「170mmに統一したい」と私は考えていましたが、読者にとってはそんなに大事なこだわりではなかったですね。そのせいで生まれたゆがみが多すぎました。


小柳とかげさんの他の短歌も読みたい!

怪異も短歌も好きなので前作も前々作も読みたいですね。出店しない東京40のときは、スタートしてすぐに本を買いに行きたいブースです。




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